球界トピックス
8月16日 ナゴヤドーム:中日12勝7敗 広島:広島9勝11敗 西武吹き抜けドーム:西武11勝8敗 福岡ドーム:ダイエー12勝7敗 千葉マリン:ロッテ3勝16敗1分
第82回全国高校野球選手権:樟南3−0浜松商 柳川5−1浦和学院 瀬戸内10−1岡山理大付
東京ドーム:巨人14勝7敗
T 002003010 6
G 02404200× 12
勝:前略・三沢興一1勝1敗1S
負:川尻8勝4敗
本:破戒僧・清原12、清水8、ニックン6、塩谷2、カツノリ1、マッスル千代の富士19
清水、勝ち越し8号3ラン! 前略・三沢興一、今季初先発初勝利!
この日も死球の影響が残る江藤が欠場となったにも拘わらず、前日、怒濤の残塁地獄を描き出しながらも、結果として勝ってしまう不遇な展開となった事で調子に乗った茂雄は、当たりの止まっているソーサ元木を外したかと思えば、何と3番サードでヒットマン後藤を投入し、またもや名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、あっさり三者凡退に倒れたものの、続く2回、先頭の今夜の松井さんが四球で出塁。ここで破戒僧・清原が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンド上段へ12号2ランを叩き込み、2点を先制。2点を貰ったとは言え川相不在で不安感一杯の巨人先発の前略・三沢興一に対して、阪神は直後の3回、先頭の田中シュータがセンター前ヒット。続く川尻がきっちり送ると、二死後、和田が名手・川相を彷彿させる執拗な粘りを展開。カウント2−2からの8球目、主審はストライクの様なジェスチャーをした為に三沢はマウンドを降りかけたものの、判定は何故かボール。これでリズムを崩した三沢に対して、和田は執念の四球を勝ち取ると、タラスコ,新庄と連続タイムリーを浴びせて、あっと言う間の同点劇。その裏、巨人は先頭の三沢が自ら三遊間を破って突破口を開くと、続くガッツな貴公子・仁志がライト線へ二塁打を放ち、無死二、三塁。ここで茂雄に「ヒラメなんてものじゃない。オコゼだよ、オコゼ!」などと中傷されて怒り心頭の清水が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ8号3ランを叩き込み、勝ち越しに成功。更に、ヒットマン後藤が歩いた後、松井さんが右中間を破る二塁打を放ち、阪神先発・川尻をKO。代わった西川に対して、一死満塁とした所でニックンがレフトへ犠飛を打ち上げ、この回、4点。続く4回には、またも先頭の三沢がライト前ヒットで出塁すると、続く仁志もライト前に弾き返して、無死一、二塁。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるかのごとく清水に犠打を指示。しかし、川相と比べ、遙かにバント技術の劣る清水は打球を殺しきれず、三沢は三塁で憤死。ここで茂雄はヒットマン後藤に対して、早くもマルちゃんを投入するも、破戒僧・清原を出したい茂雄によって、耳にタコが出来る程「マルちゃんは疲れてますからねぇ、エヘヘヘ〜」と口撃をかまされる精神攻撃の上に、大したケガでもないにも拘わらず、肉離れと称して二軍へ島流しにされるなどして、打点王を初めとする打撃三冠のタイトル奪取の可能性を奪い取られる悪逆非道な行為を受け続けたマルちゃんはただでさえ川相不在の上、茂雄の執拗な嫌がらせを打破する為には一発を狙うしかない状況とあって、繋ぎのバッティングなど出来よう筈もなく、明らかに一発狙いの振り回すスイングでサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。しかし、幸いな事にヒットマン後藤が退いた事で5回から名手・川相がサードのポジションにつく結果となった。ここまで川相不在と言うとてつもない不安感の中、ペース配分を無視して全力投球を続けてきた為に、既に疲労困憊の三沢は、代打・星野修,ミスタースナイパー坪井の連打で無死一、二塁のピンチを迎えたものの、バックに川相がいると言う絶大な安心感から動揺する事なく、後続を打ち取って、無失点で切り抜けた。すると、その裏、巨人は無死一、三塁から、マッスル千代の富士がライト前にタイムリーを放つと、続くニックンがバックスクリーンへ6号3ランを叩き込み、10点目。6回から茂雄は何故か二軍に幽閉されたノリダー柏田に代わって、何故か一軍に上がってきた河本組長を投入するも、代打・塩谷に2号2ランを叩き込まれると、よりにもよって、大量点差でぶち切れたノムさんに親バカ投入されたカツノリにまで1号ソロを浴びて、3失点。しかし、その裏、巨人は一死一塁から、マッスル千代の富士がレフトスタンドへ19号2ランを放ち、突き放した。阪神は8回、内野ゴロの間に1点を返し、巨人の6点リードで迎えた9回、茂雄はストッパー失格の烙印を押したも同然の桑田を大量リードと言う事で14日ぶりのお情け起用。この茂雄の扱いに怒り心頭の桑田は無難に締め括り、ゲームセット。これで巨人は対阪神戦の15年連続勝ち越しを決めた。崩れかけた三沢を窮地から救い、今季初勝利をもたらした名手・川相だったが、完全無策の野放し野球を炸裂させ、嫌がらせ攻勢も次々に敢行させた茂雄は目に見えない川相の活躍に気付いている筈もなく、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって、球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている。
S 000000000 0
D 00030100× 4
勝:バンチ9勝7敗 負:高木1勝5敗
本:山崎13
山崎、先制3ラン! バンチ、8回無失点で9勝目!
0−0で迎えた4回、中日はホビーがレフトフェンス直撃の二塁打を放つと、続くゴメスもライト前へヒット。一死二、三塁と場面が代わった所で山崎がレフトスタンド中段へ13試合ぶりとなる13号3ランを叩き込み、3点を先制。6回には、立浪,山崎の連打の後、原田が送って、一死二、三塁のチャンス。ここで鈴木郁がきっちりセンターへ犠飛を打ち上げて、1点を追加。投げては、先発・バンチが球威、キレ共に抜群で8回までに散発3安打8三振で無失点とつけいる隙を与えない好投を展開。9回からは岩瀬−中山と繋ぐ完封リレーを達成し、バンチに9勝目を献上した。
YB 202000000 4
C 30330020× 11
勝:玉木重1勝1敗 負:ゴーグル6勝10敗
本:ロペス8、浅井8
ロペス、逆転3ラン! 玉木重、今季初勝利!
初回、ローズのタイムリー等で2点を先制された広島は、その裏、浅井,ロペスのタイムリーで逆転に成功。3回に中根のタイムリー二塁打で逆転されるも、その裏、ロペスがレフトスタンドへ8号3ランを叩き込み、再逆転。続く4回には浅井の2試合連続8号2ラン,代打・町田のタイムリーで3点を追加すると、7回には代打・野々垣の2点タイムリー二塁打でダメ押し。投げては先発・山内が3回でKOされたものの、2番手・玉木重が4イニングを無失点に抑える好投で1年2ヶ月ぶりとなる白星をゲット。これで広島の連敗は4でストップ。一方、敗れた横浜の連勝は5でストップした。
Bu 000112000 4
L 06001010× 8
勝:霊感投手・松坂12勝5敗1S 負:エルビラ4勝6敗
雀士東尾、監督通算400勝! 松坂、7連勝で12勝目!
西武は2回、エルビラのボークで先制すると、中島のタイムリーで2点目。更に、二死満塁から清水,エセネオエセ松井の連続2点タイムリーが飛び出して、この回、大量6点。6点を追う近鉄は4回、礒部のタイムリー、5回には中村の犠飛で4点差。その裏、1点を返されるも、6回にも2点を追加し、霊感投手・松坂をKO。しかし、西武は7回、代打・伊東のタイムリーでダメ押しの1点を追加すると、小刻みな継投で逃げ切った。松坂は4失点と不調ながらも大量援護に守られ、12勝目。雀士東尾は監督通算400勝をマークした。一方、敗れた近鉄は、今季2度目の5連敗。
BW 020020000 4
H 00002005× 7
勝:長冨1勝1敗 負:高橋功2勝2敗 S:ペドラザ1勝2敗26S
代打・坊西、同点タイムリー! 柴原、勝ち越し二塁打!
2回、オリックスは谷のタイムリー三塁打,佐竹のタイムリー二塁打で2点を先制。2回,4回と満塁のピンチを切り抜けたオリックスは5回、逆に満塁のチャンスを作ると、小川のタイムリーで2点を追加。ダイエーはその裏、小久保,秋山のタイムリーで2点を返すと、8回にも無死満塁のチャンス。一死後、代打・坊西が2点タイムリーを放ち、追い付くと、続く柴原がタイムリー二塁打を放ち、勝ち越し。更に、林にもタイムリー二塁打が飛び出して、ダメ押しの2点を追加。最後は守護神・ペドラザが締めて、26セーブ目。3番手の長冨に今季初勝利がついた。
F 320050000 10
M 000000012 3
勝:伊集院光の弟子・金村6勝3敗 負:小野10勝3敗
本:ジャイアン1、ボーリック21
小野、火ダルマ8失点KO! 金村、50日ぶりの白星!
初回、日本ハムは一死満塁から上田がライト線へ先制2点タイムリー。更に、野口のショートゴロの間に1点を追加し、この回3点。続く2回にはオバンドーのタイムリー,上田の犠飛で2点を追加。5回には井出,田中幸のタイムリー,代打・ジャイアンの1号3ランで5点を追加し、試合を決定付けた。投げては先発の伊集院光の弟子・金村が6回無失点の好投。ミラバル,正田が3点を失ったものの、序盤の猛攻がきいて、逃げ切った。金村は6月27日以来の6勝目。ロッテは先発・小野が10安打8失点と言う大乱調だったのが誤算で今季最多タイの借金14となった。