球界トピックス

6月20日


ナゴヤドーム:中日4勝8敗
G  300100100  5
D  001000000  1
勝:カリメロ8勝3敗
負:バンチ6勝4敗
 茂雄、究極無比の嫌がらせ炸裂! バンチ自滅で拾い物の6連勝!
川相不在の影響から守乱を連発しているにも拘わらず、茂雄は付け焼き刃の投内連係練習でお茶を濁して、あくまで名手・川相のスタメン起用については固辞し、この日もベンチに幽閉する大暴挙。その影響で、ハマの大馬人の造反劇があった横浜以上に険悪なムードの巨人は初回、一死二塁のチャンスを掴みながら、ガッツな貴公子・仁志が三盗をかまして憤死。早くも拙攻の予感が漂ったが、制球が不安定な中日先発・バンチは江藤,今夜の松井さんと歩かせて一、二塁。ここで川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにマルちゃんが激振すると、打球はスタンドには届かなかったものの、ライトフェンス直撃のタイムリー三塁打となり、2点を先制。更に、マッスル千代の富士のショートゴロを井端が一塁へ悪送球を犯し、この回、僅か1安打で3点をゲット。中日は3回、二死から李ボンジョムがヒットで出ると、すかさず二盗。続く井端の当たりはサード前へのボテボテのゴロとなったが、これを川相不在で守備のリズムを崩している江藤がお手玉し、もたついている隙に李ボンジョムは一気に三塁を回ってホームイン付け焼き刃の守備練習など、川相不在では何の効果もないと言う事が早くも露呈し、重苦しいムードに包まれた巨人は直後の4回、四球で出たソーサ元木を二塁に置いて、ガッツな貴公子・仁志が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、再びリードを3点に広げると、7回にはヒットマン後藤の四球、松井さんのシフトの逆をつくヒットで一死一、三塁。ここで打席に入ったマルちゃんはまたもや川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。惜しくもスタンドには届かなかったが、犠牲フライとしては十分の距離となり、三塁走者・ヒットマン後藤が生還川相不在と言うとてつもなく不安なバックを背負い、苦しい投球の先発・カリメロは3回に守備のミスから1点を失った事でバックに任せてはおけないとばかりにMAX148kmをマークする全力投球モードに突入し、主砲・ゴメスが風邪による発熱を訴えて途中退場するなど弱体化した中日打線を翻弄。8回二死、村田善の打席の際、茂雄は飛ばし過ぎで疲れの色が見え始めたカリメロに代わり、名手・川相をネクストバッターズサークルに送るも、村田善が凡退しスリーアウトチェンジ。その裏、カリメロの降板を決めていた事で2番手の岡島を8番に入れた茂雄は、代打として起用すると思われた名手・川相を9番に入れて守備につかせるのかと思いきや、何と守備についたのはニックン。ハナから起用する気など毛頭ないにも拘わらず、村田善が凡退すると見越した上で、ネクストバッターズサークルに送る思わせぶりな行動をかました挙げ句、結局、出さないと言う究極無比の嫌がらせを敢行するとは、恐るべき茂雄の知謀! こんな事に回る知謀があるならば、もっと有意義な事に使って欲しいものだ。その嫌がらせのおかげで9回、先頭打者となったニックンはあえなく凡退するインケツぶりを発揮したが、川相に対してのこの上ない嫌がらせ政策が成功した事でニックンの結果など、どうでもいい茂雄はご満悦。その裏、またもセーブのつかない場面で槙原を引っ張り出す嫌がらせを敢行したが、M.C.チョンのストッパー転向案などと言うバカげた構想をぶち上げられて立場の苦しい槙原は渾身の投球で中日の反撃を断ち切り、ゲームセット。バンチの四球連発による自滅で辛うじて勝ちを拾ったものの、またも川相がフル欠場に終わるなどムード最悪の巨人だが、そんな事に全く気付かない茂雄は6連勝にご満悦で、今後も川相幽閉策は続きそうだ

神宮:ヤクルト4勝4敗1分
YB 000010002  3
S  001000003× 4
勝:五十嵐8勝2敗1S 負:福盛2勝3敗9S 
本:多村1
 土橋、サヨナラタイムリー! 五十嵐、タナボタ8勝目!
0−0で迎えた3回、ヤクルトは副島のタイムリーで1点を先制。1点を追う横浜は5回、ハマの大馬人・駒田の謹慎処分のおかげでスタメンのチャンスが回ってきた多村が今季初アーチとなる同点弾。9回にはメカゴジラのタイムリー二塁打で2点を勝ち越した横浜は福盛を投入して逃げ切りを図るも、これが裏目。ヤクルトは青柳の2点タイムリー二塁打で追い付くと、更に、土橋がレフト前に弾き返して、サヨナラ勝ちを収めた。敗戦投手一転タナボタの白星が転がり込んだ五十嵐は8勝目をマーク。

富山:広島5勝6敗1分
T  010003000  4
C  200000000  2
勝:川尻5勝2敗 負:高橋3勝4敗3S S:中込尊師1勝0敗2S 
 
 代打・和田、逆転2点タイムリー!
広島は初回、浅井,ロペスのタイムリーで2点を先制。直後の2回、阪神は無死満塁から、矢野が犠飛を打ち上げて1点差とすると、6回にも二死満塁と絶好のチャンス。ここで代打・和田がライト前に弾き返す2点タイムリーを放ち、逆転に成功。更に、キムタクにタイムリーエラーが出て、この回、3点。6回途中から登板した中込尊師が3回2/3を1安打に抑える好投で逃げ切った。尚、故障で戦線離脱中の広島・緒方が、この日、右膝と足首の手術を行い、今季中の復帰はほぼ絶望的と診断された。

大阪ドーム:近鉄5勝4敗
L  000000000  0
Bu 02000200×  4
勝:エルビラ2勝4敗 負:豊田4勝5敗
本:川口5
 エルビラ、ノーヒットノーラン達成!
西武先発・豊田はいきなり4者連続三振と言う最高の立ち上がりだったが、2回二死から吉岡に二塁打を許すと、続く川口にはライトスタンド5号2ランを叩き込まれ、先制点を献上。6回にはローズ,吉岡がタイムリー二塁打で2点を追加され、豊田はKO。一方、近鉄先発・エルビラは初回に2四球で迎えたピンチを切り抜けてからは、8回まで1四球を与えただけと言うつけいる隙を与えない投球を展開。9回も簡単に三人で打ち取り、史上69人目(80回目)となるノーヒットノーランを達成した。

GS神戸:オリックス5勝4敗
H  350130001 13
BW 020000100  3
勝:永井6勝3敗 負:小林3勝6敗
本:小久保13、松中14,15、ニエベス8,9、鈴木7
 猛爆・ダイエー、怒濤の一発攻勢で2位浮上!
ダイエーは初回、吉永のタイムリーで2点を先制すると、更に、秋山にタイムリーが飛び出し、この回、3点。続く2回には、一死一、二塁から小久保,松中,ニエベスの3連続アーチで5点を追加し、早くも試合を決定付けた。更に、この後も、攻撃の手を緩めないダイエーは松中,ニエベスにこの日2本目のアーチが飛び出す等、怒濤の一発攻勢で20安打13点を奪い快勝。これでダイエーは2位に浮上。一方、今季初の5連敗となったオリックスは2位から一気に4位へ転落した。

東京ドーム:日本ハム10勝1敗1分
M  000003400  7
F  13050102× 12
勝:建山6勝5敗 負:榎0勝1敗 S:伊藤1勝1敗1S
本:ガッツ10、井出7、金子2、ボーリック13、初芝8、大塚6
 大塚、疑惑の3ラン! 大島監督、猛抗議で退場!
初回、日本ハムは片岡のタイムリーで先制すると、続く2回には、野口,ガッツのタイムリーで3点を追加。更に、4回にはガッツ,井出,金子と一発攻勢で、一挙5点を奪い、試合を決定付けた。ロッテは6回、ボーリックの13号3ランで追い上げると、1点を返された直後の7回には初芝の8号ソロで1点を追加し、なおも二死一、二塁のチャンス。ここで大塚の打球はレフトポール際、僅かに左に切れるファールと思いきや、判定は何とホームラン。これに激昂した大島監督は20分に渡る猛抗議。暴言や暴力行為を働いた訳でもないにも拘わらず、試合進行を妨げた遅延行為として、明らかなミスジャッジを棚上げされた儘、大島監督は退場処分となった。この疑惑のホームランで3点差と詰め寄られた日本ハムは、8回にも2点を追加し、ダメ押し。先発・建山に6勝目、伊藤に今季初セーブがついた。ロッテの連勝は6でストップとなり、再び最下位に転落した。

 来季、140試合制で合意!
この日、東京・内幸町の日本野球機構会議室で12球団開発協議会が行われ、来季の公式戦試合数について討議。「21世紀は新しい興業形式でスタートすべき」(川島コミッショナー)と言う事で、地方球場で行う事を前提とした上で現行より5試合増やすと言う36年ぶりの140試合制とする事で合意。労組・選手会との団体交渉となる7月10日の選手関係委員会で了承を得た上で7月17日の実行委員会で正式に決定となる模様。尚、かねてよりパ・リーグが要望してきたセ・パ交流戦については、またしても時期尚早として却下された。また、来年のオールスターについて、選手年金基金に充てる為と言う事で五輪開催年でないにも拘わらず3試合制を継続する事が決定。開催球場については、第1戦が福岡ドーム、第2戦が横浜スタジアム、そして第3戦は来年6月に完成予定となっている札幌ドームで実施する事が内定した。