球界トピックス

7月9日


東京ドーム:巨人11勝5敗
D  000000000  0
G  10210010×  5
勝:河原2勝0敗
負:野口5勝7敗
本:清水7
 河原、今季2度目の完封! 清水、怒り心頭の3安打!
前日、絶好の勝ち越しのチャンスで名手・川相に対して破戒僧・清原を代打に送り込むなどと言う勝負を捨てたとしか考えられない究極無比のヘッポコ采配をやらかして、またしても1点差で敗れたにも拘わらず茂雄は自らのヘッポコ采配を棚上げし、全ての責任を川相に押しつける形で、ベンチに幽閉する暴挙に打って出た。この茂雄の非道なやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、一死から茂雄に「ヒラメなんてものじゃない。オコゼだよ、オコゼ!」などと中傷された挙げ句、「あの茶髪がいけない」などとノムさんのごとき理不尽な事を言われて、怒り心頭の清水が中日先発の野口からセンター前に弾き返して、左相手でも苦にしない事をアピールすると、すかさず二盗。更に、中村のパスボールで労せずして三塁へ進むと、ここで江藤は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドには届かなかったものの、犠牲フライとしては十分過ぎる距離で清水が先制のホームイン。2回には先頭のマッスル千代の富士が出たものの、完全無策の野放し野球を愛する茂雄はソーサ元木に強攻策を指示。ソーサ元木はショートゴロに倒れたものの、ボテボテの当たりだったのが幸いし、二塁はセーフ。続く杉山は左中間へ痛烈な打球を放つも、これをレフト・井端がダイビングキャッチする超美技。なおも、二死二塁のチャンスは続いていたが、続く河原は空振り三振に倒れて、結局、無得点。巨人先発の河原は前々回の登板でノーヒットノーランを逸した罰で二軍に落とされたトラウマが払拭出来ておらず、完封してもノーヒットノーランを逃しただけで二軍に落とされるかもしれないと言うのに、川相不在とあっては、どうあがいても翌日は二軍行きなのではないか!?と言う追い詰められた精神状態で、何とか2回まではノーヒットに抑えてきたものの、3回、先頭のピンキー井上に初ヒットを許すと、続く中村を三振ゲッツーにとったものの、トラウマから来る動揺と川相不在の不安感から、投手の野口にセンター前に弾き返されると、関川には四球、更に、2回にダイビングキャッチを試みた際に負傷退場した井端に代わって守備についていた李ボンジョムにも三遊間を破られて、満塁の大ピンチ。しかし、ここで福留がレフトへフライを打ち上げて、辛うじて0点で凌ぎきった。その裏、巨人は先頭のガッツな貴公子・仁志が三遊間を破るヒットで出塁。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく清水に犠打を指示犠打を指示するも、川相と比べて遙かにバント技術の劣る清水は2度続けて失敗。やむなく強攻策に切り換えたものの、ここで野口がワイルドピッチを犯し、この間に仁志は一気に三塁へ。ここで茂雄に「オコゼ」呼ばわりされて怒り心頭の清水は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ7号2ランを叩き込み、3点目。しかし、ここで掛布雅之氏は「バントを続けて失敗した後、結果的に出た一発で喜んでいてはいけませんねぇ」と暗に川相不在でロクにバントも決められない茂雄の大雑把な野球を痛烈批判。二死後、破戒僧・清原を出さんが為に「疲れている」などとインネンをふっかける茂雄に怒り心頭のマルちゃんがライト線へ二塁打で出たものの、マッスル千代の富士は力無いセンターフライに倒れて、マルちゃんは二塁に残塁。続く4回には二死二塁の場面で、仁志がタイムリー、7回には、やはり二死二塁から、破戒僧・清原を出さんが為に「疲れている」などとインネンをふっかける茂雄に怒り心頭のマルちゃんがセンター前へタイムリーを放ち、5点目。ここで茂雄はマルちゃんに対して、川相ではなくニックンを代走に送る嫌がらせを敢行。ニックンはいきなり二盗を敢行し、あえなく憤死するなど、何の為に代走に出てきたか分からない打撃同様のインケツぶりを発揮したが、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるニックンがどんなインケツぶりを発揮しようがどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦川相不在の影響から来る不安感から4回以降も不安定な内容ながら、それ以上に内容の悪い中日打線に助けられてきた河原は味方打線が得点を加えていった事でトラウマからは脱しつつあったものの、この茂雄のやり口に辟易とし、モチベーションが下がったか、先頭の久慈にライト前に弾き返されると、続く神野にはレフト線へ二塁打を浴びて、無死二、三塁。ここで関川のセンターフライで久慈は本塁を狙ったものの今夜の松井さんの好返球とミットからこぼしながらも巧みに偽装した杉山の前にタッチアウト。松井さんの好プレーに救われた河原は松井さんに任せるしかないとばかりに李ボンジョムもセンターフライに打ち取って、このピンチを脱出。その裏、ソーサ元木の打席で茂雄は川相ではなくヒットマン後藤を代打に送ると言うあくまでも川相を出さない嫌がらせを敢行。ヒットマン後藤はセンターフライに倒れたものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるヒットマン後藤の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦。茂雄は9回からヒットマン後藤に代わって川相ではなく佐々木を守備につかせるなど、あくなき嫌がらせを続行させたが、河原は、これにもめげずに三者凡退に打ち取り、今季2度目の完封で2勝目をマーク。序盤で中日の相次ぐバッテリーミスに助けられた結果、優位に試合を運ぶ事が出来たものの、バントを立て続けに失敗した後に清水に2ランが飛び出したり、タイムリーを打った仁志が無謀な走塁で挟まれたりと、相変わらず、繊細な野球とは程遠い内容。茂雄は破戒僧・清原こそ出さなかったものの、名手・川相が出るであろう場面で次々と他の選手を繰り出す事によって、川相への精神的ダメージを蓄積させるなど、巨人ナインの戦意を削ぐ効果しかない嫌がらせ采配に夢中とあって、決して手放しでは喜べない勝利に上昇ムードを醸し出す事の出来ない巨人は、いつ大転落に陥るともしれないと戦々恐々だ。

神宮:ヤクルト8勝5敗
T  014001100  7
S  101020000  4
勝:中込尊師3勝0敗2S 負:レモン先生2勝4敗1S S:葛西1勝2敗8S 
本:大豊11,12、池山3、新庄17
 大豊、2発5打点! 対ヤクルト、8連敗でストップ!
初回、池山のショートゴロの間に1点を先制された阪神は、直後の2回、大豊の11号ソロで追い付くと、続く2回には、またも大豊が2打席連続の12号グランドスラムを叩き込み、勝ち越し。その裏、ヤクルトは中井美穂の旦那・古田のタイムリー,5回には池山の3号2ランで1点差。直後の6回、阪神はミスタースナイパー・坪井がタイムリー、7回には新庄が17号ソロを放ち、再び3点差と突き放すと、小刻みな継投でヤクルトの反撃をかわし、対ヤクルト戦の連敗をようやく8でストップさせた。4番手の中込尊師は3勝目をマーク。

広島:広島7勝8敗
YB 000001400  5
C  000200010  3
勝:ゲーリー川村4勝6敗 負:河野3勝3敗8S 
本:キュラソ星人16、多村2、西山4
 ゲーリー川村、今季初完投! 打っては決勝タイムリー!
0−0で迎えた4回、広島はキュラソ星人の2試合連続の16号2ランで先制。広島先発・ミンチー姉さんの前に5回まで2安打と抑え込まれてきた横浜は6回、多村が2号ソロ。7回には2番手・河野に対して、一死一、三塁とすると、瀬戸のパスボールで同点。更に、ゲーリー川村の勝ち越しタイムリー,石井タクローの2点タイムリー二塁打で、この回4点。広島は8回に西山の4号ソロで2点差と詰め寄ったが、及ばなかった。横浜先発・ゲーリー川村は2発のホームランで3点を失ったものの、危なげのない投球を展開し、4安打無四球で4勝目を今季初完投で飾った。

札幌:西武10勝5敗1分
H  000000300  3
L  000000103× 4
勝:土肥3勝0敗 負:ペドラザ0勝2敗19S
 
 駒田事件の再来! ニエベス、試合途中で宿舎へ!
潮崎,斉藤和の両先発が一歩も譲らぬ投手戦を展開。0−0の儘、迎えた7回、ダイエーは小久保,吉永の連打の後、秋山が四球を選び、無死満塁。ここでニエベスが初球のストライクを見逃した所で、王さんは代打・松中を投入。これに対して、雀士東尾は左の橋本にスイッチ。松中は三振に倒れたものの、一死後、本間が詰まりながらもライト前へタイムリーを放ち、1点を先制すると、更に、3番手・デニーから代打・坊西が2点タイムリーを放ち、この回、3点。西武はその裏、垣内のタイムリー二塁打で1点を返すと、9回にはダイエー守護神・ペドラザに対して二死満塁とすると、和田がタイムリー内野安打を放ち1点差。続く清水の高いバウンドのピッチャーゴロを焦ったペドラザが一塁へ痛恨の悪送球。この間に二者が生還し、西武がサヨナラ勝ちを収めた。ダイエーはこれで今季3度目の4連敗。尚、代打を送られ激怒したニエベスはバットを叩き付けるなど、あからさまに不満な態度を見せ、試合途中にも拘わらず、通訳とマネジャーの制止を振り切ってタクシーで宿舎に帰ってしまうと言うハマの大馬人・駒田とそっくりの事件をやらかした。これに対して、王さんはニエベスのファーム降格を決定。その他の処分については球団の処置を待つ事になった。

GS神戸:オリックス9勝7敗
Bu 010000200  3
BW 00602020× 10
勝:戎2勝0敗 負:前川4勝9敗
本:クラーク10
 戎、プロ初完投で2勝目! オリックス、6連勝!
2回、クラークの10号ソロで先制されたオリックスは3回、一死一、三塁からハイツ田口のタイムリーで追い付くとクラーク,前川の相次ぐエラーで2点を勝ち越し。更に、鈴木,藤立にタイムリーが飛び出して、一挙6点。オリックスは5回にも、一死一、二塁から藤立,アリアスの連続タイムリーで2点を追加し、試合を決定付けた。前回の登板でプロ初勝利をマークした戎は今度はプロ初完投で2勝目。オリックスはこれで6連勝。最近はパンジャにすら勝てなくなってきた近鉄先発・前川は相変わらずパンジャ以外にはからっきしで、序盤の大量失点にぶち切れたか、5回に鈴木の背中に死球を食らわせると、7回にも鈴木の頭部付近へ投げ込むと言うヨッシャー佐々木の残留思念にとりつかれたかの様な投球を展開梨田監督は既にお仕置きモードに突入しており、一向に前川を代える気配が見えず、3度目は潰されると…と察知した仰木さんは8回の鈴木の打席で代打・三輪を投入すると言う非常手段に打って出た。結局、前川は10点を失い、鈴木を潰す事も出来ず、最後まで一人で投げさせられると言う晒し者状態で、ロッテ・ジョニー黒木と並ぶ逆ハーラーダービートップタイの9敗目。近鉄は今季最多タイの借金10となった。

千葉マリン:ロッテ2勝13敗1分
F  000000202  4
M  03120101×  8
勝:小野9勝1敗 負:ガンちゃん4勝6敗
本:トム15
 小野が、ハタハタ石井が、ジョニー黒木が! ロッテ主力選手、相次いで戦線離脱!
ロッテは2回、一死満塁から橋本のタイムリー,酒井の犠飛,諸積のタイムリーで3点を先制。続く3回には二塁打で出たハタハタ石井が初芝のヒットで本塁へ突入するも、タッチアウト。この間に初芝が二塁を陥れると、続くフクーラがタイムリーを放ち4点目。更に4回には大塚,ボーリックのタイムリー、6回にもボーリックのタイムリーが飛び出し、7点目。ロッテ先発・小野は6回まで無失点の好投を展開していたが、7回、先頭の井出にヒットを浴びた所で右肘に違和感を覚えて、緊急降板。代わった小林雅に対して、日本ハムはトムのタイムリーと橋本のパスボールで、この回2点。8回に小坂のタイムリーで貴重なダメ押し点を追加したロッテは9回から、大量点差がありながら疑惑の男・守護神・ウォーレンを投入ここ数試合、ウォーレンに対するチームは不正投球を見破る事に躍起になっているうちに抑えられていたが、日本ハムは、この点差で、発覚すれば永久追放になるやもしれない不正投球をかます程、ウォーレンも愚かではないだろうと睨んで攻撃に集中し、いきなり先頭のトムがライトスタンドへ15号ソロ。更に、二死一、二塁からガッツがセンター前へタイムリーを放ち、4点差と迫ったものの、最後は片岡がレフトフライに倒れてゲームセット。対日本ハム戦の連敗を7で止め、今季の負け越し決定を辛うじて逃れたロッテだが、日曜日9連勝を達成した小野が右肘故障、3回のクロスプレーでハタハタ石井が左手首を骨折し、全治2ヶ月の重傷、また大不振のジョニー黒木がこの日登録抹消されるなど、1日にして主力3人を失うと言う緊急事態に陥った。