球界トピックス

7月2日


広島:広島7勝7敗
G  400011013 10
C  030200003  8
勝:木村2勝1敗
負:玉木重0勝1敗
勝:岡島3勝1敗3S
本:キュラソ星人11、ロペス6、町田8、ソーサ元木2、ガッツな貴公子12、杉山1、ヒットマン後藤4
 名手・川相、悪夢のフル欠場で薄氷の勝利! 徐々に迫り来る投壊の恐怖!
前日、勝利を呼ぶ四球を選んだにも拘わらず、茂雄はまたしても名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙いくら結果を出そうとも、見向きもしない茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードの巨人は初回、ガッツな貴公子・仁志がいきなり三塁打で出ると、続く清水がライト前に弾き返すタイムリーを放ち、1点を先制。更に、二死満塁となった所で、ソーサ元木が右中間を破る走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、この回、4点。続く2回には、上原が川相不在とあっては自分が打たなくてはとばかりにセンター前ヒットで出塁すると、続くガッツな貴公子・仁志もライト前に弾き返して、無死一、二塁。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく、清水に犠打の指示を出すも、川相と比べて遙かにバント技術の劣る清水は突っ込んできたファースト・ロペスの正面にまともに転がしてしまう有様これだけのリードがありながらも川相不在では何点あっても足りないとばかりに二塁走者・上原は必死の力走で三塁へ滑り込んだものの、憤死。なおも一死一、二塁のチャンスに清水が飛び出してタッチアウト。江藤は四球で歩いたものの、今夜の松井さんが三振に倒れて二者残塁と言う拙攻ぶり。しかも、悪い事は続くもので、三塁へ力走した際、左太腿裏に違和感を覚えるアクシデントに見舞われた上原が、その裏、先頭のキュラソ星人に11号ソロを叩き込まれた所で急遽降板。緊急登板の上、川相不在とあって不安感一杯の2番手・ヒゲ入来は代わりばな、ロペスに6号ソロを浴びた後、野村,ディアス,瀬戸と3連打を浴びて、3点を失い、一死も取れない儘、KO。巨人は4回、河本組長,仁志が連続四球を選び無死一、二塁としたものの、またバントをさせる事で今度は河本組長がケガをしてしまうなどと理不尽な不安に陥ったのか、はたまた、川相にあてつけをしたいのはやまやまながらも清水にバントの指示を出すのはあまりにもリスクが大きい事を前の打席で察したのか、やはり単に完全無策の野放し野球を愛しているだけの事なのか、茂雄はひたすら強行策を指示。しかし、清水,江藤と連続三振に倒れると、松井さんもセカンドゴロに倒れ、またもや二者残塁目を覆うばかりの拙攻ぶりに愕然とした河本組長は浅井にセーフティバントの内野安打を許すと、一死後、町田にはライトスタンドへ逆転8号2ランを運ばれる始末。1点を追う展開となった巨人は直後の5回、ソーサ元木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ同点2号ソロを放つと、続く6回には仁志が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ12号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。更に、8回には杉山が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今季1号となるソロアーチ、9回にはヒットマン後藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに4号3ランを叩き込み、ダメ押し。その裏、茂雄は守備固めですら川相を使わずに、またもやセーブのつかない場面で槙原を引っ張り出す嫌がらせを敢行茂雄の執拗な嫌がらせ,川相不在,M.C.チョンのストッパー構想の幻影と、ネガティブな要素が集中した事によりモチベーションの下がりきった槙原は2つの四球とヒットで無死満塁とすると、ワイルドピッチで1点を失うと言う惨憺たる内容でKO。ここで代わった岡島も槙原に対する茂雄のやり口に不信感を抱いた上に川相不在と言う絶望的な状況に不安感一杯代打・西山に2点タイムリーを浴びて、2点差にまで詰め寄られ、一発で同点と言う場面を迎えたものの、辛くも凌いでゲームセット。巨人は今季3度目の5連勝で貯金10となったが、名手・川相のフル欠場による投壊がいよいよ本格的となってきた上、タイムリー欠乏症,一発依存症の慢性ぶりも深刻なものとなっている。茂雄は「(川相を差し置いて代打に送った)ヒットマン後藤の3ランがなかったらどうなっていたか分からなかったですね。2回の(川相へのあてつけで指示した)清水のバント失敗が痛かった。みんなでカバーして勝ち取った試合ですね(川相は加わってませんけど)。エヘヘヘ〜」と、川相を貶める発言に終始しており、川相不在によるチーム崩壊の危機が迫っている事など微塵も気付いていない模様。これでは今後もますます川相幽閉策が続くのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている

甲子園:阪神7勝8敗
YB 100000000  1
T  00340000×  7
勝:ハンセル3勝3敗 負:ゲーリー川村3勝6敗 
本:大豊9
 ハートキー、3打点で一軍残留アピール!
初回、ローズのタイムリーで先制された阪神は3回、四球の田中シュータを一塁に置いて、偽ソーサ一軍合流で焦るタラスコが活躍した事で焦るハートキーが左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、同点。更に、続く新庄がレフト線を破る勝ち越しタイムリー二塁打。更に、タラスコのタイムリーで1点を追加。続く4回にもハートキーの2点タイムリー二塁打大豊の9号2ランで4点を奪い、試合を決定づけた。投げては先発のハンセルが5回を1失点に抑えると、6回からは伊藤、8回からは遠山が2イニングずつを無難に抑えて、逃げ切り。ハンセルに3勝目がついた。3年ぶりの横浜3タテを食らわせた阪神はこれで対横浜5連勝

浜松:中日9勝5敗
S  011104102 10
D  001000400  5
勝:五十嵐9勝2敗1S 負:人斬り抜刀斎2勝3敗 
本:ペタジーニ14、立浪3
 五十嵐、ハーラートップタイの9勝目!
2回、ヤクルトは二死から岩村が二塁打で出ると、続く宮本がタイムリーを放ち、1点を先制。続く3回にはペタジーニのタイムリー二塁打で2点目。その裏、ゴメスの押し出し死球で1点を許すも直後の4回、内野ゴロの真に1点を追加。6回にはペタジーニの14号ソロの後、二死満塁から真中,土橋の連続タイムリーで4点、7回には岩村のタイムリーで1点と着々と加点。中日はその裏、立浪が3号グランドスラムを叩き込み、3点差と詰め寄ったもの、9回にダメ押しの2点を許して力尽きた。2番手の五十嵐は4失点ながらも、ハーラートップタイとなる9勝目が転がり込んだ。

函館:オリックス6勝8敗
M  000003002  5
BW 001020010  4
勝:小林雅6勝6敗 負:木田画伯0勝1敗2S S:ウォーレン1勝1敗13S
本:初芝9、アリアス12
 小林雅、史上初の打者0人勝利投手!
3回、オリックスは塩崎の犠飛で1点を先制。5回には塩崎,五十嵐のタイムリーで2点を追加。3点を追うロッテは6回、代打・初芝が9号3ランを叩き込み、一気に同点。オリックスは8回、代打・アリアスに12号ソロで勝ち越すと、9回からは木田画伯を投入して逃げ切りを図るも、これが大誤算。一死一、三塁から大塚が2点タイムリー二塁打を放ち、逆転! オリックスはその裏から投入された疑惑の男・ウォーレンのイカサマ投球を見極めようと夢中になっているうちに3つのアウトを喫し、ゲームセット。小林雅は8回、二死一塁の場面で登板するなり暴投をかまし、一塁から三塁を狙った鈴木が憤死してチェンジと言う形で史上初の打者0人での勝利投手となった。

東京ドーム:日本ハム6勝8敗
L  000000103  4
F  010000000  1
勝:石井5勝3敗 負:ガンちゃん4勝5敗 S:森2勝2敗13S
本:金村弟3,4
 金村弟、同点&決勝の2打席連続アーチ!
日本ハムは2回、オバンドー,島田の連打の後、井出が送って、二、三塁とした所でトムがライトへ犠飛を打ち上げて1点を先制。西武先発・石井は2回以降も走者を出しながら、要所で踏ん張り、味方打線の援護をじっと待つ粘りの投球を展開。その西武打線は日本ハム先発・ガンちゃんの前に6回まで3安打と三塁から踏めないでいたが、7回、金村弟がライトスタンドへ3号ソロを放ち、ついに同点。9回にはエセネオエセ松井の四球、ジェファーソンのヒットで無死一、三塁とすると、またも金村弟が2打席連続となる4号3ランを叩き込み、勝ち越しに成功。最後は抑えの森が締め括り、13セーブ目石井は5月12日以来の5勝目をマークした。

大阪ドーム:近鉄5勝10敗1分
H  000340100  8
Bu 400100000  5
勝:田之上3勝3敗 負:山村4勝5敗 S:ペドラザ0勝1敗19S
本:中村24、秋山3、松中17
 松中、逆転17号3ラン! 王さん、監督通算700勝!
近鉄は初回、中村の24号3ラン武藤のタイムリーで、いきなり4点を先制。4点を追うダイエーは4回、秋山の3号3ランで1点差。その裏、クラークのタイムリーで1点を返されるも、直後の5回、二死一、二塁から小久保のタイムリーの後、松中が17号3ランを叩き込み、逆転に成功。更に、7回には二死満塁から鳥越が押し出し四球を選んで貴重な追加点。投げては、先発・斉藤和は4回KOとなったものの、以降は小刻みな継投で近鉄打線の追撃をかわし、最後は守護神・ペドラザが抑えて、逃げ切った。王さんはこれで巨人時代を含めて、史上15人目となる監督通算700勝を達成した。