球界トピックス

6月11日



初回、確実に犠打を決める名手・川相

3回、世界記録に32個と迫る堅実無比の犠打

東京ドーム:巨人4勝8敗
S  000203100  6
G  000000000  0
勝:ハッカミー4勝2敗
負:高橋尚5勝2敗
 名手・川相、スタメン復帰! 堅実無比の2犠打!
レフトには弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木を回して、清水を幽閉した上、1番に置く事により、またもやガッツな貴公子・仁志を7番に降格させる嫌がらせをかました茂雄だが、前日のあまりの拙攻ぶり、ニックンのインケツぶりに、ついに観念したか、渋々ながら名手・川相を2番ショートでスタメン起用! 川相スタメンで意気上がる巨人は初回、2年ぶりの1番となったソーサ元木がレフト前に弾き返して出塁。すかさず、名手・川相が世界記録にあと33個と迫る堅実無比の送りバントを決めると、続く江藤がショートへの内野安打を放ち、一死一、三塁と言う理想的な展開で今夜の松井さんを打席に迎えた。松井さんは粘った末、痛烈なライナーを放つも、これがファースト真正面。続くマルちゃんの当たりもセカンド土橋のファインプレーに阻まれる運のなさで、無得点。続く2回には、二死一塁から、高橋尚の抜ければ二塁打確実と言う三塁線の痛烈なライナーをサード岩村がダイビングキャッチする超美技。3回には、またも先頭のソーサ元木がレフト前ヒットで出ると、続く名手・川相が世界記録にあと32個と迫る芸術的な送りバントを決めると言う初回のVTRを見る様な展開。江藤の深いセンターフライでソーサ元木は三塁へ進んだものの、松井さんは詰まらされてショートフライ。川相がいる巨人に迂闊に1点を与える訳にはいかないと言うヤクルト野手陣の必死の守りに焦りが見え始めた巨人先発・高橋尚は、直後の4回、2つの四球で二死一、二塁のピンチ。ここで岩村の当たりは平凡なファーストゴロながら、深めに守っていた事でベースカバーに入るのが遅れて、まさかの内野安打。満塁となった所で、宮本にレフト前に弾き返されて、先制の2点を献上。茂雄は5回、一死走者なしの場面で高橋尚に無意味に代打を送り、6回から、ここ数試合打たれまくっているS.M.チョーにスイッチする余計な手出し。案の定、これが裏目に出て、いきなり無死一、二塁とピンチを迎えると、中井美穂の旦那・古田の犠打を三塁へ痛恨の悪送球でまず1点を失うと、このバント処理で左足首を捻ったにも拘わらず続投した影響で、二死後、岩村,宮本に連続タイムリーを浴びて、この回、3点を献上。続く7回には、前略・三沢興一がペタジーニにタイムリー二塁打を許して、6点目。ハッカミーは攻守に渡る味方の粘りある援護に尻上がりに調子を上げ、名手・川相に執拗にファールで粘られまくっても、根負けせずに打ち取るなど、7回を無失点で切り抜けると、8回からは五十嵐,9回は石井弘がそれぞれ無難に押さえて完封リレーを達成。名手・川相は、吉村禎章氏が「こういう風にきっちりと攻撃の形を作る事が大切なんですね」と絶賛した2犠打を確実に決め、凡退しても必ず食らい付いて余計に球数を投げさせるなど、自分の仕事は果たしたものの、茂雄のヘッポコ継投により無駄に点差が開いてしまい、結果としては完敗となった事で、茂雄が自身のヘッポコ采配を棚上げして「やはり、川相を出しても勝てませんねぇ、エヘヘヘ〜」などと、理不尽な事を思ってしまった可能性が高く、週明けから川相幽閉策が復活する恐れも十二分だ。


ナゴヤドーム:中日8勝5敗
C  020010012  6
D  00050101×  7
勝:野口4勝5敗 負:高橋3勝3敗3S S:ギャラード1勝0敗11S 
本:町田5,6
 野口、3年ぶりリリーフで4勝目!
2回、瀬戸のタイムリー二塁打で2点を先制された中日は、4回、山崎,井端の連続タイムリーで同点とすると、更に、代打・神野がレフト線へ2点タイムリー二塁打等で3点を勝ち越し。広島は5回から3年ぶりのリリーフ登板となった先発要員の野口を相手に、5,8回と1点ずつ返すも、中日もすかさず加点。最終回には、守護神・ギャラードから町田が2打席連続となる6号2ランを放ち、1点差としたが、及ばなかった。先発・抑えと交互に使い回される余波を食らった格好の高橋だが、達川監督はまたも懲りずに「先発で悪いから、今度からリリーフに回って貰う可能性もある」と言い出しており、高橋の受難の日は続きそうだ。

札幌:横浜8勝4敗
T  010010040  6
YB 010000000  1
勝:湯舟4勝4敗 負:ハマのチンピラ2勝2敗 
本:新庄14
 苦手・三浦を攻略! 新庄、3戦連続14号!
横浜先発は対阪神4年越しの10連勝中のハマのチンピラ・三浦。これに対して阪神は2回、新庄の3試合連続となる14号ソロで先制。その裏、阪神先発・湯舟は、無死満塁からメカゴジラに押し出し四球を与えたものの、その後は三者三振でピンチを脱出。1−1で迎えた5回、阪神は二死一塁から平尾がライト線へタイムリー三塁打を放ち、勝ち越し。8回には、二死二塁から新庄,トラさん,和田,矢野と4連打を浴びせて、ダメ押しの4点を追加。湯舟は毎回の様に走者を出しながらも、要所を抑える粘りの投球を見せ、完投で4勝目。阪神は今季2度目の3連勝となった。

西武吹き抜けドーム:西武7勝6敗
M  400000031  8
L  200000000  2
勝:小野7勝1敗 負:ミャオ1勝2敗
本:ボーリック10、立川3
 サンデー小野、ハーラー単独トップの7勝目!
初回、ロッテは一死二塁から大塚のタイムリー二塁打で先制すると、更に、フクーラ,立川の連続タイムリーで、この回、4点。西武はその裏、フェルナンデスのタイムリーと内野ゴロの間に2点を返し、4−2の儘、試合は終盤に突入した。迎えた8回、ロッテは代打・ボーリックが10号3ランを叩き込むと、9回には立川が3号ソロを放ち、ダメ押し。2回以降は立ち直ったロッテ先発・小野は7回途中でリリーフを仰いだものの、7連勝でハーラーダービー単独トップに立った。

福岡ドーム:ダイエー9勝5敗
Bu 300000000  3
H  10001020×  4
勝:吉田5勝1敗 負:石毛1勝1敗1S S:ペドラザ0勝1敗14S
本:クラーク6
 的山、痛恨の悪送球! ダイエー、逆転勝ち!
近鉄は初回、二死二、三塁から、クラークが6号3ランを叩き込み、3点を先制。ダイエーはその裏、一死満塁から松中の併殺崩れの間に1点を返すと、5回には秋山のタイムリー二塁打で1点差。7回には一死満塁とすると、代打・坊西はファーストゴロ。最悪のホームゲッツーと思いきや、三塁走者・小久保のスライディングに足をとられた的山がファーストへ悪送球。この間に二塁走者・秋山に続いて、一塁走者・村松も一気に本塁を陥れ、逆転に成功。すかさず、篠原−ペドラザの必勝リレーを展開し、1点のリードを守りきった。

GS神戸:オリックス9勝4敗
F  131101000  7
BW 000110100  3
勝:立石3勝0敗 負:川越5勝4敗
本:マルセド2
 立石、4割鈴木を4タコ! 日本ハム、30勝一番乗り!
初回、島田のタイムリーで先制した日本ハムは、続く2回には二死からヒットと四球で一、二塁とすると、ガッツ,片岡,オバンドーと3連続タイムリーを浴びせて、3点を追加。更に、3回には西浦にタイムリーが飛び出し、オリックス先発・川越をKO。更に、4回には島田のタイムリー、6回には金子のタイムリーで加点。投げては先発・立石が7回を3失点ながら、4割に達したばかりの鈴木を4タコに封じるなど、要所を抑えて、3勝目をマーク。尚、この日、メジャー帰りの木田画伯が6番手で登板し、1回を無失点に抑えた。