球界トピックス

8月8日
第82回全国高校野球選手権:育英8−1秋田商 徳島商10−2福島商 仙台育英7―1米子商


東京ドーム:巨人14勝5敗
YB 000000000  0
G  40000023×  9
勝:高橋尚8勝3敗
負:ゴーグル8勝6敗
本:マッスル千代の富士15
 高橋尚、今季2度目の完封で8勝目! 横浜、7連敗で早くも対巨人負け越し!
6日の試合では、あわや逆転負けの危機に守備固めとして投入された途端、絶大な安心感により勝利をもたらしたにも拘わらず、またも茂雄は名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この茂雄の非道なやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人先発・高橋尚は川相不在の影響から不安感一杯で、初回、いきなり先頭の石井タクローにライト前へ痛打されると、続く金城はショートライナーでゲッツーとしたものの、鈴木なおのりにもヒットを浴びるなど、何とか0点で切り抜けたとは言え、不安定この上ない立ち上がり。その裏、巨人は横浜先発・江藤の前に簡単に二死をとられたものの、江藤,今夜の松井さんが連続四球。ここで破戒僧・清原がレフト線へ先制タイムリーを放つと、更に、続くマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ15号3ランを叩き込み、この回、4点。川相不在で繋がりに欠ける打線は2回以降、チャンスらしいチャンスも作れない儘、ゼロ行進を続けていたが、初回の4点で幾分落ち着きを取り戻した高橋尚は川相不在とあってペース配分無視の全力投球モードで7回まで横浜を0点に抑える力投。4−0の儘、迎えた7回裏、巨人は一死から高橋尚が四球で出ると、続くガッツな貴公子・仁志がライト前に弾き返して、一、三塁。ここで茂雄は4点リードにも拘わらず、清水をベンチに引っ込める嫌がらせを敢行し、驚異の代打成功率を誇る名手・川相…ではなく、マルちゃんを投入マルちゃんは川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドには届かなかったものの、犠飛としては十分過ぎる飛距離で三塁走者・高橋尚が生還。更に、この後、江藤,松井さん,破戒僧・清原と3連続四球で押し出しの1点を追加。続く8回には仁志,斉藤宜,松井さんのタイムリーでダメ押し。しかし、7,8回といずれも満塁の走者が三者残塁となるなど、川相不在による詰めの甘さは相変わらずであった。川相の今季中の1500試合を阻止した事で、あとは犠打世界記録阻止に専念するだけの茂雄打席にさえ立たせなければ、記録には近付かず、フル欠場でなければ、総スカンは食らうまいと言う狡猾な企みから、その裏、江藤に代えて名手・川相を渋々ながらもサードの守備固めとして投入。初回から飛ばし過ぎて来た事に加え、ここまで川相不在と言う不安感と戦ってきた事で、心身共に疲労困憊の高橋尚だったが、絶大な安心感を誇る川相がバックについた事で一気に精気を取り戻し、ヒットを1本浴びたものの、最後は鈴木なおのりを和製オジーと謳われる名手・川相の所へ打たせてゲッツーをとると言う頭脳的投球を見せ、ゲームセット。これで高橋尚は今季2度目の完封で8勝目をマーク。横浜は今季2度目の7連敗で最下位転落となり、早くも今季の対巨人の負け越しが決定すると言う体たらく。一方、采配いらずの快勝となった事にすっかりご満悦の茂雄は、川相不在から生まれたほころびがまたも露呈した事など全くお構いなしの様子とあって、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている

ナゴヤドーム:中日10勝7敗
C  201010000  4
D  200000001  3
勝:ミンチー姉さん10勝7敗 負:前田3勝2敗 S:山崎健3勝0敗1S 
本:朝山2
 ミンチー姉さん、粘りの投球で10勝目!
広島は初回、無死一塁から朝山が2号2ランを叩き込み、先制。その裏、中日はキムタクのタイムリーエラー,立浪のタイムリー二塁打で、あっと言う間に同点。追い付かれた広島は3回、二死二塁から町田のタイムリーで勝ち越すと、5回にも町田の犠飛で4点目をあげ、中日先発・前田をKO。土壇場9回、中日は二死一、二塁とチャンスを作り、完投目前の広島先発・ミンチー姉さんをKO。更に、代わった山崎健から代打・ホビーがレフト前ヒット。キュラソ星人がジャッグルする間に二塁走者・ゴメスが生還して、1点差としたものの、最後は代打・渡辺が三振に倒れて万事休す。ミンチー姉さんは10勝目。山崎健は今季初セーブをマークした。

神宮:ヤクルト8勝6敗
T  000000102  3
S  010001000  2
勝:西川1勝0敗 負:高津0勝1敗21S S:葛西5勝3敗12S 
本:ペタジーニ26、桧山3
 桧山、代打逆転2ラン! 高津、初のリリーフ失敗!
2回、ヤクルトはペタジーニが4戦連発となる26号ソロを放ち、先制。6回には一死一、三塁から中井美穂の旦那・古田のセンター前タイムリーで2点目を追加。直後の7回、代打・根本のタイムリーで1点差と詰め寄られたヤクルトは9回から、守護神・高津を投入して逃げ切りを図るも、粘る阪神は一死から塩谷がヒットで出塁。すると、ここで代打・桧山がバックスクリーン直撃の2ランを叩き込み、逆転に成功。その裏は、葛西が3人で締め括り、12セーブ目。2番手の西川に移籍後初勝利がついた。阪神はこれで最下位脱出となり、横浜とヤクルトを一気に抜き去り、4位に浮上高津は今季初のリリーフ失敗で初黒星を喫した。

倉敷:オリックス9勝9敗
M  2000200105 10
BW 1000020020  5
勝:ウォーレン2勝2敗16S 負:加藤2勝3敗
本:ボーリック19,20、アリアス16
 ボーリック、2発6打点! 延長10回、とどめの満塁弾!
ロッテは初回、フクーラのタイムリーで、2点を先制。その裏、オリックスは二死満塁からアリアスが押し出し四球を選んで1点差。2−1の儘、迎えた5回、ロッテはボーリックが19号2ランを叩き込むと、オリックスも負けじと6回、アリアスが16号2ランを放ち、再び1点差。8回に1点を追加したロッテは9回、ウォーレンを投入するも、大島のタイムリーと併殺崩れの間に2点を失い、試合は延長にもつれ込んだ。迎えた10回、ロッテは代打・平井のタイムリーで勝ち越すと、更に、ボーリックがこの日2本目となる20号満塁弾を放ち、試合を決定付けた。これでロッテは連敗をようやく6でストップ

福岡ドーム:ダイエー5勝11敗1分
L  012020100  6
H  000100100  2
勝:石井6勝4敗 負:永井7勝4敗 S:森3勝5敗17S
本:フェルナンデス9、ジェファーソン9
 永井、6失点KO! ダイエー、連勝ストップ!
西武は2回、二死一、二塁から伊東のタイムリー内野安打で1点を先制。3回には一死二塁からフェルナンデスが右中間スタンドへ9号2ランを叩き込み、3点目。4回に1点を返されるも、直後の5回、一死二塁からジェファーソンが右中間スタンドへ9号2ラン。7回にはフェルナンデスがセンター前にタイムリーを放ち、リードを5点と広げた。その裏、ダイエーは代打・バンクスのタイムリーで1点を返すと、土壇場9回にも無死一、二塁のチャンス。しかし、反撃もここまで。最後は西武守護神・森の前に後続を断たれ、連勝は6でストップした。西武先発・石井は6回1失点の好投で7月2日以来の6勝目

大阪ドーム:近鉄9勝10敗
F  100000400  5
Bu 000000000  0
勝:関根7勝4敗 負:アゴくら2勝5敗
 
 散発5安打! 関根、今季初完封で7勝目!
初回、日本ハムは二死二塁から片岡が大阪ドームの高いフェンスをワンバウンドで越えていくエンタイトル二塁打と言う珍しい形のタイムリーで1点を先制。近鉄先発・アゴくらは2回以降は尻上がりに調子を上げ、最小失点の儘、粘っていたものの、7回、野口に2点タイムリー二塁打金子にタイムリーを浴びて、ついにKO。日本ハムは更に、井出にもタイムリーが飛び出して、この回、4点を追加。投げては先発・関根が制球,キレとも申し分なく、安定した投球を展開し、近鉄打線を散発5安打に抑えて、昨年5月2日以来となる完封で7勝目を飾った。

 7月の月間MVP発表!
この日、7月の月間MVPが発表された。セ・リーグの投手部門は12試合全て中継ぎながら、3勝をマーク、防御率も0.63と安定した投球を見せた木村(巨人)が初の受賞。打者部門は本塁打こそゼロながら、.398 6打点と打ちまくった金城(横浜)が初受賞。一方・パ・リーグの投手部門はプロ初勝利を含む3勝0敗 防御率2.90と10年目で開花した(オリックス)が初受賞。打者部門は.413 3本 13打点の活躍で月間MVPの常連である鈴木(オリックス)が昨年7月以来の10度目の受賞で自己の持つ最多受賞記録を更新した。