球界トピックス
7月8日
東京ドーム:巨人10勝5敗
D 0200000001 3
G 1001000000 2
勝:山本昌5勝3敗
負:桑田4勝5敗
S:ギャラード1勝0敗14S
本:江藤20
名手・川相、悪夢の途中交代! 破戒僧・清原、本領発揮のチャンスブレイク!
破戒僧・清原まで一軍復帰し、茂雄の川相幽閉策はますます強化されると思われていたが、中日先発が左腕・山本昌と言う事で、左対左に固執する茂雄は、最近当たりが戻ってきているにも拘わらず、「オコゼ」呼ばわりするなど、確執のある清水をベンチに幽閉して、レフトにソーサ元木を、そして渋々ながらも2番ショートで名手・川相を実に27日ぶりにスタメン起用したのだ! 巨人は初回、一死から打席に立った川相は持ち味の食らい付く打撃を展開。右中間への打球は李ボンジョムに好守に阻まれたものの、この川相への投球で多大なる精神力を消耗してしまった事で集中力の途切れた山本昌の甘いボールを江藤がレフトスタンドへ叩き込む20号先制アーチ! 先制点を貰った巨人先発・高橋尚だったが、絶大なる安心感を与える和製オジーの名手・川相がバックにいるとは言え、レフトには弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木がいる事で投球の幅を大きく狭められ、直後の2回、二死満塁のピンチ。ここで山本昌にレフト前へ弾き返され、三塁走者・立浪に続いて、二塁走者・井端も生還して、逆転を許した。1点を追う巨人は3回、川相が凡退しながらも得意の粘りで山本昌に球数を投げさせると、これに触発されたか、江藤,今夜の松井さんも粘りに粘って四球を選ぶなど、山本昌を徐々に消耗させる事に成功。すると続く4回、疲れの見え始めた山本昌に対して、一死からソーサ元木が左中間へ二塁打。続く杉山が右中間へタイムリーを放ち、同点。直後の5回、ど素人レフトをバックに抱えて投球の幅を狭められる苦しい高橋尚が一死から連続四死球を与えるピンチ。ここで名手・川相が絶妙のタイミングでマウンドに向かい声をかけると、これで楽になった高橋尚はマイケルを打ち取って、二死。まだ勝ち越してはいないものの、先発投手が勝利投手の権利を手にする5回終了まであと一人と言う場面で、茂雄は高橋尚を引っ込め、南にスイッチする謎の継投を展開。茂雄の余計な手出しが炸裂した事で巨人ナインに戦慄が走ったが、南は何とかゴメスを打ち取り、このピンチを凌ぎきった。南は続く6回にも江藤のエラー等で一死一、三塁のピンチを迎えながらも、バックに川相がいる安心感から冷静な精神状態を保ち、中村のスクイズを見破って大きくウエスト。まんまと空振りさせたものの、三塁走者・山崎がサインを見逃し、殆どスタートをきっておらず、この間に一塁走者・井端は二盗に成功。一死二、三塁と更に状況は悪化したものの、南は中村、そして先制タイムリーを放った山本昌を打ち取り、このピンチを脱出。巨人は7回、一死からガッツな貴公子・仁志がレフト線へ二塁打。ここで打順は名手・川相と言う絶好の勝ち越しの場面となったが、茂雄はこの時を待っていたかの様に川相を引っ込めると、よりにもよって破戒僧・清原を代打で投入すると言う究極無比の嫌がらせを敢行! 川相のスタメン起用は終盤のチャンスで川相に打席が回ってきた際、非情にもヒーローになるチャンスを無惨に奪い取る事で、より深い精神的ダメージを与える為の布石だったのか!? 正に、恐るべき茂雄の知謀! これ程の知謀があるならば、もっと有意義な事に使って欲しいものだ。川相を差し置いて打席に入った清原だったが、復帰初打席限定の神通力は既に消え去っており、あっさりファーストフライに倒れる本領発揮のバッティング。続く江藤も、この茂雄の嫌がらせ政策に辟易とし、モチベーションが下がりきってしまい、あえなくファーストへのファールフライに倒れ、仁志は二塁に釘付け。9回には、二死一、二塁のチャンスで皮肉な事にまたも2番の打順に回ってきたが、代打・村田善は空振り三振に倒れて、二者残塁。試合は2−2の儘、延長に突入した。10回から、川相不在の影響で故障した槙原の代わりに抑えに任命された桑田がマウンドに上がったものの、川相がいればとっくに決着のついていた内容の試合にモチベーションが上がらず、先頭のマイケルにヒットを許すと、一死後、立浪にもレフト前に弾き返され、一気に三塁を狙った代走・荒木を刺そうとしたど素人レフトのソーサ元木の送球がショートバウンドとなり江藤が後ろへ逸らす間に、立浪も二塁を陥れ、二、三塁。一塁が空いた事で山崎を歩かせ、満塁策をとったものの、代打・ピンキー井上にセンターへ犠飛を打ち上げられ、ついに勝ち越しの1点を献上。その裏から投入された中日守護神・ギャラードに対して、川相不在の重さを痛感し、一発狙いの大振りに走った江藤,松井さん,マルちゃんのクリーンナップは三者三振に倒れて、ゲームセット。勝負どころで名手・川相をベンチに下げると言うとんでもない暴挙をやらかした事により、敗れるべくして敗れた巨人はまたもや無様に1点差ゲームを落とした。しかし、茂雄は川相を下げた事が敗因などとは微塵も思っておらず、川相がノーヒットだったと言う表面的な結果にとらわれて、今後もますます川相幽閉策が続くのは必至とあって、球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている。
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神宮:ヤクルト8勝4敗 |
広島:広島7勝7敗 |
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札幌:西武9勝5敗1分 |
千葉マリン:ロッテ1勝13敗1分 |
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GS神戸:オリックス8勝7敗 |