球界トピックス

8月6日


神宮:ヤクルト11勝9敗
G  000020002  4
S  000000010  1
勝:河原4勝0敗
負:石井一3勝8敗
S:岡島3勝2敗5S
本:ペタジーニ25、今夜の松井さん28
 今夜の松井さん、貴重なダメ押し28号! 河原、7回無失点で連敗阻止!
名手・川相の使い所を(意図的に)誤り、むざむざ連敗を喫したにも拘わらず、またも茂雄は名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この茂雄の非道なやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人先発・河原に対して、ヤクルトは2回、一死からデカが三遊間への平凡なゴロ。これを川相不在でリズムを崩した江藤,ソーサ元木の緩慢な守備によりヒットとしてしまうと川相不在の重さを早くも痛感してしまい動揺した河原は岩村にぶつけてしまい、更に、宮本にもヒットを浴びて、一死満塁。ここは辛くも後続を退けて、0点に抑えたものの、早くも川相不在の不安感を如実に露呈してしまう不吉な展開川相不在で粘りにも繋がりにも欠ける巨人打線はヤクルト先発・石井一の前に3回までパーフェクトと沈黙。しかし、4回に先頭のガッツな貴公子・仁志がようやくチーム初ヒットで出塁。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく清水に犠打を指示。清水の打球はキャッチャー前に高く跳ね上がるとこれを捕った中井美穂の旦那・古田の一塁への送球が清水の左肩を直撃し、無死一、三塁…と思いきや、世界に君臨しようかと言う川相と違い、バントに確固たる自信を持てなかった清水は走塁で攪乱しようと謀ったのかラインの内側を走ってしまい、守備妨害をとられ、仁志は一塁へ戻されると言う最悪の展開。清水が普通に走っていれば、最低でも一死二塁だった事に焦ったか、仁志は石井一の牽制に誘い出されて、一気に二塁を狙うも、あえなく憤死し、結局、この回も無得点。続く4回、一死から、破戒僧・清原が四球で歩くと、続くマッスル千代の富士の当たりは高くバウンドしたのが幸いして、ファースト・ペタジーニの頭を越えるヒット。更に、ソーサ元木がボテボテの当たりながら飛んだコースが幸いして三遊間を破るヒット。このしみったれた連打の中、破戒僧・清原は相変わらず1つずつしか進めない野球盤野球で一死満塁。ここで茂雄は杉山に代えて、早くもマルちゃんを投入破戒僧・清原を出したい茂雄によって、耳にタコが出来る程「マルちゃんは疲れてますからねぇ、エヘヘヘ〜」と口撃をかまされる精神攻撃の上に、大したケガでもないにも拘わらず、肉離れと称して二軍へ島流しにされるなどして、打点王を初めとする打撃三冠のタイトル奪取の可能性を奪い取られる悪逆非道な行為を受け続けたマルちゃんただでさえ川相不在の上、茂雄の執拗な嫌がらせを打破する為には一発を狙うしかない状況ながら、この儘、凡退を繰り返していてはやばいと察知したか、ミート中心のバッティングに切り替え、三遊間をしぶとく破るタイムリーを放ち、ついに2点を先制。2−0の儘、迎えた8回、茂雄は4度目の完封を目前に迫る河原を引っ込め、岡島にスイッチする得意の余計な手出し。これに対して、ヤクルトは先頭のペタジーニがライトスタンドへ3戦連発となる25号ソロ。1点差と迫られた巨人は土壇場9回、一死から江藤が完全に詰まりながらもファースト後方にポトリと落ちる幸運なヒットで出塁。ここで今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンド上段へ28号2ランを放ち、貴重な2点を追加。流石に、ヤクルトに3タテの屈辱を食らう訳にはいかないと思ったか、茂雄はその裏から、江藤に代えて和製オジーの名を欲しい儘にする名手・川相を渋々ながらもサードの守備固めとして投入。8回には不安感一杯でオドオドとした表情の岡島だったが、絶大な安心感を誇る川相がバックについた事で、8回が嘘の様に一気に精気を取り戻し、簡単に三人で斬ってとり、ゲームセット。土壇場で手遅れにならない前に川相を投入した事が功を奏し、辛くも連敗を止めた巨人だが、茂雄は松井さんの一発にご満悦で川相効果の事など微塵も印象には残っていない模様とあって、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている

横浜:横浜7勝10敗
D  000020010001  4
YB 100001010000  3
勝:中山2勝0敗 負:ベタンコート1勝2敗 S:ギャラード1勝0敗21S 
本:金城3
 延長12回、久慈、決勝打! 中日、粘り腰の3タテ!
初回、鈴木なおのりの犠飛で先制された中日は5回、立浪のタイムリー三塁打で追い付くと。更に、森野がレフトへ犠飛を打ち上げて、勝ち越しに成功。逆転された横浜は6回、金城がライトポールを直撃する同点3号ソロ。2−2で迎えた8回、中日は李ボンジョムがライト線へタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。しかし、その裏、横浜は一死二、三塁の場面で鈴木なおのりのファートゴロが野選を誘い、再び追い付き、試合は延長にもつれ込んだ。迎えた12回、中日は二死から中村が二塁打を放つと、続く久慈がセンター前に弾き返す決勝打。その裏は、守護神・ギャラードが締めて、逃げ切った。敗れた横浜は今季2度目の6連敗

倉敷:広島10勝11敗1分
T  000020032  7
C  000000000  0
勝:ハンセル4勝3敗 負:河内1勝3敗 
本:桧山2
 ハンセル、7回無失点の好投で4勝目!
0−0で迎えた5回、広島先発・河内の前にここまで1安打に抑えられてきた阪神は3連打を浴びせて無死満塁と絶好のチャンス。ここで代打・SAMがライトへ犠飛を打ち上げて、1点を先制。更に、ハンセルのピッチャーゴロの間に1点を追加し、この回、2点。8回にはタラスコの犠飛,大豊の2点タイムリー三塁打で3点を追加すると、9回には桧山がライトポール際へ2号2ランを叩き込み、ダメ押しの7点目。投げては先発・ハンセルが緩急を巧みに使った投球で広島打線を翻弄し、7回3安打無失点の好投。8回からは福原−山岡と繋ぐ完封リレーを決め、ハンセルに4勝目を献上した。

GS神戸:オリックス8勝9敗1分
L  400000000  4
BW 010000000  1
勝:オツ8勝4敗 負:岸川0勝1敗 S:青木0勝1敗1S
 
 ウメさん、先制二塁打! 青木、プロ初セーブ!
初回、西武は一死満塁からウメさんがレフト線にタイムリー二塁打を放ち、2点を先制。更に、続く和田がライト線にタイムリー二塁打を放つと、岸川がボークを犯して、この回、4点。オリックスはその裏、一死満塁としながら、五島が最悪のゲッツー。続く2回にも3四球で一死満塁としながら、大島が押し出し四球を選んで1点を返すのがやっとと言う拙攻ぶり。6月21日以来の先発となるオツは立ち上がりから制球難に苦しみながらも、6回を1失点で切り抜けると、7回からマウンドに上がったルーキー青木勇が残り3イニングをノーヒットに抑える好投を見せプロ初セーブをマーク。オツに8勝目がついた。西武はこれで再びオリックスと入れ替わり2位に浮上。

大阪ドーム:近鉄8勝10敗1分
M  000000200  2
Bu 02001000×  3
勝:山村5勝5敗 負:和田0勝1敗 S:大塚1勝1敗14S
本:中村27
 水口、先制打! 大塚、好リリーフで14セーブ目!
近鉄は2回、吉岡,礒部の連打の後、二死二、三塁となった所で水口が三遊間を破るタイムリーを放ち、2点を先制。5回には、当たりの止まっていた中村が27号ソロを叩き込み、1点を追加。3点を追うロッテは7回、二死一塁から代打・秦の左中間のフライをレフト平下が悠々追い付きながら、これを後逸。この間に、一塁走者・橋本が返って、近鉄先発・山村をKO。更に、代わった柴田から代打・大塚がタイムリーを放ち、1点差。更に、続く8回にも二死一、二塁のチャンスを作ったものの、ここでマウンドに上がった守護神・大塚がフクーラを三振に斬ってとり、ピンチを脱出。大塚は9回も3人で締め括り、14セーブ目。これでロッテは6連敗となった。

いわき:日本ハム9勝12敗
H  030400002  9
F  010000010  2
勝:斉藤和2勝1敗 負:立石6勝3敗
本:松中23
 柴原、4打点! ダイエー、6連勝で50勝一番乗り!
2回、ダイエーは本間のタイムリーで先制すると、更に、柴原の2点タイムリー三塁打で、この回、3点。その裏、トムのタイムリーで1点を返されるも、4回、またも柴原が2点タイムリー二塁打。更に、野選とJ.マッケンジーのタイムリーが出て、一気に4点を追加。大量点差がついた事で日本ハムは5回から、昨夏の甲子園優勝投手であるドラ1ルーキー・正田をプロ初の一軍マウンドに送り込んだ。正田はいきなり連打を浴びて、無死一、二塁とピンチを迎えながらもルーキーらしからぬ落ち着いた投球で、後続を断ち、1イニング無失点の上々デビューとなった。ダイエーは9回にも松中の25号ソロ等でダメ押しの2点を追加し、今季初の6連勝。先発の斉藤和は5回で5安打3四球と走者を出しながらも1点に抑える粘りの投球で2勝目をマークした。