球界トピックス

7月1日


広島:広島7勝5敗
G  011001000002  5
C  011000010000  3
勝:木村1勝1敗
負:河野3勝2敗7S
本:町田7、マッスル千代の富士12
 名手・川相、勝利を呼ぶ四球! 江藤、決勝タイムリー二塁打!
前日は求道者・前田の負傷退場に救われて勝ちを拾ったに過ぎないにも拘わらず、茂雄は名手・川相をまたもベンチに幽閉する大暴挙に打って出たあくなき茂雄の嫌がらせ攻勢により試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は2回、今夜の松井さん,マルちゃんが連続四球を選んで、無死一、二塁のチャンス。マッスル千代の富士,ソーサ元木と倒れて、不吉なムードが漂ったが、ここで村田善がレフト前に弾き返して、松井さんが先制のホームイン。更に、川相不在では自分が打つしかないとばかりに高橋尚もレフトに弾き返したものの、鈍足・マルちゃんは三塁止まり。続くガッツな貴公子・仁志は、あえなく三振に倒れて、三者残塁。自ら作ったチャンスが潰れ、気落ちしたか、高橋尚はその裏、キュラソ星人,ロペスに連打を許し、無死一、二塁のピンチを迎えると、一死後、ディアスに三遊間を破るタイムリーを浴びて、あっさり同点。巨人は3回、依然として制球の定まらない広島先発・黒田から、またも2つの四球で一死一、三塁とすると茂雄の破戒僧・清原との入れ替えプロジェクトに怒り爆発のマルちゃんのタイムリーで勝ち越し。しかし、マッスル千代の富士,ソーサ元木と倒れて、二者残塁。相変わらずの拙攻ぶりに川相不在の重さを痛感した高橋尚は、その裏、町田に7号ソロを叩き込まれ、再び試合は振り出しに戻った。更に、4回には二死からディアスのショートへの平凡なフライを川相不在でリズムを崩しているソーサ元木が突如、打球処理を清水に譲り、二塁打にしてしまう大チョンボ。西山を歩かせて塁を埋めた巨人に対して、達川監督は早くも先発・黒田を諦め、代打・新井を投入。味方に足を引っ張られて不安感一杯の高橋尚だったが、ここはショートゴロに打ち取り、何とか0点で凌ぎきった。2−2で迎えた6回、巨人はマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ12号ソロを叩き込み、勝ち越し。更に、二死二塁の場面で茂雄は高橋尚に代えて、名手・川相ではなくインケツ続きのニックンを代打で投入する嫌がらせを敢行ニックンはショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを発揮したが、これを東出がエラー。この間に二塁走者・ソーサ元木は本塁を狙ったものの、カバーに入ったキムタクの好返球にあえなく憤死。しかし、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるニックンの結果などどうでもいい茂雄はマッスル千代の富士の勝ち越しアーチにご満悦。8回には、松井さんの四球、マルちゃんのヒットで無死一、二塁となった所で、茂雄は延長に入る可能性など、微塵も考えずマルちゃんに代走・佐々木を投入。更に、犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく、よりにもよって前の打席で一発を放ったマッスル千代の富士に対して、犠打の指示を出す嫌がらせを敢行。世界のトップに君臨しようと言う技術を持つ川相にしてバント練習を毎日欠かさないと言うのに、ロクにこなしてもいないマッスル千代の富士が簡単に決められる筈もなく2球続けてファール。茂雄はやむなく強行策に出るも、これがピッチャーゴロゲッツーと言う最悪の展開で、案の定、代走・佐々木は無駄使いに終わり、むざむざマルちゃんを失う羽目となった。なおも二死三塁の場面だったが、ソーサ元木はあえなくショートゴロに倒れて、結局、無得点の拙攻ぶり。これに辟易としてモチベーションの下がった巨人2番手・岡島は、その裏、一死から東出にセンターオーバーの三塁打を浴びると、続く町田に対して痛恨のワイルドピッチを犯して、東出がに同点のホームインを許す有様。追い付かれたにも拘わらず、9回、岡島の打席で茂雄は川相でなく大野を代打で投入するも、大野はあえなく凡退。しかし、川相をベンチに追いやる事が最大の任務である大野の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い表情を見せる川相の様子にご満悦。その裏から茂雄は長期戦となる可能性を微塵も考えずに、またもセーブのつかない場面で槙原を投入する嫌がらせを敢行M.C.チョンのストッパー構想の幻影に怯える槙原は二死二塁のピンチを迎えながらも、代打・野村をライトフライに打ち取って、試合は延長に突入した。11回裏、茂雄はノリダー柏田をワンポイントで挟んだ後、木村を投入。11回表の攻撃が7番で終わっている事から、木村を7番に入れ、渋々ながらも名手・川相を9番に置いたのはいいが、ノリダー柏田を投入する際にそうせずに、木村の時まで引っ張る辺り、川相をジラす期間を一秒でも長引かせようとする茂雄の嫌がらせ攻勢の最後の抵抗であった。ともあれ、名手・川相がついにグラウンドに降り立った事で安心感一杯の木村は無難に後続を断ち切り、12回表に突入。一死後、打席に入った名手・川相はじっくりボールを見ていく職人気質のバッティングで四球を勝ち取ると、二死後、清水がセカンドへの内野安打で出塁。ここで江藤が川相の作ったチャンスは無駄には出来ないとばかりにセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち、二者生還! その裏、川相をバックに置いて伸び伸びとした投球を展開する木村は、あっさり三人で斬ってとり、ゲームセット。川相を出さないが故に無駄に勝負が長引き、川相を出した途端に川相の開いた活路によって勝ったと言ういかに川相がキーマンであるかが再認識された内容となったにも拘わらず、茂雄は江藤の決勝二塁打の事しか印象にない様子で今後もますます川相幽閉策が続くのは必至とあって、貯金を今季最多の9に伸ばしたとは言え、まだまだ予断は許さない状況だ。 

甲子園:阪神6勝8敗
YB 200001000  3
T  01020030×  6
勝:福原3勝6敗 負:福盛2勝4敗10S S:葛西1勝2敗7S 
本:鈴木なおのり6、タラスコ6
 偽ソーサ、一軍合流! 崖っぷちのタラスコ3打点!
初回、横浜は鈴木なおのりがライトスタンドへ6号2ランを放ち、先制。阪神は2回、無死満塁から吉田剛の併殺打の間に1点を返すと、4回には偽ソーサの一軍合流で焦るタラスコが2試合連続となる6号2ランを叩き込み、逆転に成功。横浜は6回、二死一、三塁から谷繁がライト前へタイムリーを放ち、同点。3−3で迎えた7回、阪神は一死一、二塁から大豊のタイムリーに中根のエラーが加わり、2点を勝ち越し。更に、タラスコが犠飛を打ち上げ、ダメ押しの6点目を追加。最後は葛西が3人で締め括り、7セーブ目。2番手の福原が4月18日以来となる3勝目をマークした。

ナゴヤドーム:中日9勝4敗
S  000000001  1
D  10002100×  4
勝:山本昌4勝3敗 負:ハッカミー5勝3敗 
 
 山本昌、攻守に渡る活躍! 今季初完投で4勝目!
中日は初回、一死三塁からマイケルがレフトへ犠飛を打ち上げ1点を先制。5回に福留が右中間を破るタイムリー三塁打を放った後、山本昌がバスターで前進守備のショートの横を抜くタイムリーを放ち、2点を追加。続く7回には一死一、三塁から、またも福留がレフトへ犠飛を打ち上げて、ダメ押し。投げては先発・山本昌が球威,制球共に申し分ない投球で8回まで3安打に抑え、二塁も踏ませない好投。9回に、佐藤にタイムリーを浴びて、完封こそ逃したものの、今季初完投で4勝目をマーク。敗れたヤクルトは3連敗となり、貯金が消滅した。

函館:オリックス6勝7敗
M  000002110  4
BW 20200502× 11
勝:川越7勝4敗 負:ジョニー黒木3勝8敗
本:小川1、ボーリック14
 またも乱調! ジョニー黒木、9失点KO!
対ロッテ5連敗のオリックスが今季最多の17安打で快勝を収めた。初回、二死一、三塁から小川,藤井の連続タイムリーで2点を先制すると、3回には松本のタイムリーエラー,アリアスのタイムリーで2点を追加。6回に大塚,ハタハタ石井のタイムリーで2点を返されるも、その裏、鈴木のタイムリー,小川の今季1号となる3ラン等で5点を奪い、試合を決定付けた。投げては、先発・川越が7回途中まで3失点ながら、大量援護に守られて7勝目。一方、この日も乱調のロッテ先発・ジョニー黒木は味方の守備にも足を引っ張られまくるなど、9失点KOで8敗目

東京ドーム:日本ハム6勝7敗
L  001000101  3
F  10200010×  4
勝:下柳1勝1敗 負:潮崎2勝4敗 S:ミラバル1勝2敗13S
本:エセネオエセ松井10、奈良原2
 下柳、今季初勝利! 先発では5年ぶりの白星!
初回、日本ハムは二死三塁から赤田のタイムリーエラーで先制。3回に金子のタイムリーエラーで同点とされるも、その裏、ガッツがライトオーバーのタイムリー三塁打を放ち、勝ち越し。更に、片岡がセンターへ犠飛を打ち上げて1点を追加。7回に、エセネオエセ松井の10号ソロで再び1点差と詰め寄られたが、その裏、奈良原の2号ソロで突き放した。最後は守護神・ミラバルが1点を返されるも、辛くも逃げ切り13セーブ目。今季初先発となった下柳は7回を3安打2失点と責任を果たし、今季初勝利先発では実に5年ぶりの白星となった。敗れた西武は首位陥落となった。

大阪ドーム:近鉄5勝9敗1分
H  000101001000  3
Bu 201000000000  3
 
本:中村23、小久保16
 小久保、起死回生の同点弾! ダイエー、首位返り咲き!
近鉄は初回、無死一、三塁からローズの併殺打の間に先制すると、続く中村がライトスタンドへ23号2ラン! 3回には一死三塁からローズの犠飛で1点を追加。3点を追うダイエーは4回、松中のタイムリー内野安打、6回には小久保のタイムリー三塁打で1点差と詰め寄ると、土壇場9回には近鉄守護神・大塚から、またも小久保がレフトスタンドへ16号ソロを放ち、同点。ダイエーは、その裏から、篠原を投入して延長戦に持ち込んだものの、そう毎度毎度神がかり的白星は呼び込めず、引き分けに終わった。西武が敗れた事により、ダイエーは再び首位に返り咲いた