球界トピックス

6月15日


東京ドーム:巨人10勝2敗
YB 000100000  1
G  20010111×  6
勝:桑田3勝4敗
負:ゲーリー川村3勝5敗
S:岡島2勝0敗2S
本:江藤17、マルちゃん13,14
 マルちゃん、2発5打点の活躍! 桑田、43日ぶりの3勝目!
前日、川相不在ながらも何とか勝利を収めたとは言え、攻守に渡って大雑把な部分が目立つ内容であったが、大雑把な完全無策の野放し野球を愛する茂雄がそんな事を憂う筈もなく、この日も、当たり前の様に名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙。巨人は初回、一死一塁から、江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ2試合連続の17号2ランを叩き込み、2点を先制。巨人先発・桑田は川相不在と言う事で初回から持ちうる全ての力を注ぎ込む投球を展開しながらも、2,3回と得点圏に走者を背負う苦しい内容で、早くも疲労困憊。その桑田に対して横浜は、鈴木なおのり,ローズと連打を浴びせて、無死一、三塁。ハマの大馬人・駒田がゲッツーに倒れたものの、メカゴジラが一、二塁間を破るタイムリーを放ち、1点差。その裏、巨人はマルちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ13号ソロをぶち込んで、再び2点のリード。5回には一死一塁の場面で、茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるかの様に犠打を指示するも、川相と比べ遙かにバント技術の劣る桑田はキャッチャー正面に転がしてしまい、最悪のゲッツー。続く6回には、二死から江藤がライト前にポトリと落ちる幸運なヒットで出塁すると、今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はライトフェンス最上部に当たり、スタンドインとはならなかったものの、一塁走者・江藤が返すタイムリー二塁打となり、4点目。しかし、直後の7回、川相不在の影響で疲労困憊の桑田は二死から谷繁にレフト線への二塁打を浴びると、代打・井上を歩かせて、一、二塁とした所で、無念の降板。代わった岡島が何とかこのピンチを凌ぐと、その裏、先頭のマルちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2打席連続の14号ソロ。直後の7回、茂雄はマルちゃんを下げて守備固めに入ったが、勿論、川相など出そう筈もなく、ニックンを起用する嫌がらせ。8回には、一死からヒットマン後藤,江藤がしみったれたポテンヒットを連発し、一、三塁とすると、今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振詰まった分、スタンドには届かなかったものの、犠牲フライには十分で、ヒットマン後藤が6点目のホームイン。好投の岡島を茂雄がいつ無駄に動いて代えてしまうかと巨人ベンチは戦々恐々だったが、一発頼みの完全無策野放し野球で優位に試合を運んでいた事で悦に入って呆けている隙に岡島が9回まで投げきって、ゲームセット。これで6連敗の横浜は対巨人戦早くも10敗目となった。この日も名手・川相は悪夢のフル欠場で茂雄の嫌がらせプロジェクト「今季中の1500試合出場阻止」達成マジックは17首位に返り咲いたとは言え、横浜から貯金を稼いでいるだけに過ぎず、相変わらず、大雑把な展開でしか勝てない状態が続く巨人が大混戦のセ・リーグで抜け出すのは容易ではないが、目先の勝利にとらわれ、長期的展望の出来ない茂雄がそんな事に気付く筈もなく、今後も川相幽閉策を続行するのは必至とあって、球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている。連日の茂雄ヘッポコ采配の影響で混沌の渦に巻き込まれている巨人だが、イースタンの日本ハム戦では飼い殺し中のドミンゴ,出場停止中のメイが揃って登板する4億円豪華リレーが展開された。先発したドミンゴは5回を投げて3安打6三振の無失点と申し分ない内容で一軍昇格を猛アピール。一方、2番手としてマウンドに上がったメイは3イニングを無失点に抑え、最終回も簡単に二死をとったものの、西の打球を左かかとに受けて降板するアクシデント。幸か不幸か大事には至らず、21日には一軍で先発登板する予定との事。好投したドミンゴだったが、前日、完封勝利をあげたM.C.チョンが完封を果たし、メイも問題ないとあって、一軍昇格はまたも先送りになった模様。

甲子園:阪神7勝6敗
D  020000040  6
T  04404000× 12
勝:ハンセル2勝2敗 負:小池4勝3敗
本:山崎7、八木1,2、吉田剛1
 八木、復活の2打席連発! 先発全員安打で快勝!
2回、山崎の7号2ランで先制された阪神は、その裏、無死一塁から、大豊,トラさんのインケツぶりに業を煮やしたノムさんが長きに渡る二軍幽閉生活から、ついに解放し、待望の今季一軍初打席となった八木が左中間スタンドへ同点1号2ランを叩き込むと、更に、吉田剛が移籍第1号となる2ランを放ち、勝ち越し。続く3回にはまたも八木が2打席連続の2号3ラン。更に、投手のハンセルにもタイムリー二塁打が飛び出して、4点を追加。5回にも決定的な4点を奪い、ダメ押し。中日は終盤粘ったものの、序盤の大量失点が響き、首位陥落となった。

広島:広島8勝7敗
S  000001000  1
C  00031000×  4
勝:沢崎1勝0敗 負:高木1勝3敗 S:河野3勝1敗5S
本:真中1
 沢崎、3年ぶりの先発白星! 佐藤、悪夢の退場劇!
0−0で迎えた4回、広島は東出,町田の連打で無死一、二塁とすると、キュラソ星人,ロペス,求道者・前田が3連続タイムリーを浴びせる怒濤の5連打で3点を先制。続く5回には東出がタイムリーを放ち、1点を追加。ヤクルトは6回に出た真中の1号ソロで完封を逃れるのが精一杯。9回にはサードゴロに倒れた佐藤が悔しがって地面に叩き付けたヘルメットが渡田塁審に偶然当たり、判定に不服を示した訳でもないのに侮辱行為と扱われて退場を食らうなど、踏んだり蹴ったり。広島先発・沢崎は6回途中まで1失点の好投で、先発としては3年ぶりとなる白星をマーク。

福岡ドーム:ダイエー5勝8敗1分
L  000100001  2
H  10109001× 12
勝:若田部6勝6敗 負:富岡0勝1敗
本:エセネオエセ松井8、林1
 若田部、2失点完投! 投打噛み合い、ダイエー30勝目!
ダイエーは初回、プロ初先発となる富岡に対して、大道の犠飛で1点を先制すると、3回にも大道のライト線へのタイムリー二塁打で1点を追加。直後の4回に、エセネオエセ松井の8号ソロで1点差とされたものの、5回、一死一、三塁から小久保,松中が連続タイムリー。更に満塁となった後、ニエベス,柴原とタイムリー二塁打を浴びせた後、林が1号2ランを叩き込み、一気に9点を追加するビッグイニングを形成し、試合を決定つけた。先発・若田部は2失点完投で1ヶ月ぶりの6勝目ダイエーは3位に浮上した。

千葉マリン:ロッテ7勝5敗
BW 400000010  5
M  03010110×  6
勝:小林雅3勝6敗 負:牧野1勝2敗2S S:ウォーレン1勝1敗9S 
本:谷4、フクーラ5、大塚5
 猛爆・フクーラ、4安打4打点!
オリックスは、初回、谷の4号3ラン,佐竹のタイムリー二塁打で、いきなり4点を先制し、あれくらいの投手・後藤を早々とKO。一方、ロッテは2回、フクーラの5号3ランで1点差とすると、4回にもフクーラが同点タイムリー。勢いに乗るロッテは6回、小坂の犠飛で勝ち越すと、7回には大塚の5号ソロで1点を追加。粘るオリックスは8回、大島のタイムリーで1点差と詰め寄ったものの、最後は7回の乱闘時に試合に出てもいないアリアスに殴られたウォーレンの怒りの投球の前に反撃の芽を摘まれ、ゲームセット。5番手の小林雅に3勝目、ウォーレンに9セーブ目がついた。