球界トピックス

8月22日


東京ドーム:巨人11勝9敗
C  000204030  9
G  200000040  6
勝:玉木重2勝1敗
負:高橋尚9勝4敗
S:山崎健3勝0敗2S
本:キュラソ星人25、町田11、朝山4
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 内薗、散々デビューで大惨敗!
名手・川相を幽閉し続けている事で4試合もの間、タイムリーなしと言う異常事態に陥り、むざむざマジック点灯を先伸ばしにしているにも拘わらず、この日も茂雄は名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。更に、広島先発が左腕・河内だからと、2番レフトで弘田コーチ曰く「(マルちゃんよりはマシとは言え)外野守備はど素人」のソーサ元木を起用し、当たっている清水を幽閉する嫌がらせを敢行した。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、先頭のガッツな貴公子・仁志が三塁線を破る二塁打。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとくソーサ元木に犠打を指示。これを焦った河内が三塁へフィルダースチョイスを犯し、無死一、三塁。ここで続く江藤の打球はサードゴロゲッツーと思いきや、これを新井が痛恨のタイムリーエラー。更に、一死後、破戒僧・清原が歩いて満塁となった所で、河内がワイルドピッチを犯して、ソーサ元木が生還。巨人はこの回、労せずして2点を先制した。続く2回には先頭のニックンがセンター前に弾き返した後、すかさず二盗、三盗と決めた後、一死一、三塁から仁志の一塁後方のファールフライをキムタクが好捕。この隙に立て続けに盗塁を決めて調子に乗ったニックンはタッチアップで本塁を狙ったものの、キムタクの好返球により、あえなく憤死川相不在とあって、初回からペース配分無視の全力投球モードを展開し、3回までパーフェクトに抑えてきた巨人先発・高橋尚だったが、その影響で早くも疲労困憊。これに対して、広島は4回、先頭のキムタクが左中間へ二塁打。続く東出のバントでキムタクは憤死したものの、東出がすかさず二盗。二死後、キュラソ星人が右中間スタンドへ25号2ランを叩き込み、試合を振り出しに戻した。5回にも二死一、二塁と攻めたてた広島は、続く6回、先頭の町田がレフトスタンドの看板を直撃する勝ち越し11号ソロ。続くキュラソ星人を打ち取った所で、代えるべきはショートであってピッチャーではない事を分かっていない茂雄は高橋尚から前略・三沢興一にスイッチ。しかし、川相不在で不安感一杯の三沢はロペスにセンター前に弾き返されると、代打・木村一,西山,朝山と3本のタイムリー二塁打を浴びて、KO。8回からは期待のルーキー・内薗がマウンドに上がったものの、プロ初登板から川相不在の上にど素人レフトを含めたバックを背負わされる嫌がらせを受けて不安感一杯。これに対して、広島は先頭の河野が四球を選ぶと、続くディアスの打球を川相不在で守備のリズムを崩した仁志とマッスル千代の富士がお見合い。更に、マッスル千代の富士が二塁へ悪送球を犯し、ランナーはそれぞれ二、三塁へ進塁。早くもバックに足を引っ張られ、川相不在の重さを痛感させられた内薗は一死後、朝山にレフトスタンドへ4号3ランを叩き込まれると言う散々なデビュー戦となった。川相不在で繋がりにも粘りにも欠ける巨人打線は3回から7回までノーヒットと沈黙する体たらくだったが、8回一死から仁志,ソーサ元木の連打で一、二塁とすると、江藤が左中間に実に45イニングぶりとなるタイムリー二塁打を放ち、ようやく反撃。今夜の松井さんが歩いた後、破戒僧・清原の犠飛,マッスル千代の富士,ニックンの連続タイムリーで、この回、4点目を追加。なおも二死一、三塁と言う場面で茂雄は名手・川相…ではなくマルちゃんを投入する嫌がらせを敢行。破戒僧・清原を出したい茂雄によって、耳にタコが出来る程「マルちゃんは疲れてますからねぇ、エヘヘヘ〜」と口撃をかまされる精神攻撃の上に、大したケガでもないにも拘わらず、肉離れと称して二軍へ島流しにされるなどして、打点王を初めとする打撃三冠のタイトル奪取の可能性を奪い取られる悪逆非道な行為を受け、たまにスタメンと思えばレフトを守らされて投手陣から総スカンと散々のマルちゃんただでさえ川相不在の上、茂雄の執拗な嫌がらせを打破する為には一発を狙うしかない状況とあって、繋ぎのバッティングなど出来よう筈もなく、空振り三振に倒れる最悪の展開で二者残塁。結局、この致命的な采配ミスが響いて、モチベーションが一気に低下した巨人は、9回はあっさり三者凡退に倒れて、ゲームセット。名手・川相はまたもや悪夢のフル欠場に終わり、敗れるべくして敗れた巨人だが、茂雄は敗因がそこにあるなどとは微塵も思っておらず、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている

大阪ドーム:阪神8勝9敗
S  041200000  7
T  101001001  4
勝:レモン先生3勝4敗1S 負:川尻8勝5敗 
本:新庄21
 新庄、21号も空砲! 粘り及ばず、泥沼の9連敗!
初回、中井美穂の旦那・古田のパスボールで先制点を許したヤクルトは、直後の2回、一死一、二塁からレモン先生のピッチャーゴロでゲッツーと思いきや、ショートの田中シュータが一塁へ悪送球を犯し、同点。この後、土橋に勝ち越しタイムリー二塁打が出ると、更に、ペタジーニが2点タイムリー二塁打を放ち、この回、4点。続く3回にもタラスコのタイムリーエラーで1点を追加。その裏、1点を返されるも、4回には稲葉のタイムリーで2点を追加。粘る阪神は6回、新庄の21号ソロで1点を返すと、土壇場9回、ヤクルト守護神・高津を攻め、和田のタイムリー二塁打で3点差。なおも二死満塁で新庄と言う絶好の場面を作ったものの、新庄は空振り三振に倒れ、万事休す。序盤の守乱が響いた阪神は9連敗。一方、勝ったヤクルトは4連勝。

ナゴヤドーム:中日11勝7敗
YB 000000000  0
D  20000000×  2
勝:バンチ10勝7敗 負:ゴーグル8勝8敗 S:ギャラード1勝0敗26S 
 
 マジック点灯阻止へ執念の完封リレー!
川相不在の巨人にマジックを点灯させる訳にはいかないと燃える中日は初回、李ボンジョム,関川の連打で無死一、三塁とすると、ホビーのセカンドゴロゲッツーの間に1点を先制。更に、ゴメスの内野安打の後、立浪が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、2点目を追加。中日は2回以降も毎回ヒットを放つも、あと一本が出ない拙攻続きながら、先発のバンチは7回まで2安打無失点で初回のリードを守り続ける好投を展開。8回二死から金城の打球を右足くるぶしに受けて、完封目前にして無念の降板となるも、代わった岩瀬が後続を断ち切ると、9回からは最後は守護神・ギャラードを投入する必勝パターンを展開。ギャラードはピシャリと締めて完封リレーを達成し、26セーブ目をマーク。バンチに10勝目がついた。

西武吹き抜けドーム:西武13勝6敗1分
H  011000000  2
L  00100110×  3
勝:石井8勝4敗 負:星野3勝4敗 S:森3勝5敗20S
本:高木大8
 代打・垣内、決勝タイムリー! 西武、首位を死守!
ダイエーは2回、二死一、二塁から本間がタイムリーを放ち、1点を先制。続く3回には二死三塁から小久保のライト前タイムリーで2点目を追加。西武はその裏、高木大がバックスクリーンへ8号ソロをぶち込んで1点差とすると、6回には無死一、三塁からジェファーソンのタイムリーで、ついに追い付き、ダイエー先発・永井をKO。続く7回にはダイエー3番手・星野に対して、二死から高木大が右中間を破る二塁打で出ると、代打・垣内がタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。最後は守護神・森が締めて20セーブ目をマークし、西武が首位をキープした。先発・石井は8勝目

仙台:ロッテ11勝8敗1分
Bu 100000040  5
M  202010001× 6
勝:小林雅10勝6敗3S 負:香田2勝1敗
本:サブロー3、初芝17、中村29、鷹野3
 山本、サヨナラヒット! 小林雅、好リリーフで10勝目!
初回、ローズのタイムリーで先制されたロッテはその裏、初芝が2点タイムリーを放ち、すかさず逆転。3回にはサブローの3号ソロ,山本のタイムリーで2点を追加すると、5回にはまたも初芝が17号ソロを叩き込み、5点目。粘る近鉄は8回、中村が11試合ぶりの29号ソロを放つと、更に、ローズ,吉岡の連打で一、三塁とした所で鷹野が3号3ランを放ち、一気に同点。しかし、ロッテは土壇場9回、中村のエラーと平井の敬遠四球で一死一、二塁とすると、山本がセンター前へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。9回途中からマウンドに上がった小林雅に10勝目がついた。

富山:オリックス13勝7敗
F  102040×    7  6回降雨コールド
BW 00100      1
勝:関根8勝4敗 負:戎5勝1敗
 
 関根、降雨に救われ8勝目! 戎、10年目の初黒星!
初回、日本ハムは一死二塁から片岡のタイムリー二塁打で1点を先制。3回には無死一、二塁からガッツのタイムリー等で2点を追加。その裏、奈良原のタイムリーエラーで1点を返されるも、5回、片岡の犠飛,島田のスクイズ,田中幸の2点タイムリーで4点をあげ、試合を決定付けた。5回終了直後に降り出した激しい雨にこの日3度目の中断。30分を越える中断の末、結局、降雨コールドが決定し、日本ハムが逃げ切った。先発・関根は4回降板にも拘わらずも、コールドゲームに救われて、8勝目。一方、オリックス先発・戎は10年目にしてプロ初黒星を喫した。