球界トピックス

6月18日


甲子園:阪神6勝8敗
G  100001001  3
T  000010000  1
勝:上原7勝3敗
負:織田裕二6勝4敗
本:江藤18、ヒットマン後藤2、今夜の松井さん21
 攻守に渡ってミス連発! 一発攻勢と上原の力投で辛勝!
16日の試合では勝ったとは言え、12残塁と言う大拙攻をやらかし、ほころびが露呈しているにも拘わらず、そんな事にお構いなしの茂雄は、巨人戦4連勝中の織田裕二が相手にも拘わらず、またも名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙前日、M.C.チョンのストッパー構想を披露し、槙原へ嫌がらせをかますなど、相次ぐ茂雄の嫌がらせ攻勢に重苦しいムードに包まれた巨人は初回、二死から江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ18号ソロを叩き込み、1点を先制。これで動揺したのか、織田裕二は今夜の松井さんを歩かせると、続くマルちゃんは打ち取りながらも、シフトの逆をつかれ、一、二塁。しかし、マッスル千代の富士はサードフライに倒れ、二者残塁と、この日も一発依存症&タイムリー欠乏症の兆候が露わになる不吉な立ち上がりとなった。川相不在で不安感一杯の上原に対して阪神は、2回、二死から矢野がヒットで出ると、続く根本のショートゴロをソーサ元木が二塁へ大悪送球を犯し、一、三塁。川相不在と言うバックがいかに頼りないかを改めて痛感した上原はバックに任せておけないとばかりに田中シュータを三振に斬ってとり、このピンチを脱出。巨人は4回、先頭の松井さんが粘った末に四球を選んだものの、続くマルちゃんが最悪のゲッツー。5回にも一死二塁とチャンスを掴みながら、二塁走者のソーサ元木が牽制で刺される大チョンボ川相不在の影響から来る拙攻につぐ拙攻にモチベーションが下がった上原に対して、阪神はその裏、矢野,根本が連打を浴びせると、田中シュータがきっちり送って、一死二、三塁。ここで織田裕二が見事にスクイズを決めて、矢野が同点のホームイン。ボールが一塁へ転送される間に二塁走者・根本も一気に本塁を狙ったものの、惜しくもタッチアウトとなり、1点止まり。直後の6回、巨人は一死からヒットマン後藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。なおも二死から松井さんが二塁打を放ったものの、マルちゃんはあえなく凡退し、またもあと一本が出ず。勝ち越したとは言え、またも拙攻をかまされてモチベーションが下がった上原は、その裏、先頭のミスタースナイパー坪井に一塁線を破られると、続く平尾の送りバントを川相不在で守備のリズムを崩しているマルちゃんがエラーを犯し、無死一、三塁の大ピンチ。またも味方に足を引っ張られて逆ギレした上原は、ハートキー,新庄,タラスコのクリーンナップトリオを渾身の投球で退けて、このピンチを脱出。直後の7回、一死からソーサ元木が四球を選ぶと、茂雄は長打や連打の期待が薄い下位打線となるにも拘わらず、二塁にいるならともかく一塁走者であるソーサ元木に対して、インケツ続きのニックンを代走に送ると言う気がふれたとしか思えない采配を展開し、しかも、こんな場面でわざわざ代走を使っておきながら、茂雄はチュウにはただ漠然と強攻策を指示。延長になる可能性などカスリとも考えず、無駄に攻撃力を下げて駒を1つ失うだけと言う無駄遣い采配に辟易としたチュウはあえなくショートゴロ。平尾の悪送球でゲッツーとはならなかったものの、続く上原もあっさり凡退と、万人の予想通りの無駄使い采配となった。2−1の儘、迎えた9回表、先頭の松井さんに対して、ノムさんは遠山を投入するも、松井さんは川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーン右へ21号ソロを叩き込み、貴重な1点を追加。この後、二死満塁と言うチャンスを掴んだものの、ガッツな貴公子・仁志は見逃し三振に倒れて、三者残塁と、相変わらずのタイムリー欠乏症ぶりを露呈。茂雄は犠打世界記録に近付けさせないと言う嫌がらせを全う出来た事に満足したのか、9回からようやく守備固めとして川相を投入川相不在から来る、飛ばし過ぎの影響で心身共に限界をとっくに越えていた上原だったが、ついに川相がバックについた事により、最後の気力を振り絞り、完投で7勝目をマーク。一見、快勝に見えるこの日も、得点の全てがホームランと言う一発依存症,7残塁と言うタイムリー欠乏症に加えて、得点にこそ結びつかなかったもののエラーを連発するなど、危なっかしい内容で、とても楽観視してはいられない状態。しかし、完全無策の野放し野球が炸裂してご満悦の茂雄はチームのほころびになど、全く関心がない模様で、今後も川相幽閉策を続行するのは必至とあって、球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている

横浜:横浜5勝7敗
C  000001000  1
YB 00100002×  3
勝:森中2勝1敗 負:ミンチー姉さん7勝5敗 S:福盛2勝2敗9S 
本:山崎2
 ハマの大馬人、権藤さんの代打策に逆ギレ! 試合途中で帰宅!
3回、横浜は鈴木なおのりのタイムリーで先制。1点を追う広島は6回、ロペスのタイムリー二塁打で同点。その裏、二死一、二塁と言う場面で権藤さんは、この日、2三振と広島先発・ミンチー姉さんに全く合ってないハマの大馬人・駒田に代打・中根を投入。これに激昂した駒田はあからさまに権藤さんに見せつけるかの様にヘルメットやバットを叩き付けてベンチ裏に退くと、ロッカー室でも大暴れ。今季、不調の駒田は、これまでも何度か代打を出され、スタメンすら外される事も珍しくはなかったにも拘わらず、この日に限って「レギュラーの中で代打を送られる記念すべき第1号だ。ウチでは投手以外で代えられた事はない」などと、訳の分からない事をぬかし、とうとう試合途中にして帰宅すると言う造反劇をかました。球団側からは罰金処分等、何らかの処分が下される事は間違いなく、「何で帰った人にわざわざ電話で話さなければいけないんだ。駒を動かす権利は私にある。選手の思い通りなら監督などいらない」と駒田の所業を強く批判する権藤さんが見せしめの為に二軍に落とす可能性すら出てきている。駒田もロッカー室で暴れていた際「二軍でも何でもいいや!」と怒鳴り散らしている事から二軍落ちは覚悟の上の行動だった模様。自宅に戻ってからも「処分はしょうがない。監督とは野球観の違いがある」と権藤さんを批判した上に「監督」呼ばわりして更なる罰金の要因を作ったとあって、この二人の確執は容易には収まりそうもない様子だ。尚、試合の方は8回に鈴木なおのり,井上のタイムリーで勝ち越した横浜が連敗を7でストップさせた。

札幌:ヤクルト4勝7敗
D  030131000  8
S  00010703× 11
勝:五十嵐7勝2敗1S 負:岩瀬4勝3敗1S S:高津16S 
本:エラー王・種田4、山崎8、中井美穂の旦那・古田6
 ヤクルト、7点差跳ね返す逆転勝利!
序盤から打線好調の中日は2回に3点を先制すると、4回には先発の武田が自らタイムリー。5回にはエラー王・種田,山崎の一発が飛び出るなど、6回までに8−1と大きくリード。しかし、その裏、ヤクルトは副島の犠飛で武田をKOすると、なおも満塁と言う場面で中井美穂の旦那・古田が6号グランドスラム。更に、この後、宮本,度会のタイムリーで一挙7点を奪い試合は振り出しに。8回には二死満塁から土橋が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、ついに勝ち越しに成功。あとは守護神・高津がきっちり抑えて逃げ切り、16セーブ目をマークした。

東京ドーム:日本ハム7勝7敗
H  001000010  2
F  40020000×  6
勝:ガンちゃん4勝4敗 負:星野0勝1敗 S:ミラバル1勝2敗11S
本:ガッツ9、片岡10
 ガンちゃん、ダイエーから4年ぶり白星!
日本ハムは初回、一死から、ガッツ,片岡が連続アーチを浴びせると、更に、島田,井出,トムが3連打を浴びせて、この回、4点を先制。ダイエーは3回、2本のヒットで一死一、三塁とすると、松中がライトへ犠飛を打ち上げ1点を返したものの、日本ハムは4回、一死二、三塁から奈良原がタイムリー二塁打を放ち、2点を追加し、ダイエー先発・星野をKO。一方、日本ハム先発・ガンちゃんは毎回走者を出しながらも要所わ抑える粘りの投球で8回途中までを2失点で切り抜け、通算50勝目をマーク。苦手としていたダイエー相手には、実に4年ぶりの白星となった。

千葉マリン:ロッテ9勝5敗
Bu 0001200000  3
M  0000111001× 4
勝:小林雅4勝6敗 負:ウォルコット3勝4敗
本:ボーリック12
 諸積、サヨナラタイムリー! ロッテ、6連勝!
ロッテ先発は村田兆治の持つ日曜7連勝の記録更新を狙う小野。これに対して近鉄は4回、一死一、二塁からクラークがタイムリーを放ち、1点を先制。続く5回には、平下,中村のタイムリーで2点を追加。その裏、ロッテはボーリックの12号で1点を返すと、続く6回には酒井のタイムリー二塁打で1点差。更に、7回には一死満塁から併殺崩れの間に、ついに同点とし、3−3の儘、試合は延長にもつれ込んだ。迎えた10回裏、ロッテは一死満塁から諸積がセンター前にタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。これでロッテは今季初の6連勝。敗れた近鉄は単独最下位へ転落した。

ナゴヤドーム:オリックス4勝5敗1分
L  000000000000  0
BW 000000000000  0
 
 
 両軍譲らぬゼロ行進で、ドロー!
西武先発・潮崎に対して、オリックスは2回、5回と得点圏に走者を進めながらも、攻めあぐねてゼロ行進。6回には二死二塁から、谷がレフト前へ弾き返すも、二塁走者・ハイツ田口が本塁憤死。一方、西武もオリックス先発・川越の前に8回まで僅かに3安打と沈黙。西武が7回から細かい継投に切り替えると、オリックスも9回からメジャー帰りの木田画伯を投入し、0−0の儘、延長に突入。12回、オリックスは二死からマルセドが三塁打を放ち、サヨナラのチャンスを作ったものの、代打・嘉勢があえなく三振に倒れ、結局、規定により引き分けに終わった。