球界トピックス
6月21日
5回、会心のタイムリーを放つ川相 |
塁上に渋くたたずむ名手・川相 |
7回、川相の頭上を襲う佐野の殺人投球 |
佐野に一喝を飛ばす名手・川相 |
鈴木郁と睨み合う川相を江藤が制止 |
川相暗殺に失敗し、ガックリする茂雄 |
ナゴヤドーム:中日4勝9敗
G 201060700 16
D 000000102 3
勝:メイ6勝4敗
負:野口4勝6敗
本:清水4、佐々木1、マッスル千代の富士9、大野1、ピンキー井上4
名手・川相、会心の2安打! 今季最多の21安打で7連勝!
この日、日本新聞協会定例理事会に出席したナベツネは「オールスター前に貯金10できれば98%の確率で優勝だ」などと、根拠など全くない訳の分からない事を口走り、その上で「来季も茂雄続投? 優勝してどうして代える必要があるんだ?」と、万一、茂雄ヘッポコ采配が炸裂しまくりながらも、圧倒的な戦力による力押しで奇跡的優勝を飾った場合、たとえその優勝の要因に茂雄の采配と言う要素がひとかけらもなかったとしても、来季も茂雄続投を示唆して、巨人ナインに戦慄が走った。優勝→茂雄勇退が理想的な形と思われていたが、優勝する事によって茂雄政権が続いてしまう事になると、川相の犠打世界記録が阻止される可能性は更に強まる上、また数年、茂雄ヘッポコ采配に悩まされる事になるのは必至とあって、果たして優勝を狙うべきなのか、ここでV逸してサッサと茂雄を追放し、森氏辺りを引っ張ってくる方が得策なのでは!?と言う葛藤に悩まされる選手が続出。ただでさえ、前日、名手・川相に対して、茂雄が究極無比の嫌がらせ行為を働き、ハマの大馬人の造反劇があった横浜以上に険悪なムードだと言うのに、このナベツネの爆弾発言は巨人ナインのモチベーションをより一層下げるのに十二分だった。しかし、そんな事にはお構いなしの茂雄は、この日も川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た! 更に、中日先発が左腕・野口と言う事でヒットマン後藤を下げて、レフトに弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木、ショートにインケツ続きの川相幽閉策・筆頭刺客のニックンを起用する嫌がらせを敢行。所詮、茂雄のヒットマン後藤への信頼度など、左対左のこだわりを凌駕するものではなく、川相を幽閉する為の材料としての偽りの信頼でしかなかったと言う事が露呈して、ますます重苦しいムードに包まれた。しかし、中日先発・野口は初回一死からソーサ元木を歩かせると、2つのワイルドピッチを犯して三塁へ進めてしまう乱調ぶり。労せずしてチャンスを貰った巨人は、ここで江藤がレフト前へタイムリーを放ち、先制。江藤が二盗を決めた後、今夜の松井さんはセカンド立浪のグラブを弾くタイムリーを放ち、2点目。更に、マルちゃんが歩いて、二死二、三塁と言うチャンスを作ったものの、ニックンはあえなくショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりで二者残塁。しかし、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるニックンの結果などどうでもいい茂雄は全く気にする事なく先制の2点にご満悦。巨人先発は阪神・和田の外道な遅延行為に激昂し、威嚇投球をかました事による出場停止処分が解けたメイ。復帰早々、江藤,ニックン,ソーサ元木と言う障子紙の様に脆いレフトラインをバックに背負わされた事で、モチベーションの下がったメイは、いきなり二死一、二塁のピンチを迎えたが、ここで二塁走者・李ボンジョムが二、三塁間に挟まれる大チョンボで憤死し、無得点。続く2回には、一死から山崎のライト前のフライをマッスル千代の富士が強引にダイレクトで捕りに行き、後逸する大チョンボ。ボールが転々とする間に、山崎は一気に三塁を陥れたが、後続を断たれて、またも無得点。相次ぐ中日の拙攻に助けられた巨人は直後の3回、一死一、二塁とすると、マルちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドには届かなかったものの、ライトフェンス直撃のタイムリー二塁打となり、二塁走者・江藤が生還。なおも、一死二、三塁のチャンスにマッスル千代の富士はピッチャーゴロに倒れると、続くニックンはまたもショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりで二者残塁。しかし、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるニックンの結果などどうでもいい茂雄は追加点にご満悦。4回には、二死からガッツな貴公子・仁志がヒットで出ると、すかさず二盗。これが成功したにも拘わらず、アウトと勝手に勘違いした仁志はベースを離れてタッチアウトになると言う大チョンボ。その裏、先頭のマイケルのサードゴロを江藤が弾いた事により出してしまうと(記録はヒット)、二死後、山崎にはセンターオーバーの二塁打を浴びて、二、三塁とまたも大ピンチ。しかし、ここも井端がライトフライに倒れて、またも無得点と言う拙攻ぶり。攻守に渡ってチョンボ連発ながらも、それを上回る中日の拙攻に助けられた巨人は直後の5回、ソーサ元木がヒット、江藤が四球で出て、無死一、二塁とすると、ここで野口がセ・リーグタイ記録となる1試合3個目のワイルドピッチ。ボールが転々とする間にソーサ元木は一気に本塁を陥れ、4点目。更に、松井さんを歩かせた所で、野口はついにKO。代わってマウンドに上がった正津に対して、マルちゃんは川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドには届かなかったものの、右中間を真っ二つのタイムリー二塁打となり、二者生還。更に、マッスル千代の富士がヒットを放ち、一、三塁となった所で、打席にはニックンを迎えたが、あまりのインケツぶりに業を煮やした茂雄は投手が右の正津に代わっている事でこれ幸いとヒットマン後藤を代打で投入。これに対して、星野監督が何と先発要員の左腕・小池にスイッチしてきたのを見た茂雄は川相幽閉策以上に重い左対左のこだわりから、渋々ながら名手・川相を代打の代打で投入。長期に渡る茂雄の幽閉策を受け、打席に立つのは実に10日ぶりと言う名手・川相は前日の屈辱的な嫌がらせの鬱憤を晴らすかの様に初球を叩き、ライト前に芸術的な流し打ちのタイムリーヒット! 川相投入で意気上がる巨人はチュウが四球を選んで満塁となった後、メイまでもがセンター前に弾き返して、2点を追加し、この回、一挙6点。更に、7回には大量リードになった事でソーサ元木に代わって2番レフトに入っていた清水が長期に渡る茂雄幽閉策の鬱憤を晴らすかの様にライトスタンドへ4号2ランを叩き込むと、江藤が四球、松井さんがヒットの後、途中出場の佐々木がレフトスタンドへ11年目にしてプロ初アーチとなる3ラン! 続くマッスル千代の富士にも9号ソロが飛び出した所で、あまりのメッタ打ちにぶち切れたか、星野監督はせめて巨人優勝の鍵を握る男・名手・川相だけでも潰しておかねばなるまいと画策し、佐野に殺人投球を指令。初球、いきなり頭部付近へ投げ込まれた川相は持ち前の動態視力と俊敏な動きでこれをかわしたものの、このワンサイドゲームでの信じがたい投球をかました佐野に一喝! あの温厚な川相が激昂したと言う事で、あわや乱闘騒ぎとなったが、いっその事、佐野の球を食らって潰れてくれれば幽閉策もスムーズに進んで幸いと思っていた茂雄は、ベンチにどっかりと腰を据えた儘、この乱闘騒ぎには全くの無関心を装うのだった。しかし、この乱闘騒ぎの際、川相を信奉するメイが激しく興奮していたのを見た茂雄は、この儘、投げさせると報復行為をやらかしてまた出場停止を食らう危険性があると察知したのか、完封ペースにも拘わらず、メイの打席で大野を代打で投入。これに対して、川相の一喝により動揺していた佐野は大野にもプロ入り初アーチを浴びて、1イニング4被本塁打のセ・リーグタイ記録を樹立。9回、名手・川相が職人技の流し打ちで右中間を破る二塁打を放ち、今季チーム最多となる21本目のヒットをマークした巨人は7連勝。中日は終盤、ピンキー井上の4号等で3点を返して一矢を報いたものの、焼け石に水で4位転落。随所にインケツぶりを発揮するニックンに代わって、2安打を放つ活躍を見せた名手・川相だが、皮肉にも21安打4ホーマーと言う打線の爆発ぶりが、ただでさえ川相の活躍を見て見ぬフリをする茂雄への印象度を薄めてしまう結果となり、まだまだ川相幽閉策は続きそうだ。また、この日、左太腿痛の再発で二軍調整中の破戒僧・清原がイースタンリーグの湘南戦に、4番ファーストでスタメン出場。戸叶から一発かますなど、2打数1安打1四球の内容で復活をアピールした。
神宮:ヤクルト5勝4敗1分 |
福井:広島6勝6敗1分 |
大阪ドーム:近鉄5勝5敗 |
GS神戸:オリックス5勝5敗 |
東京ドーム:日本ハム11勝1敗1分 |