球界トピックス

7月18日



闘志剥き出しで打席に立つ川相

川相の打棒にびびった織田裕二は暴投

4球目に芸術的なスクイズを敢行

外角の難しい球を倒れ込む様にバント

一、二塁間を絶妙に抜く職人技

盛り上がるベンチで只一人憮然とする茂雄

塁上に渋くたたずむ名手・川相

川相の職人芸に呆然とする織田裕二

清水のタイムリーで同点のホームイン

甲子園:阪神6勝11敗
G  1000006002  9
T  2020000030  7
勝:木村3勝1敗
負:葛西1勝3敗10S
S:南1S
本:ソーサ元木3、八木3
 名手・川相、勝利を呼ぶ芸術的スクイズ! 杉山、決勝タイムリー!
16日、名手・川相の使い所を意図的に誤って、無駄に試合を混沌とさせ、川相不在による一発狙いモードを逆利用して川相幽閉策筆頭刺客のニックンのサヨナラアーチを呼び込む事で、ますます川相幽閉策を強化させると言う相変わらず、知謀の使い所を間違った卑劣なやり口を炸裂させた茂雄は、さも当たり前の様にこの日も名手・川相をベンチに幽閉する暴挙に打って出た。この仕打ちに辟易とし、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、先頭のガッツな貴公子・仁志がレフト前ヒットで出塁。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく清水に犠打の指示を出すも、川相と比べて遙かにバント技術の劣る清水はいきなりバントを空振り。茂雄は一転して強攻策に出るも、結局、清水は三振。この際、仁志が二盗を決めると、続くソーサ元木が三遊間を破って一死一、三塁。ここで今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振し、左中間へ大飛球を放つも、ミスタースナイパー・坪井がフェンス手前で好捕。この間に仁志は先制のホームを踏んだものの、一塁走者・ソーサ元木は二塁を大きくオーバーランする大チョンボを犯し、この回、1点止まり。その裏、川相不在で不安感一杯の巨人先発・メイに対して、阪神は一死から平尾が二塁打を放つと、二死後、新庄が左中間を深々と破るタイムリー三塁打を放ち同点。更に、続く大豊も三遊間を破るタイムリーを放ち、あっと言う間に勝ち越しに成功。3回にはミスタースナイパー坪井,平尾,ハートキーの3連打に加えて、メイのワイルドピッチで2点を追加。メイは早くもこの回でKOとなった。その後、前略・三沢興一,ノリダー柏田が必死の継投で阪神の追加点を阻止するも、川相不在で粘りにも繋がりにも欠ける巨人打線は2回以降、阪神先発・織田裕二の前に三塁も踏めず、3点ビハインドの儘、7回へ突入。この回、巨人は一死からマッスル千代の富士,ニックン,代打・ヒットマン後藤の3連打で一死満塁とすると、ここで茂雄はついに名手・川相を代打で投入対戦打率400,代打成功率.400と言う川相の打棒にびびった織田裕二はカウント1−1からワイルドピッチを犯して、まず1点。二、三塁と場面が変わった所で川相は外角の難しい球を正に職人技としか言いようのない絶妙のスクイズ! 皮肉な事にあまりにも絶妙過ぎたバントはピッチャーとファーストの間を抜いて、一、二塁間に転がるヒットとなってしまい、犠打世界記録には近づけない結果となったものの、川相のあまりにも芸術的なバントの前にショックを隠せない織田裕二はこれでKO! 代わった福原に対して、二死二、三塁となった所で清水が川相の作ったチャンスを無駄には出来ないとばかりにセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功! 更に、続くソーサ元木が川相の作ったチャンスを無駄には出来ないとばかりに左中間へ3号2ランを叩き込み、この回、大量6点のビックイニング。しかし、その裏、茂雄はビックイニングを呼び込んだ名手・川相を守備につかせる事なくベンチに下げる嫌がらせを敢行ここで川相を引っ込めた嫌がらせ行為が、後に悪夢の様な展開を呼び起こす事になろうとは茂雄以外の誰もが予想し、覚悟していた事だろう。川相の打順に入った岡島は川相の殊勲打を無駄には出来ないとばかりに三者三振に斬ってとる力投を展開。巨人は8回にも一死満塁のチャンスを掴んだものの、ここで皮肉な事に川相に代わって入っていた岡島の打順となり、岡島はあえなく凡退。続く仁志も倒れて、結局、無得点に終わり、川相が引っ込んだ途端に拙攻が復活する有様…。9回から茂雄は好投の岡島から桑田にスイッチする得意の余計な手出し。しかし、マウンドに上がった桑田は川相不在の不安感から田中シュータ,桧山の代打攻勢に連打を浴びて無死一、三塁のピンチ。抑え転向を固辞し続けてきたにも拘わらず、「安定感があるだの」とほざいて無理矢理抑えに回し、岡島を引っ込めてまで投入しておきながら、最後まで任せようと言う信頼感のかけらも持たない茂雄はここで早くも桑田を降板させる嫌がらせを敢行。しかし、この嫌がらせ継投が案の定、裏目。代わった木村も川相不在による不安感で一杯代打・八木にレフトスタンドへ同点3号3ランを叩き込まれ、試合は延長に突入した。ノムさんは10回からカツノリにマスクを被らせる暴挙に出ると、巨人はこれ幸いと先頭の破戒僧・清原が四球を選ぶと、続くマッスル千代の富士が左中間へ二塁打を放ち、無死二、三塁。ここでインケツ続きのニックンを迎えたものの、これまた幸いな事に阪神は満塁策を取るべく敬遠。ここで打席に入った杉山に対して、カウント2−2からカツノリは何故かスクイズを警戒し、ウエストさせる謎のリードでカウント2−3としてしまうと、レフト線に2点タイムリーを浴びて、勝ち越し点を献上。なおも無死一、二塁の場面で茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく代打・佐々木に犠打の指示を送るも、川相と比べて遙かにバント技術の劣る佐々木はまともに転がしてしまい、三塁はフォースアウト。更に、続く仁志はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で、またも川相不在による拙攻ぶりを露呈。しかし、最後は7番手の南が何とか後続を断ち切り、プロ入り初セーブ。敗れた阪神は早くも自力優勝が消滅する事となった。川相を無駄に引っ込めて、試合を混沌とさせた挙げ句、川相の殊勲を帳消しにし、無駄に投手陣を使いまくった末に、カツノリを投入するノムさんの親バカ采配に助けられ、形はどうあれ結果的に勝利を得ると言う茂雄の陰謀が大炸裂した最悪なパターン巨人ベンチはとても勝ったとは思えないしらけムードただ一人ご満悦の茂雄は川相の絶妙のスクイズなど、すっかり忘れ去っており、今後もますます川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている。また、この日、左肋軟骨損傷によりオールスターを出場辞退した江藤に代わる補充選手として、中日・星野監督は破戒僧・清原を指名する暴挙を展開。お祭り男の清原はオールスターでならば一発かます可能性は高く、それに騙されるに違いない茂雄に後半戦も延々と清原をスタメン起用させようと言う陰謀ではないかと言う見方が強まっている。


横浜:横浜8勝8敗
C  060020000  8
YB 000001003  4
勝:苫米地2勝1敗 負:斎藤タカシ4勝8敗 
 
 斎藤タカシ、火ダルマ8失点! 駒田、復帰も4タコ!
広島は2回、ディアスの先制タイムリーの後、ポスト偽チャーリー・シーンとして期待される謎の新助っ人・ラドウィックが三遊間を破って2点目。更に、続くキムタクも2点タイムリー。この際、三塁まで駆け込んだラドウィックが左太腿の肉離れを起こして退場するアクシデントがあったものの、更に谷繁のエラーと浅井のタイムリーで、この回、大量6点。5回にはロペスのタイムリー等でダメ押しの2点を追加。横浜は終盤追い上げを見せたものの、序盤の失点が大き過ぎた。尚、権藤さんに造反し、湘南送りとなったいたハマの大馬人・駒田が、この日、一軍に復帰しスタメン出場したが4タコに終わった。

神宮:ヤクルト5勝10敗
D  010002000  3
S  000100000  1
勝:前田2勝1敗 負:ハッカミー6勝4敗 S:ギャラード1勝0敗18S 
本:池山4、ゴメス11
 前田、谷間の先発で7回1失点の好投!
2回、中日は二死から、山崎,ピンキー井上,中村の3連打で1点を先制。中日先発・前田の前に3回までパーフェクトに抑え込まれてきたヤクルトは4回、二死から池山がバックスクリーンへ4号ソロを叩き込み、試合は振り出しに。1−1で迎えた6回、中日は二死二塁から、ゴメスが左中間スタンドへ11号2ランを放ち、勝ち越しに成功すると、は8回からは岩瀬、9回からはギャラードと繋ぐ必勝リレーを展開し、逃げ切りに成功。ギャラードはこれで18セーブ目7回を2安打1失点9三振と好投した前田は2勝目をマークした。敗れたヤクルトは今季4度目の4連敗で4位転落となった。 

東京ドーム:日本ハム7勝9敗
Bu 503100004 13
F  210330000  9
勝:柴田1勝0敗 負:伊藤1勝4敗1S
本:吉岡7、片岡12、野口6、鷹野2、エイバッド3、水口2
 エイバッド、勝ち越し2ラン! 近鉄、先発全員安打で乱打戦制す!
初回、近鉄は無死一、二塁からローズ,中村の連続タイムリーで2点を先制すると、更に、この日からスタメン復帰した吉岡が左中間へ25試合ぶりとなる7号3ランを叩き込み、日本ハム先発・下柳は一死も取れずにKO。5点を追う日本ハムはその裏、片岡が12号2ランを放つと、続く2回には野口の6号ソロで3点目。直後の3回、近鉄は鷹野の2号ソロ,的山の2点タイムリー二塁打で3点、4回には吉岡のタイムリーで1点を追加。しかし、その裏、日本ハムばガッツ,井出の連続タイムリーで3点、続く5回には野口,中村のタイムリーで一気に同点。6回以降、膠着状態となり9−9の儘、土壇場9回に突入。近鉄は先頭の川口が四球で出るも、続くエイバッドが送りバントをファール。これを見た梨田監督は一転して強攻策に切り換えると、エイバッドはファールで粘った末にライトスタンドへ2試合連続となる3号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。更に、この後、水口が先発全員安打を決める2号2ランを放ち、ダメ押し。最後はセーブがつかない場面ながらもマウンドに上がった守護神・大塚が3人でピシャリと締めて、逃げ切り。6番手の柴田に今季初白星がついた。