球界トピックス
8月15日
第82回全国高校野球選手権:酒田南1−3長崎日大 明徳義塾4−9PL学園 智弁和歌山7−6中京大中京 松商学園5−4宇都宮学園
東京ドーム:巨人13勝7敗
T 000001101 3
G 00022000× 4
勝:高橋尚9勝3敗
負:織田裕二6勝7敗
S:岡島3勝2敗6S
本:大豊18
名手・川相、悪夢のフル欠場で怒濤の残塁地獄!
13日に左肘に死球を食らって退場した江藤が、この日も大事をとってベンチに下がったにも拘わらず、茂雄は3番サードにソーサ元木,7番ショートにニックンを起用し、またもや名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。レフトにマルちゃんを置く究極破滅オーダーこそ組まなかったものの、執拗な川相への嫌がらせ行為に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、一死から清水が四球で出塁。しかし、川相不在では迂闊に犠打が使えないとあって、盗塁を敢行した清水はあえなく憤死し、結局、無得点。続く2回には、依然として制球の定まらない阪神先発・織田裕二から、2つの四球とヒットで二死満塁のチャンスを掴んだものの、高橋尚は三振に倒れて三者残塁となる拙攻ぶりを展開。続く3回には二死からソーサ元木の四球,今夜の松井さんのヒットで一、三塁としたものの、破戒僧・清原が凡退する本領発揮のチャンスブレイクで、二者残塁。川相不在による繋がりのなさを如実に露呈していた巨人だったが、4回、先頭のマッスル千代の富士が出ると、続くニックンの打球は当たり損ねながらも高いバウンドでサードの頭を越えると言うしみったれたヒット。エンドランでスタートをきっていたマッスル千代の富士はレフトのミスタースナイパー・坪井の緩慢な処理を見て、一気に三塁をも回ってホームインし、ようやく先制の1点をゲット。本塁への送球が逸れる間にニックンは三塁を陥れると、続く村田善がこれまた詰まりながらも高いバウンドで前進守備を越えてセンター前に抜けるしみったれたタイムリーを放ち、2点目。更に、この後、清水の二塁打で二死二、三塁のチャンスを作ったものの、ソーサ元木が倒れて、またもや二者残塁。5回には、先頭の今夜の松井さんがまたも歩かされると、一死後、マッスル千代の富士のライト前ヒットで一、三塁。ここでニックンがセンターオーバーのタイムリーを放ち、松井さんが生還。更に、村田善がスクイズを決めて、4点目。川相不在とあって、初回からペース配分無視の全力投球モードを続けていた影響で早くも疲労困憊の巨人先発・高橋尚に対して、阪神は直後の6回、塩谷のヒット,村田善のインターフェアーにより、無死一、二塁のチャンス。二死一、三塁と場面が代わった所で和田がライト前にタイムリーを放ち、ようやく1点を返すと、続く7回にも二死から矢野,塩谷の連打で一、三塁のチャンス。ここで吉田剛の当たりは二遊間への深いゴロ。しかし、名手・川相と違って堅実味に欠けるニックンはこれを捕球するも二塁へのトスが遅れて、三塁走者が生還し、高橋尚はこれでKO。ここで代わった南がこのピンチを脱すると、続く8回も無失点の好投を展開。すると、その裏、茂雄は南の打順で名手・川相…ではなくヒットマン後藤を代打に投入する嫌がらせを敢行。ヒットマン後藤はあえなく凡退したものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるヒットマン後藤の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦。土壇場9回、茂雄はやはり桑田を完全に見限った模様で、岡島を投入するも、一死から大豊がバックスクリーンへ18号ソロを叩き込み、1点差。ただでさえ桑田派にも拘わらず、桑田を差し置いて投げていると言うプレッシャーの中、川相不在で不安感一杯の岡島だったが、辛くも後続を退けて、逃げ切りに成功。究極破滅オーダーを実行する時は川相を使い、実行しない時には川相を使わないと言った様にチーム内に起きうる不満要素をダブらせない様に操作する茂雄の狡猾な作戦により、この日、名手・川相は悪夢のフル欠場に終わった。これ程の狡猾さをもっと有効な事に使っていれば、とっくにマジックは点灯していたであろう。川相不在により、恒例の残塁地獄に陥った巨人だが、結果として勝ってしまうと言う不遇な展開により、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって、球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている。
ナゴヤドーム:中日11勝7敗 |
広島:広島8勝11敗 |
西武吹き抜けドーム:西武10勝8敗 |
福岡ドーム:ダイエー11勝7敗 |
千葉マリン:ロッテ3勝15敗1分 |