球界トピックス

8月2日


横浜:横浜5勝12敗
G  401200001  8
YB 000011122  7
勝:西山1勝1敗
負:ゲーリー川村4勝8敗
S:桑田5勝6敗3S
本:破戒僧・清原10、マッスル千代の富士14、今夜の松井さん27
 遅過ぎた川相投入! あわや大逆転負けの醜態!
この日、二軍で飼い殺し中のドミンゴが右膝検査の為に帰国。この儘、退団かとも見る向きもあったが「問題がなければ1週間で戻る。それに来年も日本でやりたい気持ちはある。(和製オジーのミスターカワイを幽閉しまくるなど、ヘッポコ嫌がらせ采配をかます茂雄の率いる)巨人以外ならどこでもいいと言い残し、日本を後にした。しかし、そんなドミンゴの皮肉めいたコメントなど、全く眼中にない茂雄はソーサ元木の足の状態が悪いからとスタメンから下げながらも、一気に陰謀を完遂させるべく、川相ではなくニックンを7番ショートでスタメン起用し、またも名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、一死から茂雄に「ヒラメなんてものじゃない。オコゼだよ、オコゼ!」などと中傷されて怒り心頭の清水が二塁打で出塁。続く江藤がレフト前へヒットを放つと、清水は川相不在では強引にでも1点を取りに行くしかないとばかりに本塁へ突入したものの、谷繁のブロックの前に憤死。しかし、この間に江藤が二塁へ進むと、今夜の松井さんがセンター前に先制タイムリー。更に、破戒僧・清原が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2試合連続の10号2ランを叩き込むと、続くマッスル千代の富士も川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ15試合ぶりとなる14号2ランを放ち、この回、4点。3回には今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへ2試合連続の27号2ランを叩き込み、横浜先発・ゲーリー川村はこの回で早くもKO。4回には横浜2番手・野村に対して、一死一、三塁のチャンスでバッター・西山と言う場面で茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとくスクイズではなく一塁走者を進める犠打を指示。しかし、川相と比べて遙かにバント技術の劣る西山は打球を殺せず、一塁走者・杉山は二塁でフォースアウトまたもや川相不在の弊害が露呈したものの、続くガッツな貴公子・仁志,清水が連続タイムリーを放ってしまい、またもやほころびを覆い隠してしまう結果に! 巨人先発・西山は川相不在とあってペース配分を無視した全力投球モードで制球に苦しみながらも、4回まで0点に抑えてきたが、5回、代打・井上,金城にヒットを浴びて一死一、二塁のピンチ。ここで鈴木なおのりのファーストゴロを川相不在で守備のリズムを崩した破戒僧・清原がエラーし、一死満塁。しかし、横浜はこのチャンスでローズのサードゴロの間に1点を返すのが精一杯。続く6回には先頭のハマの大馬人・駒田がヒットで出ながら、谷繁がゲッツー。この後、メカゴジラにセンターオーバーの二塁打が出ると言うチグハグな攻撃を展開。この回も無得点かと思われたが、代打・多村が詰まりながらもライト前にポトリと落ちるタイムリーを放ち、西山をKO。7回には川相不在で不安感一杯の巨人2番手・ノリダー柏田を攻め、二死満塁のチャンスを掴むと、谷繁が粘って押し出し四球を選び、3点目。一発が出れば一気に同点と言う場面だったが、メカゴジラはどん詰まりのセカンドゴロに倒れて、三者残塁。粘る横浜は更に8回、この回からマウンドに上がった川相不在で不安感一杯の巨人3番手・岡島に対して、一死から石井タクロー,金城の連打で二、三塁。二死後、代えるべきはピッチャーではなくショートだと言う事にまだ気付かない茂雄は岡島から南にスイッチ。しかし、南も川相不在の影響で不安感一杯で、ローズに一、二塁間を破る2点タイムリーを浴びて、2点差。しかし、代えるべきはショートだと言う事にまだ気付かないのか、気付いているが認めたくないだけか茂雄はキャッチャーを杉山からチュウにスイッチする悪あがき。しかし、こんな事では川相不在の不安感が拭えない南は続く中根にもレフト前に弾き返され、一、三塁と一発が出れば逆転の大ピンチ。しかし、ここでハマの大馬人・駒田がどん詰まりのセカンドゴロに倒れて、二者残塁。土壇場9回、巨人は先頭のニックンが内野安打で出塁。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとくチュウに犠打を指示。しかし、川相と比べて遙かにバント技術の劣るチュウはいきなりファールフライを打ち上げる危なっかしい内容ながらも、3球目に何とか決めて、一死二塁。ここで茂雄は代打に驚異の代打成功率を誇る名手・川相…ではなくマルちゃんを送る嫌がらせを敢行。しかし、破戒僧・清原を出したい茂雄によって、耳にタコが出来る程「マルちゃんは疲れてますからねぇ、エヘヘヘ〜」と口撃をかまされる精神攻撃の上に、大したケガでもないにも拘わらず、肉離れと称して二軍へ島流しにされるなどして、打点王を初めとする打撃三冠のタイトル奪取の可能性を奪い取られる悪逆非道な行為を受け続けたマルちゃんただでさえ川相不在の上、茂雄の執拗な嫌がらせを打破する為には一発を狙うしかない状況とあって、繋ぎのバッティングなど出来よう筈もなく、明らかに一発狙いの振り回すスイングでショートゴロと凡退。この不吉な展開にこの回も無得点と思われたが、続くガッツな貴公子・仁志が四球を選ぶと、茂雄に「茶髪がいけない」などとノムさんのごとき理不尽な事を言われて怒り心頭の清水が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。スタンドには届かなかったものの、ライトフェンス直撃のタイムリーとなり、貴重な1点を追加。その裏、茂雄は岡島から桑田にスイッチすると同時に、江藤に代わって名手・川相を守備固めとしてサードに投入。しかし、これは、この日、桑田が不調である事を察知した茂雄が仕掛けた狡猾な罠だった。桑田が打たれたら川相のせい、桑田が抑えたら桑田を使った茂雄のおかげと言う方向にマスコミに吹聴しようと言う陰謀だったのだ。正に、恐るべき茂雄の知謀。これ程の知謀があるならば、もう少しマシな事に使って欲しいものだ。これに対して、横浜は2本のヒットで一死一、二塁とした後、石井タクローのタイムリー二塁打、金城のセカンドゴロの間に2点を返し、ついに1点差。なおも二死三塁と言う場面で桑田はここは絶対的な信頼をおける川相に頼るしかないとばかりにアウトコースへ渾身の投球。これを鈴木なおのりは痛打するも、桑田の目論見通り、この強烈な打球を名手・川相が見事に好捕し、ゲームセット。西山は今季初勝利をマークした。川相不在の影響で、相変わらずの一発依存症の上に拙攻拙守と言う無様な野球を繰り返し、あわや逆転負けの危機を迎えた巨人だったが、14残塁と言う横浜の大拙攻に救われ、結果的に勝利を得てしまった事により茂雄はネガティブな要素はすっかり忘れ去り、主軸の一発攻勢にご満悦とあって、危機感はまるでなく、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている

甲子園:阪神8勝10敗
D  100200100  4
T  30001200×  6
勝:伊藤2勝0敗 負:正津4勝2敗 S:葛西4勝3敗11S 
本:新庄19
 新庄、攻守に渡る獅子奮迅の活躍!
前日、死球を食らった福留が骨折していた事が判明し、登録抹消となった中日は初回、ホビーのスクイズで1点を先制。その裏、阪神は新庄のタイムリーで追い付くと、矢野の2点タイムリーで、勝ち越し。中日は4回、李ボンジョムのタイムリー三塁打等で追い付いたが、阪神は5回、新庄の19号ソロで再び勝ち越し。更に、続く6回には、和田のタイムリー,ホビーのエラーで、2点を追加。阪神は内野手が残っていない状況で平尾が負傷退場し、急遽、新庄をセカンド,ショートに回すなど、全野手を使い切る総力戦を展開し、最後は遠山−葛西の必勝リレーで逃げ切った。 葛西はこれで11セーブ目。2番手の伊藤に2勝目がついた。

松本:広島11勝7敗
S  220000001  5
C  100011021× 6
勝:高橋4勝5敗3S 負:山本1勝4敗 
本:キムタク6、キュラソ星人22
 キュラソ星人、サヨナラタイムリー! ヤクルト、6連敗!
初回、ヤクルトは副島のタイムリー三塁打,ペタジーニのタイムリー二塁打で2点を先制。その裏、キムタクの6号ソロで1点を返されるも、直後の2回、ハッカミーのタイムリー,馬場のショートゴロの間に2点を追加。3点を追う広島は5回に1点を返すと、6回にキュラソ星人の22号ソロで1点差。そして、8回にはキュラソ星人,ディアスのタイムリーで逆転に成功。土壇場9回、代打・デカのタイムリー二塁打で追い付かれたものの、その裏、無死満塁から、またもやキュラソ星人がタイムリーを放ち、今季3度目のサヨナラ勝ちで3位に浮上。2番手の高橋は2ヶ月ぶりの4勝目。敗れたヤクルトは今季初の6連敗

福岡ドーム:ダイエー12勝5敗1分
Bu 000000000  0
H  00100010×  2
勝:星野2勝2敗 負:アゴくら2勝4敗
本:村松1
 星野、プロ初完封! 村松、2年ぶりのダメ押し弾!
初回に二死満塁のチャンスを逃したダイエーだったが、3回にも無死満塁と絶好のチャンス。ここで松中がライトへ犠飛を打ち上げ、ようやく1点を先制。4回以降も近鉄先発・アゴくらの前に攻めあぐねていたダイエーだったが、7回、村松がライトスタンドへ2年4ヶ月ぶりとなる1号ソロを叩き込んで、貴重な1点を追加。ダイエー先発・星野は今季最高と言える投球で近鉄打線を翻弄。打たれたヒット6本はいずれも散発と、要所を確実に抑え、三塁をも踏ませない儘、プロ初完封で2勝目をマーク。これでダイエーは4連勝で貯金を2桁の10に乗せた。一方、敗れた近鉄は3連敗で両リーグ50敗一番乗りとなった。

西武吹き抜けドーム:西武10勝9敗
F  00000200001  3
L  00002000000  2
勝:清水5勝5敗 負:森3勝4敗16S S:ミラバル1勝3敗14S
本:ガッツ18
 片岡、決勝二塁打! 粘投・清水、5勝目!
日本ハム先発・清水は4回まで毎回安打を浴びながらも無失点と抑えていたが、何故か清水の登板時は沈黙するビッグステーキ打線はこの日も湿っており、潮崎の前に5回まで僅かに1安打。すると5回裏、西武は小関のタイムリー,エセネオエセ松井の犠飛で2点を先制。しかし、直後の6回、日本ハムはガッツの18号2ランで同点とし、試合は2−2の儘、延長にもつれ込んだ。迎えた11回、日本ハムは片岡のタイムリー二塁打でついに勝ち越しに成功。最後はミラバルが締め括って、14セーブ目。9安打8四球と苦しみながらも我慢の投球で10回を投げ抜いた清水は5勝目をマークした。 14残塁の拙攻で敗れた西武は3位に転落

千葉マリン:ロッテ8勝8敗
BW 000126000  9
M  100000000  1
勝:加藤2勝2敗 負:清水直3勝3敗
 
 猛爆・大島、5打数5安打! 加藤、3安打完投!
初回、ボーリックのタイムリーで先制されたオリックスは4回、一死二塁から三輪のタイムリーで追い付くと、続く5回には二死一、二塁から五十嵐,五島の連続タイムリーで勝ち越し。更に、続く6回には、大島のタイムリー二塁打の後、小川,五十嵐,五島,三輪,塩崎と5連打を浴びせて、一挙6点を奪い試合を決定付けた。投げてはオリックス先発・加藤が3回以降はノーヒットと全くつけいる隙を与えない完璧な投球を展開し、今季初完投で2勝目をマーク。