球界トピックス

7月15日



闘志剥き出しで打席に立つ川相

気迫みなぎるスイング

とことん食らい付く執念の打棒

きわどい球をしぶとくカット

執拗にファールで粘る

厳しいコースも巧みにカットする職人技

10球目をついにセンター前へ!

塁上に渋くたたずむ名手・川相

川相の打棒の前にKOされる山本

東京ドーム:巨人7勝9敗
S  012000000  3
G  30000050×  8
勝:ノリダー柏田2勝0敗
負:山本1勝2敗
本:今夜の松井さん24、ペタジーニ18
 名手・川相、本領発揮の粘り腰! 勝利を呼ぶ職人技の一打!
前日、江藤が左肋軟骨を痛めた事で、この日は、マルちゃんをファーストに置いて、破戒僧・清原をサードに回すのでは!?と危惧されていたが、茂雄の非道な飼い殺し政策に怒り狂って打撃練習でやけ振りしていたマルちゃんが左脇腹を痛めて、病院送りとなり、ベンチ入りから外れた為、茂雄は3番サードにはソーサ元木を投入。そのソーサ元木がいた7番ショートにはインケツ続きのニックンを入れ、またもや名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードの巨人は初回、ガッツな貴公子・仁志がヒットで出ると、完全無策の野放し野球を愛する茂雄は清水に強攻策を指示。しかし、清水はファースト正面へあわやゲッツーと言うゴロに倒れ、仁志は二塁で憤死。ここで3番に入ったソーサ元木がセンター前ヒットで繋ぐと、今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ24号3ランを叩き込み、3点を先制。しかし、直後の2回、川相不在で不安感一杯の巨人先発・高橋尚は二死から、川相不在で守備のリズムを崩したか宮本のピッチャーゴロをエラー。ここでレモン先生に右中間フェンス直撃のタイムリー二塁打を浴びて、1点を献上。続く3回には、一死一塁からペタジーニに同点18号2ランを叩き込まれると、更に、二死一、三塁のピンチを迎えてKO。2番手の前略・三沢興一は川相不在の不安感から苦しい投球を強いられながらも、何とか5回まで投げきると、その裏、打順が回ってきた所で、茂雄は名手・川相ではなく川中を代打に送る嫌がらせを敢行。川中はあえなく三振に倒れたものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務である川中の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦。3−3の儘、迎えた7回、ヤクルト2番手・山本に対して、ナベツネに当たり屋呼ばわりされた破戒僧・清原が当たり屋の本領を発揮し死球で出塁すると、マッスル千代の富士が送った後、ニックンのショートゴロを宮本が一塁へ悪送球を犯し(記録は1ヒット1エラー)、一死二、三塁。ここで茂雄は杉山に代わってチュウを投入。この時、ネクストバッターズサークルに名手・川相が現れたのを見た悪太郎・堀内氏は「川相を出すなら、ここで出すべきですね。何でも出来ますから。チュウが倒れて二死となった所で川相を出しても持ち味が消えてしまいますよ」と、川相が活躍しづらい場面を意図的にあつらえようとしている茂雄の企みを見事に看破アンチ川相派と謳われてきた堀内氏にして、茂雄のあまりにあごきな嫌がらせ政策にどうやら業を煮やした模様。ともあれ、川相への嫌がらせ政策として代打攻勢の先鋒に指名されたチュウはセンターへの浅いフライ。三塁走者が清原とあって、犠飛になるか微妙な所だったが、何とこの打球を飯田が痛恨の落球。この間に、清原,ニックンと生還し、2点を勝ち越し。ここでいよいよ登場した名手・川相は闘志剥き出しで食らいつくバッティングを見せ、きわどい球をひたすらカット! 粘りに粘った末の10球目、センター前にしぶとく落とす職人技のヒットを放ち、山本をKO。代わった3番手・高橋一に対して、仁志は川相の作ったチャンスは無駄には出来ないとばかりにショートへのタイムリー内野安打! 更に、4番手・石井弘から清水が川相の作ったチャンスは無駄には出来ないとばかりに右中間へタイムリー二塁打を放ち、この回、一挙5点。8回から、茂雄はまた川相を守備に残さず、川相の打順に投手を入れる嫌がらせをかますと思われたが川相効果でビッグイニングを作った矢先に幽閉しては流石に総スカンを食らうと察知したのか川相をセカンドにつかせて、仁志の所に5番手の木村を投入。木村は絶大な安心感を与える和製オジーの名手・川相がバックにいる事で伸び伸びとした投球を展開し三者凡退に斬ってとると、9回から登板した6番手の岡島も無難に抑えて、ゲームセット。名手・川相の持ち味が存分に発揮された事により勝つべくして勝った巨人だが、茂雄は「中継ぎ陣が頑張りましたねぇ、エヘヘヘ〜」とビッグイニングを呼び起こした名手・川相の粘りなど微塵も印象には残っていない模様で、これでは今後もますます川相幽閉策が続くのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている


甲子園:阪神9勝8敗
YB 004100102  8
T  31210002×  9
勝:伊藤1勝0敗 負:ゲーリー川村4勝7敗 S:葛西1勝2敗10S 
本:桧山1
 桧山、今季1号決勝弾! 伊藤、今季初勝利!
序盤から点の取り合いとなったこの試合、4−4で迎えた3回、ハートキーのヒットでゲーリー川村をKOすると、代わった河原から桧山が今季1号となる2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。1点差で迎えた8回にはSAMのタイムリー,ミスタースナイパー坪井のタイムリー二塁打で2点を追加。粘る横浜は9回、1点を返し、なおも一死一、三塁の場面で中根があわや逆転3ランと言う大飛球を放つもこれが坪井の好捕に阻まれ犠飛止まりとなり、あと1点が届かなかった。3番手の伊藤に今季初勝利がついた。

松山:広島6勝9敗
D  010000100  2
C  00322010×  8
勝:ミンチー姉さん9勝6敗 負:山本昌5勝4敗 
本:キュラソ星人17、ピンキー井上7
 広島、毎回17安打! ミンチー姉さん、9勝目!
2回にピンキー井上のタイムリー二塁打で先制された広島は3回、二死一塁から、町田のタイムリー二塁打で追い付くと、キュラソ星人の17号2ランで勝ち越しに成功。続く4回には二死二、三塁からキムタクが走者一掃のタイムリー三塁打を放ち、2点を追加。更に5回にもディアス,野村の連続タイムリーで2点を追加し、試合を決定付けた。広島は今季初の毎回17安打と言う打線の爆発で快勝。投げては先発・ミンチー姉さんが7回を2失点の好投で9勝目をマークした。

千葉マリン:ロッテ9勝7敗1分
L  5000100000  6
M  1202010001× 7
勝:小林雅7勝6敗 負:デニー0勝2敗1S
本:高木大5
 清水将、サヨナラタイムリー! 対西武5連勝!
初回、フェルナンデスの2点タイムリー二塁打,高木大の5号3ランでいきなり5点を先制されたロッテはその裏、初芝のタイムリー二塁打で1点を返すと、続く2回には橋本のタイムリー二塁打,諸積の犠飛で2点、4回には平井,代打・サブローのタイムリーで2点を返し、同点。その後、1点ずつ取り合って、6−6の儘、延長に突入。迎えた10回裏、一死満塁のチャンスを掴んだロッテは清水将のセンター前タイムリーで今季4度目のサヨナラ勝ち。これでロッテは対西武戦に1引き分けを挟んで5連勝

福岡ドーム:ダイエー9勝9敗
F  000110140  7
H  000001010  2
勝:関根6勝4敗 負:ラジオ5勝6敗
本:トム17、柴原3
 関根、自己初の2試合連続完投勝利!
0−0で迎えた4回、日本ハムはトムがレフトスタンドへ17号ソロを叩き込み、1点を先制。続く5回には二死一、二塁から鳥越のタイムリーエラーで2点目を追加。6回に柴原の3号ソロで1点を返されたものの、7回に片岡がタイムリーを放ち、再び2点差。更に、続く8回には野口のタイムリー,井出の満塁の走者を一掃するタイムリー三塁打でダメ押しの4点を追加。投げては先発・関根が5安打2失点で事故初となる2試合連続の完投勝利で6勝目をマーク。日本ハムは連敗を3でストップさせた。

大阪ドーム:近鉄8勝9敗
BW 000000010  1
Bu 00001301×  5
勝:前川5勝9敗 負:カルロス3勝1敗1S
  
 前川、気迫の完投! 丸刈りの危機を脱出!
0−0で迎えた5回、近鉄は二死三塁から、中村がレフト前にタイムリーを放ち、1点を先制。続く6回には、二死二、三塁から水口のショートゴロを小川がトンネルするタイムリーエラー。更に、ローズがタイムリー二塁打を放ち、この回、3点。8回に日高のタイムリーで1点を返されるも、その裏、すかさず水口のタイムリーで突き放した。負けたら丸刈りと公言していた事で気合いの入っていた近鉄先発・前川は完封こそ逃したものの、散発5安打1失点完投で5勝目をマークし、丸刈りの危機を免れた。

 佐々岡&川越、球宴出場辞退!
オールスターに監督推薦されていた佐々岡(広島)と川越(オリックス)が揃って、故障により出場辞退する事が決定した。14日に診察を受けた佐々岡は左脇腹の肉離れと診断され、この日、登録を抹消。川越は腰椎間板症の為、16日も登録抹消される予定。また、この日、左脇腹を痛めたマルちゃん(巨人)も精密検査の結果次第では登録抹消が検討されており、オールスター出場を辞退する可能性が高まってきている。