球界トピックス

6月10日


東京ドーム:巨人4勝7敗
S  020000000  2
G  010000000  1
勝:川崎5勝5敗
負:上原6勝3敗
S:高津15S
本:デカ6
 遅過ぎた川相投入! 10残塁の大拙攻で首位獲り失敗!
川相幽閉策を初めとする相次ぐ茂雄の嫌がらせ政策に加え、ドミンゴに続いてメイまでがトラブルを起こし、暗雲漂う巨人だったが、茂雄はこの日も懲りずに名手・川相を幽閉川相不在で不安感一杯の巨人先発・上原に対して、ヤクルトは初回、二死から佐藤の打球がレフトへ。これを川相不在でリズムを崩している上、弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木にとってかわられると言う嫌がらせを再三かまされていたおかげで試合勘が落ちている清水が緩慢な動きでグラブに当てながら後逸(記録は二塁打)。このピンチは何とか切り抜けたものの、いきなり川相不在の弊害が露呈する立ち上がりにより一層不安感が深まった上原は、続く2回、先頭の中井美穂の旦那・古田にレフト前へ弾き返されると、続くデカにはライトスタンドへ6号2ランを叩き込まれ、2点を献上! 巨人はその裏、先頭の今夜の松井さんがライト線への二塁打で出ると、一死後、マッスル千代の富士が右中間を真っ二つのタイムリー二塁打を放ち、1点差。なおも一死二塁と同点のチャンスで、あまりのインケツぶりにようやく1番から7番へと戻ったニックンが、ここでも三振に倒れるインケツぶりを発揮。チュウが四球を選んだものの、上原が三振に倒れ、二者残塁。続く3回には一死から清水が四球を選ぶも、江藤がゲッツーに倒れる最悪の展開。4回には無死一、二塁とすると、一死後、またもニックンがインケツセカンドゴロ。この際、セカンド土橋はボールを右手に持って、ボールの入ってないグラブでマルちゃんにタッチし、その儘、一塁へ送球と言う外道なトリックプレーをかましたのだが、ニックンのあまりのインケツぶりにガックリ来ていた事でマルちゃんもコーチもベンチも集中力を欠いてしまったのか誰もこの事に気付かず、アウトにもなっていないマルちゃんがベンチへ戻ってくる事を咎めようとはしない大チョンボ! 川相不在で粘りと繋がりに欠ける打線は、5回にも二死満塁としながら、マルちゃんがサードゴロに倒れる拙攻を繰り返すばかり。6回にも無死一、二塁とした所で、完全無策の野放し野球を続けていても埒があかないとようやく察知したのか茂雄はバントの指示を出すも、川相と比べて遙かにバント技術の劣るチュウは打球を殺しきれず、二塁走者・マッスル千代の富士は三塁でフォースアウト。簑田浩二氏が「バントの名手・川相をこういう所で使うべきだった」と嘆く茂雄の川相幽閉策により、またも拙攻の陰が漂ってきた巨人は、上原が何とか送って、二、三塁としたものの、ガッツな貴公子・仁志はショートゴロに倒れ、結局、二者残塁の無得点これだけ攻めあぐねても川相を使いたくない茂雄は8回、一死からニックンの打席で川相でなく斉藤宜を投入して失敗すると、チュウの打席にも川相でなくヒットマン後藤を代打に送り、これまた失敗。更に、この後、打席が終わったばかりの斉藤宜の所に守備固めとして川相を投入し、あくまで打席に立たせない様にしつらえる嫌がらせを敢行。どうあがいても川相には回らないと言う絶望的状況に追い込まれた巨人は、9回から投入されたヤクルト守護神・高津の前にあえなく三者凡退に倒れ、ゲームセット。あまりにも遅過ぎた川相投入により、11三振を奪う力投で9回を投げきった上原を見殺しにする10残塁の拙攻にあえぎ、敗れるべくして敗れた巨人は、勝てば首位返り咲きと言うチャンスをむざむざ逃した。

ナゴヤドーム:中日7勝5敗
C  030000023  8
D  200101000  4
勝:佐々岡8勝1敗 負:正津2勝1敗 S:山崎慎2勝2敗5S 
本:山崎5
 西山、逆転タイムリー! 佐々岡、8勝目!
初回、ゴメスのタイムリー等で先制した中日は直後の3回、4安打を集中され逆転されるも、4回、山崎が5号同点アーチ。6回には立浪がタイムリー内野安打を放ち、勝ち越し。1点を追う広島は8回、無死一塁から代打・浅井が右中間へタイムリー二塁打を放ち、追い付くと、二死一、三塁となった所で西山がセンター前にタイムリーを放ち、勝ち越し。続く9回にはキュラソ星人,代打・嶋のタイムリーでダメ押しの3点を追加。先発・佐々岡は7回を4失点と不本意な内容ながら、ハーラーダービーぶっちぎりの8勝目

札幌:横浜8勝3敗
T  030022000  7
YB 000600000  6
勝:中込尊師1勝0敗1S 負:河原0勝2敗 S:遠山2S 
本:新庄13、谷繁2
 横浜、タイムリーエラー連発で逆転負け!
横浜先発は来日初登板となるベタンコート。これに対して、阪神は2回、新庄の13号ソロで先制すると、更に、金城の悪送球で、この回、3点。横浜は4回、谷繁の2号2ラン等、6安打を集中し、一挙6点。しかし、直後の5回、二死一、三塁から根本の平凡なフライを波留が軽率なプレーで落球し、1点差と詰め寄られると、続く6回には二死一、二塁からタラスコのフライを今度は石井タクローが目測を誤って落球し、試合をひっくり返された。3つのタイムリーエラーで6点も失い、敗れた横浜は借金2となった。 

西武吹き抜けドーム:西武7勝5敗
M  200009000 11
L  100000002  3
勝:ロバーツ3勝3敗 負:霊感投手・松坂4勝3敗1S
本:ハタハタ石井8、立川2、ジェファーソン4
 松坂、火ダルマ! 悪夢の11失点KO!
西武先発は対ロッテ6連勝中とカモにしている霊感投手・松坂。初回、大塚,立川のタイムリーで2点を先制されたものの、2回以降は落ち着きを取り戻したかに見えた。しかし、迎えた6回、本西に2点タイムリー三塁打を浴びると、連続四球を出した後、酒井には犠飛を打ち上げられ、3点目。更に、大塚のタイムリーの後、ハタハタ石井,立川と立て続けに2ランを浴び、この回、9失点で2試合連続のKO。松坂攻略に成功したロッテは連敗を4でストップ。5回途中からリリーフしたロバーツに3勝目がついた。

福岡ドーム:ダイエー8勝5敗
Bu 000010000  1
H  20000002×  4
勝:ラジオ5勝4敗 負:山村3勝4敗 S:ペドラザ0勝1敗13S
 
 秋山、2安打3打点! ダイエー、連敗脱出!
ダイエーは初回、制球の定まらない近鉄先発・山村から二死満塁のチャンスを作ると、ここで秋山がライト前へ2点タイムリーを放ち、先制。5回、的山の犠飛で1点差と迫られたダイエーは、8回、二死三塁から小久保が執念のヘッドスライディングを見せるタイムリー内野安打を放つと、更に、この後、秋山にもタイムリーが飛び出しダメ押し。篠原−ペドラザと繋ぐ必勝リレーで、ようやく連敗を5でストップ。パ・リーグタイの6試合本塁打が賭かっていた中村は2安打したものの、不発に終わった。

GS神戸:オリックス9勝3敗
F  000334300 13
BW 100030000  4
勝:ガンちゃん3勝4敗 負:小林3勝5敗
本:オバンドー17
 鈴木、ついに4割到達も、投壊で大惨敗!
バッテリーエラーで先制を許した日本ハムは4回、島田が同点タイムリー。更に、井出のタイムリー,野口の犠飛で2点を勝ち越すと、続く5回にも3点を追加。その裏、オリックスは代打・日高,大島のタイムリーで2点差と詰め寄るも、直後の6回、西浦のタイムリー,オバンドーの2試合連続となる17号3ランでダメを押された。日本ハムは5試合連続2桁安打の猛攻で快勝。先発・ガンちゃんは4失点ながらも大量点に守られ3勝目。尚、注目のオリックス・鈴木は、この日、4打数2安打で6年ぶりの4割到達した。