球界トピックス

6月7日


東京ドーム:巨人6勝5敗
T  000000100  1
G  02001030×  6
勝:メイ5勝4敗
負:福原2勝4敗
 名手・川相、ダメ押し点を呼ぶ執念の四球!
前日、ガッツな貴公子・仁志の逆ギレパワーにより辛うじて勝ちを拾ったとは言え、川相不在の弊害が露呈し大苦戦となったにも拘わらず、茂雄はまたも懲りずに名手・川相を幽閉。また、阪神先発が右腕・福原であるにも拘わらず、レフトには弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木を入れて清水を幽閉し、またしてもニックンに1番を打たせて、ガッツな貴公子・仁志を7番に降格させるなど、相次ぐ嫌がらせを敢行し、重苦しいムードに包まれた巨人は初回、ニックン,ソーサ元木の茂雄嫌がらせ仕様コンビが連続三振に倒れるなど、あっさり三者凡退に倒れたものの、続く2回、先頭の今夜の松井さんが四球で出ると、マルちゃんが右中間を破る二塁打。新庄からの送球が逸れる間に、松井さんが先制のホームイン。一死後、インケツ続きのニックンに1番の座を奪われる屈辱に会わされた仁志がライト前へ怒りのタイムリーを放ち、2点目を追加。続く3回、連続四球と暴投で一死二、三塁と言うチャンスを逃した巨人は、4回にも先頭のマッスル千代の富士がヒットで出塁。ここで茂雄はバントを指示するも、川相と比べて遙かにバント技術の劣る仁志は打球を殺せず、マッスル千代の富士は二塁で封殺されると、一塁に残った仁志はすかさず二盗を敢行するも、あえなく憤死し、結局、三人で攻撃を終えると言う拙攻ぶり。続く5回、あまりの拙攻ぶりにぶち切れたメイは川相不在では自ら出るしかないとばかりにセンター前に弾き返して出塁。続くニックンに茂雄はバントを指示するも、川相と比べて遙かにバント技術の劣るニックンはあっと言う間にツーストライクと追い込まれる有様。やむなく強攻策に変更したニックンはライトフェンス直撃のヒットと言うタナボタ的な展開で、無死一、三塁。ここでソーサ元木が一、二塁間を破るタイムリーを放ち、メイが生還。なおも無死一、二塁と言う場面で茂雄は何と江藤にバントを指示するも、川相と比べて遙かにバント技術の劣る江藤はエモやんに「見事なバントですね。絶対三塁でアウトになると言う…」と皮肉られるピッチャー正面へのバントをかまし、ニックンは三塁で封殺される有様。犠打世界記録を目指す川相に対してあてつけるかのごとく、普段はロクに出さないバントのサインを出しまくり、その未熟さから、ことごとく失敗に終わるのも計算済で「自分ならば、楽々決めているのに…」と川相にジレンマを与えると言う精神攻撃をかます茂雄の嫌がらせ采配に辟易とし、モチベーションが下がってしまった松井さん,マルちゃんはあっさり打ち取られ、結局、この回、1点止まり。川相不在の上、江藤,ニックン,ソーサ元木と言う鉄壁どころか障子紙の様に脆いレフトラインが完成した事により、投球の幅を大きく狭められた巨人先発・メイバックには任せておけないとばかりにひたすら三振をとりにいく、強引な投球を展開し、5回まで毎回の11三振を奪う力投を見せていたが、その影響で早くも疲労困憊。迎えた6回、平尾,ハートキーと、続けてストレートの四球で歩かせると、新庄に対してもカウント0−3と11球連続ボール。この儘、崩れていくのかと思われたメイだったが、何とか新庄を打ち取ると、トラさんに対して12個目の三振。続く矢野も打ち取って、何とか0点で凌ぎきった。続く7回、先頭の代打・和田が再三打席を外すジラし戦法を敢行。これにイラついたメイは和田が打席を外し、橘高主審がタイムをかけているにも拘わらず、その儘、投球モーションを中断せずに、和田に向かってボールを投げつけるドミンゴ紛いの大暴挙。これに対して、皮肉にもドミンゴにボールを投げつけられた橘高主審は、あの時の恐怖を思い出し動揺してしまったのか、はたまた、また厄介事に巻き込まれて肋骨を叩き折られるのはこりごりと思ったのか、危険球退場どころか警告すら出さず、乱闘となってもおかしくない場面だったが、静かに怒りを燃やす和田はレフト線に弾き返す二塁打を放ち、メイにお返し。一死後、福原の打席となった所で、ノムさんはカツノリを代打で投入。和田の件でイライラしていた上に、ナメた起用をかまされたメイは逆に気負ってしまったのか、いきなりワイルドピッチを犯し、和田を三塁へ進めてしまうと、カツノリにはセンターへ犠飛を打ち上げられ、2点差。流石にヤバいと察知したか、茂雄はその裏、メイの打席で渋々ながら名手・川相を代打で投入。川相は類い希なる選球眼で四球を勝ち取ると江川卓氏は「今の川相の様な四球を阪神も勝ち取って欲しかったですね」と、きっちりボールを見ていく川相の打撃内容を絶賛! これで動揺した阪神2番手・吉田豊はニックンにあっさり犠打を許すと、ソーサ元木,江藤に連続四球を与え、一死満塁。ここで松井さんが川相が作ったチャンスは無駄には出来ないとばかりにセンター前にタイムリーを放ち、二者生還! 更に、マルちゃんにもタイムリー二塁打が飛び出して、この回、3点。8回、マルちゃんに代走を送った兼ね合いで、茂雄は名手・川相を渋々サードの守備につかせると、2番手・木村は川相がバックにいると言う安心感から伸び伸びとした投球を展開し、あっさり三者凡退。その裏、一死から打席に入った名手・川相はまたも執拗な粘りを見せて、四球を勝ち取ると船越アナは「この川相と言う人は、先程も四球をとって決定的な3点に結びつけましたし、試合の大勢はほぼ決まったかなと言うこの打席でも、全く無駄にしませんね。この人を見ていますと、気のないスイングとか雑なバッティングと言うのは本当にないんですね」と絶賛! 江川氏も「こういう所は若い選手にも見習って欲しいですね。ピッチャーだったら、一番嫌なタイプですからね」と川相の野球に対する姿勢を高く評価した! 9回、岡島は一死一、二塁と言うピンチを迎えるも、代打・吉田剛の三遊間を抜けるかと言う当たりを名手・川相が好捕。このプレーで立ち直った岡島はカツノリを空振り三振に斬ってとり、ゲームセット。名手・川相の渋過ぎる活躍により終盤の苦しい状況を切り抜けた巨人は、首位をキープしたものの、茂雄は7回で13三振を奪ったメイの投球に夢中で、全く川相の活躍は印象に残っていない様子で、翌日も川相幽閉を続ける可能性が高いと思われる。

横浜:横浜4勝5敗
C  101100510  9
YB 120013000× 16

勝:ゴーグル6勝2敗 負:河内1勝2敗
本:波留8、森笠1、瀬戸1、野村2
 マシンガン炸裂、1イニング驚異の13点!
1−1で迎えた2回、横浜はメカゴジラの2点タイムリーで勝ち越し。直後の3回、広島は森笠のプロ初アーチで1点差とすると、続く4回には瀬戸が1号同点アーチ。追い付かれた横浜は、5回、ローズのタイムリーで勝ち越すと、続くハマの大馬人・駒田も2点タイムリーを放ち、広島先発・河内をKO。更に、広島リリーフ陣に対して、怒濤の集中打を浴びせた横浜は、この回、11安打で大量13点を奪う日本タイ記録。広島は終盤、6点を返すなど、粘りを見せたものの、遠く及ばなかった。

神宮:ヤクルト3勝5敗
D  123300220 13
S  501000001  7
勝:正津2勝0敗 負:高木1勝2敗 
本:エラー王・種田2,3、中村2、デカ5、関川1、岩村4
 野口6失点KOも、種田、2打席連発で逆転!
初回、1点を先制されたヤクルトは、その裏、中井美穂の旦那・古田のタイムリー二塁打等で一挙5点を奪い逆転。直後の2回、中日はエラー王・種田が2号2ラン、続く3回には中村が2号3ランを叩き込み、一気に逆転。その裏、デカの5号ソロで追い付かれるも、4回、種田が2打席連続の3号ソロ,ゴメスの犠飛,土橋の野選で3点を勝ち越し追加。終盤にも着実に加点した中日が、その儘、逃げ切った。2番手で3回をパーフェクトの好リリーフを見せた正津が2勝目をマーク。

西武吹き抜けドーム:西武4勝4敗
Bu 001000030  4
L  21500200× 10
勝:オツ5勝4敗 負:エルビラ1勝3敗
本:エセネオエセ松井6、的山3、平下1、中村18
 エセネオエセ松井、サイクルヒット達成!
西武は初回、エセネオエセ松井の6号2ランで先制すると、2回には玉野のタイムリーで1点を追加。3回、平下のプロ初アーチで1点を返されるも、その裏、5安打を集中して、5点を奪い試合を決定付けた。エセネオエセ松井は、4回にシングルヒット、6回に三塁打を放つと、8回の第5打席で中村のグラブを弾いて二塁へ。エラーと記録されるのでは?と心配されたが、記録はヒットとなり、史上51人目(55度目)のサイクルヒットを達成。近鉄は中村の4試合連続18号等で追い上げたが及ばず、連勝は3でストップした。

千葉マリン:ロッテ1勝8敗1分
F  100202100  6
M  000001100  2
勝:関根3勝4敗 負:ジョニー2勝6敗
本:井出4、早川3
 ジョニー黒木、悪夢の3試合連続KO!
ロッテ先発は不振を極めるジョニー黒木。この日も立ち上がりから不安定の黒木は、初回、オバンドーのタイムリーで先制点を許すと、4回には一死一、三塁から、野口のピッチャーゴロを痛恨のタイムリーエラー。更に、奈良原にタイムリーを浴び、この回2点。6回には一死満塁からガッツに押し出し四球を与え、無念のKO。黒木をKOした日本ハムは、この後も2点を追加。今季3度目の先発全員安打で4連勝。先発・関根は7回を10三振の好投で3勝目をマークした。

仙台:オリックス5勝3敗
H  000010002  3
BW 00003030×  6
勝:杉本友4勝3敗 負:土井0勝1敗
本:大島1、アリアス9、ニエベス6
 井口、痛恨の悪送球! ダイエー、4連敗!
0−0で迎えた5回、ダイエーは一死一塁から、柴原が右中間へタイムリー二塁打を放ち、先制。その裏、オリックスは大島の今季初アーチで同点とすると、更に、一死満塁とした後、マルセドのファーストゴロでゲッツーと思いきや、ショート井口が一塁へ悪送球を犯し、この間に二者が生還し、勝ち越し。7回にはマルセドのタイムリー,アリアスの9号2ランで3点を追加。ダイエーは9回、ニエベスの6号2ランで2点を返したものの、反撃もここまでで、4連敗を喫した。