球界トピックス

7月22日


オールスターゲーム/東京ドーム:全セ56勝68敗7分
全パ 010010011  4
全セ 01003001×  5
全パ…ガンちゃん(F)−●建山(F)−吉田(H)−石井(L)−ペドラザ(H)
全セ…メイ(G)−五十嵐(S)−○高橋(C)−岡島(G)−高津(S)
本:ペタジーニ(S)1,2、ローズ(YB)1、小久保(H)1
 全セ、助っ人一発攻勢で6連勝! ペタジーニ、2発MVP弾!
茂雄(巨人)の陰謀により名手・川相(巨人)が選出されず、川相不在のバックに不安感一杯の全セ先発・メイ(巨人)に対して、全パは2回、二死からJ.マッケンジー(ダイエー)が左中間を破る二塁打で出ると、続く秋山(ダイエー)がレフト前にポトリと落とすタイムリーを放ち、1点を先制。その裏、全セは外国人枠を特別に増加させるように要求しておきながら、実は自軍のゴメスを推薦する為だったと言う星野監督(中日)の独善的行為により一時は監督推薦から漏れたものの、マルちゃん(巨人)の故障により繰り上がり出場となったペタジーニ(ヤクルト)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに全パ先発・ガンちゃん(日本ハム)からバックスクリーン右へソロアーチを叩き込み、同点。後半戦開幕戦に先発してくる可能性が大のメイを出来る限り消耗させようと企んだ星野監督は上限規定とされている3回まで引っ張ると、4回からはハーラートップを走る五十嵐(ヤクルト)を投入。当然、オールスターに出てくるものとばかり思っていた川相が選ばれず、愕然とした五十嵐は走者を二人を出す苦しい投球で早くも疲労困憊となり、僅か1イニング限りで降板。5回からは高橋(広島)がマウンドに上がった。敵ながら、川相の絶大な安心感に憧れていた高橋は川相不在と言うにわかには信じがたい状況に放心状態で、先頭の鈴木(オリックス)を歩かせると、一死後、小久保(ダイエー)にセンターオーバーのタイムリー三塁打を浴びて、勝ち越し点を献上。その裏、全セは、全パ2番手・建山(日本ハム)に対して、一死から中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)が左中間へ弾き返すと、センターの鈴木がジャッグルしている隙をつき、川相不在では強引にでも先の塁を狙うしかないとばかりに二塁を陥れるヘッドスライディング。すると、続くマッスル千代の富士(巨人)がライト線に同点タイムリー。更に、二死後、ローズ(横浜)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。4−2の儘、迎えた8回、全セはショートにインケツ続きながら茂雄の陰謀によりファン投票1位で選出されたニックン(巨人)を投入。7回からマウンドに上がっていた全セ4番手・岡島(巨人)はこれによりペナント本番での執拗な川相幽閉策を思い出し、一気にモチベーションが低下。この岡島の心の隙を見逃さなかった小久保はバックスクリーンへソロアーチ。1点差と迫られた全セは、その裏、ペタジーニが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに全パ5番手・ペドラザ(ダイエー)から、この日、2本目となるソロアーチを叩き込み、再び2点差と突き放した。9回から高津(ヤクルト)を投入し、逃げ切りを図ったものの、一死から片岡(日本ハム)のセカンドゴロを和製オジーと謳われた名手・川相と二遊間コンビを組む事を楽しみにしてやまなかった為、集中力を欠いてしまったキムタク(広島)がエラー。続く松中(ダイエー)がライト線に二塁打を放ち、二、三塁とすると、鈴木がオールスタータイ記録の9試合連続安打となるタイムリーを放ち、1点差。しかし、高津は川相不在のバックはアテにならんとばかりに代打・フクーラ(ロッテ),小久保と三振に斬ってとり、辛うじて逃げ切った。これで全セは1引き分けを挟んでオールスター新記録となる6連勝MVPは川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに2ホーマーを放ったペタジーニが補充選手としては史上初の受賞となり、200万円をゲット。尚、鈴木はこの日、フルイニング出場を果たし、茂雄の記録を更新する15試合連続フル出場を達成した。

 選手会来季140試合制を条件付きでの受け入れ態勢!
この日、労働組合・日本プロ野球選手会は東京ドームホテルで臨時総会を開催。経営側では決議されている来季公式戦を5試合増の140試合制にする事に関して、討議を行った結果、条件つきで受け入れる事になった。選手会側が出した条件は「年俸アップ,球宴を1試合のみに,セ・リーグの延長制限を12甲斐に短縮,地方球場の施設改善」の4つで、これに対する、日本野球機構側の回答を待つ事となった。