球界トピックス
6月14日 M−BW(千葉マリン):雨天中止
東京ドーム:巨人9勝2敗
YB 000000000 0
G 32010320× 11
勝:M.C.チョン2勝0敗
負:ゴーグル6勝3敗
本:江藤16、ヒットマン後藤1、今夜の松井さん20
今夜の松井さん、20号一番乗り! M.C.チョン、来日初完封!
前日、川相不在で悪夢の一発依存症,タイムリー欠乏症を再併発させたにも拘わらず、完全無策の野放し野球を愛する茂雄は、何ら気に病む事なく、名手・川相をまたもベンチに幽閉。去就問題で揺れているドミンゴの代理人・スアレス氏が山室球団代表と会談し、今季中の残留が確定したものの、この日、先発となったM.C.チョンが、川相不在とは言え敗れてしまった場合、それを敗因とは決して考えない茂雄がすかさずファームに落とし、ドミンゴ問題がまた過熱すると言う危機感を巨人ナインは痛感していた。その巨人は初回、先頭のガッツな貴公子・仁志が内野安打で出ると、茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるかの様に後藤に犠打を指示し、一死二塁。ここで江藤がレフト線へ実に26イニングぶりのタイムリーとなる二塁打を放ち、1点を先制。なおも制球が定まらないゴーグルに対して、今夜の松井さん,マッスル千代の富士が四球で出て、二死満塁。ここでソーサ元木が右中間を破るタイムリー二塁打を放ち、二者生還。村田善も四球を選んで、再び満塁となったものの、M.C.チョンは空振り三振に倒れて、三者残塁。続く2回には、またも仁志がヒットで出ると、茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるかの様に後藤に犠打を指示し、一死二塁と初回と同じ展開。江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ16号2ランを叩き込み、5点目。続く松井さんがまたも四球で出たものの、マルちゃんはゲッツー。続く3回にも二死二、三塁のチャンスを逃すなど、一見、効率のいい攻撃をしているかに見えながらも、淡泊な拙攻ぶりを展開。久々の登板となった先発・M.C.チョンは川相不在の影響から来る不安感で毎回の様に走者を背負う苦しい投球で4回も無死一、二塁と大ピンチ。ここでハマの大馬人・駒田の右中間への大飛球をマッスル千代の富士が好捕し、大きく飛び出した一塁走者・ローズも戻りえず悠々アウトと思いきや、返ってきた球をマルちゃんが落球する大チョンボ。不吉な展開となったものの、何とか凌ぐと、その裏、巨人はヒットマン後藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ今季初アーチ。続く5回には一死三塁のチャンスを掴んだものの、村田善がスクイズを失敗と、相変わらず、小技の苦手ぶりを露呈。6回には無死一、三塁から江藤の犠飛の後、松井さんが川相不在では何点取っても取り過ぎる事はないとばかりにライトスタンドへ2試合連続の20号2ランを叩き込み、3点を追加。ここで茂雄は早くも守備固めに入ったが、あくまで川相を出したくないと言う事でショートには川相でなくニックンを回すと言うあくなき嫌がらせを続行。その裏、川相不在では何点あっても心配と言う自覚からか、攻撃の手を緩めない巨人は、一死二塁から仁志がライト線にポトリと落ちる幸運なタイムリー二塁打で10点目。ここで茂雄は代打策に出るも、勿論、川相ではなく大野。大野はあえなく凡退したものの、川相への嫌がらせと言う意図しかない代打策に結果などどうでもいい茂雄はご満悦。この後、江藤にもタイムリーが飛び出して、11点目を追加。M.C.チョンは7安打を浴びながらも、いずれも散発に終わる横浜の拙攻に助けられ、来日初完封で2勝目をマーク。横浜は今季2度目の5連敗となった。尚、この日、「球音を楽しむ日」として、鳴り物入りの応援を禁止されたが、その影響で実況アナは「かわいた打球音が響く」と言う言葉を連発。これに惑わされた川相ファンから「名手・川相が登場したのかと思った。実に紛らわしい」と苦情が殺到したと思われるが、この企画が試合に出ていない川相及び川相ファンへの嫌がらせ効果を狙った茂雄の陰謀だったのは言うまでもないだろう。
甲子園:阪神6勝6敗 |
広島:広島7勝7敗 |
福岡ドーム:ダイエー4勝7敗1分 |
大阪ドーム:近鉄6勝7敗 |