球界トピックス

6月3日


ナゴヤドーム:中日3勝7敗
G  506000000 11
D  200200000  4
勝:上原6勝2敗
負:小池4勝2敗
本:江藤14、神野1
 名手・川相、大量点呼び込む絶妙の犠打! 江藤、4戦連発!
この日も、茂雄はガッツな貴公子・仁志を外して、ニックンを一番に入れ、レフトには弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木を置くと言う気がふれたとしか思えないオーダーを展開。しかし、中日先発が左腕・小池とあって、川相幽閉策よりも重い左対左のこだわりから名手・川相は2番セカンドでスタメン出場となった。川相が入って繋がりが生まれた巨人打線は初回、先頭のニックンが二塁打で出ると、続く名手・川相が世界記録へあと34個と迫る堅実無比の送りバントを鮮やかに決め小池のエラーを誘うと、一死後、今夜の松井さんが歩いて満塁。ここでマルちゃんがショートへのタイムリー内野安打を放ち、先制すると、続くマッスル千代の富士がセンター前に2点タイムリー。更に、ソーサ元木が歩いた後、チュウがレフトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、この回、一挙5点。その裏、中日は一死から李ボンジョム,ピンキー井上の連打で二、三塁。ここでゴメスの当たりはレフト線への詰まった当たりだったが、レフトは弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木と言う事でポトリと落ちるタイムリーヒットとなり、二者が生還。3点差と詰め寄られた巨人は3回、マルちゃん,マッスル千代の富士の連打で無死一、三塁とし、小池をKO。2番手・佐野からソーサ元木が四球を選ぶと、続くチュウがライト前にポトリと落ちるタイムリーを放ち、二者生還。更に、二死二、三塁の場面で名手・川相を打席に迎えた佐野は警戒してもし過ぎる事はない相手に腕がちびったかワイルドピッチを犯し、ソーサ元木が生還。川相は粘りに粘った挙げ句に四球を選ぶと、これでスタミナを消耗してしまった佐野に対して、続く江藤が4試合連続となる14号3ランを叩き込み、この回、6点を追加。中日は4回、代打・神野の今季1号となる2ランで追いすがったものの、反撃もここまで。巨人先発・上原は調子が悪いながらも、川相がバックにいる安心感から粘りの投球を展開。7回にピンキー井上の打球を右足に当て、大事を取って降板したものの、後を継いだノリダー柏田,木村が無難に抑えて、6勝目を献上。巨人はこれで5日ぶりに首位に返り咲いた。名手・川相は初回の大量点を呼び込む犠打,江藤の3ランを呼び込む四球等、相変わらずの渋過ぎる活躍で一発にしか興味のない茂雄には分かりづらく、9回に放った復帰後初安打も試合がほぼ決まった段階とあって、茂雄の印象度は皆無に近いだろう。4日の中日先発が右の人斬り抜刀斎が予想されるだけに、またもや幽閉されてしまう危険性は十二分にあると思われ、1日天下となるのも必至か!?

甲子園:阪神5勝4敗1分
C  000000001  1
T  00000020×  2
勝:川尻4勝2敗 負:ミンチー姉さん5勝4敗 S:葛西1勝2敗3S 
 
 代打・新庄、決勝2点タイムリー!
ミンチー姉さん,川尻の両先発の好投で6回まで0−0の投手戦。迎えた7回裏、阪神は大豊,矢野が連打で出ると桧山が送った後、和田が敬遠され満塁。田中シュータが倒れて二死となったものの、ここで代打で登場した新庄がファールで粘った末の8球目を叩くと、三遊間への打球はサード野村のグラブを弾くタイムリーとなり、二者が先制のホームイン。ノムさんは9回、恒例の遠山−葛西を交互に回すリレーを展開。代打・浅井にタイムリーを浴びて、1点差と迫られたものの、何とか凌いで逃げ切った。広島は連勝が4でストップし貯金が消滅した。

横浜:横浜4勝2敗1分
S  001300002  6
YB 20402100×  9
勝:木塚3勝2敗1S 負:川崎4勝5敗 S:福盛2勝2敗8S 
本:飯田1、中井美穂の旦那4
 川崎、3回KO! ヤクルト、首位陥落!
初回、ローズの2点タイムリー二塁打で先制した横浜は、1点差と迫られた3回には鈴木なおのり,ハマの大馬人・駒田,メローニのタイムリーで4点を追加し、ヤクルト先発・川崎をKO。直後の4回、ヤクルトは中井美穂の旦那・古田の4号3ランで2点差と迫るも、横浜は5回に2点,6回に1点と小刻みに加点し、突き放された。横浜先発・野村は4回途中でKOとなったが、3番手のルーキー木塚が3イニングを無失点に抑える好投で3勝目。横浜は3連勝で2位に浮上。一方、敗れたヤクルトは横浜と並んで2位タイに陥落した。

東京ドーム:日本ハム4勝6敗
L  000000300  3
F  00421370× 17
勝:ガンちゃん2勝4敗 負:霊感投手・松坂4勝2敗1S
本:島田2、井出3
 猛爆・ビッグステーキ打線! 松坂、4回KO!
西武先発の霊感投手・松坂に対して、日本ハム・ビッグステーキ打線が爆発。3回、オバンドーが先制タイムリーを浴びせると、続く島田が2号3ランを叩き込み、この回4点。続く4回には、奈良原,片岡のタイムリーで2点を追加し、松坂は早くもKO。この後も止まらないビッグステーキ打線は5回に1点、6回に3点をあげると、7回には6安打を集中して、大量7点。18安打17点と言う打線の援護に助けられた先発・ガンちゃんは7回に集中打を浴びて3点を失ったものの、完投で約1ヶ月ぶりとなる2勝目をマークした。

福岡ドーム:ダイエー7勝2敗
M  160001210 11
H  510000000  6
勝:藤田1勝0敗 負:若田部5勝5敗
本:松中11、小久保11、早川2、小坂1
 怒濤の集中打で逆転! 敵地でのダイエー戦、久々の白星!
初回、フクーラのタイムリーで先制されたダイエーはその裏、小久保の犠飛で追い付くと、松中がライトスタンドへ11号2ランを叩き込み勝ち越し。更に井口のタイムリー二塁打でこの回5点。しかし、直後の2回ロッテは5連打で田之上をKOすると、代わった若田部にも3連打を浴びせて、6点を奪い逆転に成功。その裏、小久保の11号ソロで1点差と迫られたものの、6回に早川の2号ソロ,7回にはハタハタ石井のタイムリー,初芝の犠飛で2点を追加。8回には小坂の今季1号ソロでダメ押し。ロッテは敵地でのダイエー戦の連敗を13でストップさせた。

大阪ドーム:近鉄4勝5敗
BW 002000010  3
Bu 15500006× 17
勝:山村3勝3敗 負:小林3勝4敗
本:中村15、鈴木6
 仰木さん、御乱心! 五十嵐、リリーフ登板で全ポジション制覇!
初回、ローズのタイムリー二塁打で先制した近鉄は、続く2回、中村の今季3本目となる15号グランドスラム等で5点を追加。更に3回には先頭のクラークの頭部に死球を食らわせた所で小林がKOとなると、代わってマウンドに上がった2番手の岩下が、いきなり礒部の右顎に死球を食らわせ、パ・リーグでは10年ぶりとなる危険球退場礒部は病院にかつぎ込まれ全治1ヶ月以上と診断された。更に、代わったブロウズが準備不足の緊急登板のせいか、いきなり4連続四球で3連続押し出しをかました後、大村のタイムリー,ローズの犠飛で、この回5点を献上。ブロウズは4回から落ち着きを取り戻したもの、8回に再び乱れて、クラークにタイムリーを浴びた後、吉岡には押し出し四球。川口には走者一掃のタイムリー三塁打を浴びて、なおも無死三塁と言う場面でぶち切れた仰木さんは4番手として野手の五十嵐をリリーフで投入! 五十嵐は投手以外の全てのポジションを守った事があった為、これで26年ぶり2人目となる全ポジション制覇を達成。これに対して、山下がレフトへ犠飛を打ち上げると、続く前田がレフト前へヒット。ここで打席に入った大村は「打ち取られたらムカつくし、打数が増えるのも嫌」と、14点差がついているにも拘わらず、打数を増やさない為に送りバントをかます嫌味殺法を展開! しかし、続く中村はライトフライに打ち取った五十嵐は何とか1イニングを自責点0で切り抜けた。五十嵐の全ポジション制覇について、梨田監督は「面白くもないし。アホらしい。あんな記録どうでもいいわ!」地元開幕戦をファン投票で決める様な自分の行いを棚に上げて、仰木采配に対して冷たい言葉を吐き捨てた。尚、近鉄先発・山村は完投で3勝目をマーク。