球界トピックス

7月30日


ナゴヤドーム:中日6勝13敗
G  100000000  1
D  000000000  0
勝:河原3勝0敗
負:山本昌6勝5敗
本:江藤21
 江藤、値千金の先制弾! 河原、3度目の完封で3勝目!
あわや2日連続の逆転負けの危機を松井さんの一発に救われたに過ぎないにも拘わらず、全く危機感のない茂雄は、この日も名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。しかも、中日先発が左腕・山本昌だからと、絶好調の清水をも幽閉し弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木を2番レフトに、インケツ続きのニックンを7番ショートに入れる悪夢の様なスタメンオーダーを展開。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、二死から江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ21号ソロを叩き込み、1点を先制。しかし、川相不在で粘りにも繋がりにも欠ける打線は山本昌の気迫の投球の前に2回以降、走者を出しながらも一向に追加点が奪えない。一方、巨人先発・河原は川相不在の上、三塁方向は江藤,ニックン,ソーサ元木と言う悪夢の様な布陣とあって投球の幅を大きく狭められた事により、初回からペース配分を無視した全力投球モードによる必死の防戦で、1−0の儘、試合は8回に突入。二死走者なしと言う場面で茂雄はようやく名手・川相を投入する。ここまで驚異の代打成功率.454をマークしてきた川相だったが、長きに渡る幽閉生活により茂雄の目論見通り試合勘が薄れつつある上、こんな一発を狙えと言わんばかりの場面で起用すると言う嫌がらせに得意の粘りで山本昌を消耗させるのが精一杯でライトフライに倒れると、目先の結果しか理解出来ない茂雄は「やはり、川相はダメですねぇ、エヘヘヘ〜」とその裏、川相を守備につかせる事なくベンチに幽閉する嫌がらせを敢行。2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況に陥り、悲壮感一杯の河原に対して、中日はホビーのヒット,ピンキー井上の四球の後、中村が送って一死二、三塁と絶好のチャンス。ここで川相によって消耗させられた事で体力が限界に陥った山本昌に代わって打席に入った神野のショートゴロで本塁を狙った三塁走者・ホビーは杉山のブロックをかわしに行かず、まともに突っ込んでタッチアウト。更に、続く関川のサードゴロを川相不在でリズムを崩した江藤がジャッグル。慌てて拾って一塁へ送球するも、関川の執念のヘッドスライディングでセーフと思いきや、判定はアウト。関川の猛抗議も受け入れられず、結局、この回、無得点。川相不在の巨人には大いにつけ込む余地があるとばかりに、勝負を諦めない中日は、土壇場9回には、二死からゴメスが痛打。強烈なライナーをまたも江藤が弾いて、レフト線へ抜ける二塁打としてしまうと、川相不在にして、一打同点と言うこの最悪の状況に動揺を隠せない河原は二塁へ牽制悪送球。二死三塁と内野安打でも同点と事態を悪化させた所で、李ボンジョムの打球はまたもサードの江藤を襲い、戦慄が走った河原だったが、江藤は何とかこれを捌いて、ゲームセット。河原は今季3度目の完封で3勝目をマーク。川相を幽閉し続けた影響から紙一重の展開に陥りながら、采配いらずの河原の力投により辛うじて勝利を拾ったに過ぎないにも拘わらず、全く危機感のない茂雄は今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている

甲子園:阪神9勝9敗1分
C  00040000000  4
T  00010200101× 5
勝:葛西4勝3敗10S 負:小林幹0勝3敗
 

 八木、起死回生の同点犠飛! 松田、サヨナラタイムリー!
0−0で迎えた4回、広島は無死満塁からロペスの2点タイムリーで先制。更に、この後、西山のタイムリー内野安打等で2点を加え、この回、4点。阪神はその裏、1点を返すと、6回には一死二、三塁からタラスコがピッチャー強襲のタイムリー内野安打。更に、矢野のサードゴロの間に1点を追加し、1点差。土壇場9回には一死満塁から八木がライトへ起死回生の同点犠飛を打ち上げ、試合は延長に突入。迎えた11回裏、阪神はこの回から代わった小林幹に対して、四球の矢野を一塁に置いて、松田がライト線へタイムリー二塁打を放ち、サヨナラ勝ち

神宮:ヤクルト7勝9敗1分
YB 001002200  5
S  010200000  3
勝:森中4勝2敗1S 負:山本1勝3敗 S:木塚4勝3敗5S 
本:稲葉2
 鈴木なおのり、決勝タイムリー! 横浜、5連勝! 
ヤクルトは2回、二死一、三塁から岩村がタイムリー内野安打を放ち、1点を先制。直後の3回、ローズのタイムリーで追い付かたものの、4回、無死一塁から、稲葉がライトスタンドへ2号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。しかし、横浜は6回、一死二塁から中根のタイムリー,ハマの大馬人・駒田のタイムリー二塁打で再び同点とすると、続く7回には鈴木なおのり,中根のタイムリーで2点を勝ち越し。最後はルーキー・木塚が締め括り、連夜の5セーブ目をマーク。3番手の森中に4勝目がついた。これで横浜は5連勝

GS神戸:オリックス6勝10敗
H  000301400  8
BW 004000110  6
勝:吉田6勝1敗 負:杉本友4勝6敗 S:ペドラザ1勝2敗22S
本:柴原4、佐竹1、小川2
 柴原、決勝グランドスラム! ペドラザ、22セーブ目!
3回、オリックスは一死満塁からナナリーの走者一掃のタイムリー二塁打で先制すると、更に、マルセドのタイムリーで、この回、4点。直後の4回、ダイエーは本間のタイムリー,吉永の押し出し四球,大道のタイムリー内野安打で1点差と詰め寄ると、6回にも大道がタイムリーを放ち同点。続く7回には、二死から3連続四球で満塁のチャンス。ここでオリックスは木田画伯を投入するも、柴原が4号グランドスラムを叩き込み、一気に4点を勝ち越し。 オリックスは、その裏から登板した篠原に対して、佐竹,小川と2本のアーチを浴びせ、2点差まで迫ったものの、最後は守護神・ペドラザの前に反撃を断たれた。ペドラザはこれで22セーブ目

大阪ドーム:近鉄8勝9敗
L  010204201 10
Bu 103010200  7
勝:オツ7勝4敗 負:杉山0勝1敗 S:森3勝3敗16S
本:伊東2,3、中村26、エセネオエセ松井13
 伊東、2発4打点! オツ、リリーフで7勝目!
初回、近鉄は中村のタイムリーで先制。直後の2回、伊東の2号ソロで追い付かれるも、3回、ローズのタイムリー二塁打,中村の14試合ぶりとなる26号2ランで3点を勝ち越し。しかし、西武は直後の4回、高木大のタイムリー二塁打,伊東の犠飛で1点差。5回にエイバッドのタイムリーで突き放されるも、直後の6回、伊東のこの日2本目となる3号2ランで同点。更に、エセネオエセ松井が2点タイムリーを放ち、勝ち越し。7回には、代打・中島のタイムリー,古屋の犠飛で2点を追加。その裏、近鉄はローズのタイムリー等で2点を返したものの、9回、エセネオエセ松井に13号を浴びて、ダメを押された。2番手のオツは6月14日以来の7勝目

札幌:日本ハム14勝3敗1分
M  000001000  1
F  30122000×  8
勝:立石6勝2敗 負:小野10勝2敗
本:ガッツ17、トム20
 小野、ついに連勝ストップ! 4回6失点KO!
10連勝中のロッテ先発・小野に対して、日本ハムは初回、片岡がタイムリー二塁打を放ち、2点を先制すると、更に、トムのセカンドゴロの間に1点を加え、この回3点。3回にはガッツが2試合連続の17号ソロを放つと、続く4回にもガッツが2点タイムリーを放ち、小野をKO。5回にはトムが2試合連続の20号2ランを叩き込み、8点目。日本ハム先発・立石は6回、初芝にタイムリーを浴びて、完封こそ逃したものの、要所を確実に締める落ち着いた投球を見せプロ初完投で6勝目をマーク。これで 日本ハムは対ロッテの今季勝ち越しを決めた。