球界トピックス

6月2日


ナゴヤドーム:中日3勝6敗
G  030002010  6
D  002000100  3
勝:岡島2勝0敗1S
負:武田2勝5敗
S:槙原6S
本:江藤13、今夜の松井さん16,17
 茂雄、狂乱オーダー炸裂! 今夜の松井さん、2打席連発で窮地救う!
内野陣に喝を入れ、打線には繋がりと粘りを呼び戻した名手・川相をわざわざベンチに幽閉した事により、悪夢の川相ファーム幽閉期を思わせる拙攻拙守により3連敗を喫したにも拘わらず、茂雄はまたも懲りずに川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。更に、2試合ノーヒットだったと言う事くらいでガッツな貴公子・仁志を外して、一軍復帰後もロクに結果を残していないニックンを一番に、ソーサ元木をセカンドに起用すると言う気がふれたとしか思えないオーダーを展開し、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、中日先発・武田の前にあっさり三者凡退に倒れたものの、続く2回、先頭の今夜の松井さんが粘りに粘って四球を選ぶと、一死後、マッスル千代の富士がピッチャー強襲の内野安打を放ち、一、二塁。ここで偵察要員を用意されるなど、左投手ならばスタメン落ちを示唆される屈辱を味わわされた清水が左中間へ怒りのタイムリー二塁打。更に、二死後、投手の桑田が川相不在では自分で点を叩き出すしかないとばかりに自らレフト前にタイムリーを放ち、3点目。川相不在で不安感一杯の巨人先発・桑田は、1回、2回と得点圏に走者を背負いながらも、何とか凌いできたが、3回も連続四球を与えるなどして、一死二、三塁とまたもピンチを迎えると、ゴメスにレフト前に弾き返され、二者が生還し、1点差。更に、桑田は5回にも一死一、三塁とピンチを迎えた所で、勝利投手の権利まであと二人と迫りながら無念の降板となった。代わった2番手・岡島は立浪をピッチャーゴロのゲッツーに打ち取り、このピンチを脱出すると、直後の6回、巨人は先頭の江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ3試合連続の13号ソロ! 続く松井さんも川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドに突き刺さる2試合連続の16号ソロを放ち、2点を追加。更に、マルちゃんもライト前に弾き返し、武田をKO。代わったばかりの山本昌に対して、マッスル千代の富士は詰まりながらも三遊間をしぶとく破るヒットで出ると、ここで茂雄は先制点を叩き出した清水に対して、代打・仁志を投入する嫌がらせを敢行! インケツ続きのニックンと入れ替えられると言うこの上ない屈辱を味わわされた仁志は鬱憤を晴らすべく打席に立ったものの、3番手・佐野の前に無念のレフトフライ。続くチュウも三振に倒れて、結局、二者残塁。その裏、川相不在で不安感一杯の岡島は一死満塁と一発が出れば逆転の大ピンチを迎えるなど不安定な投球。何とか、ここを凌ぐと、直後の7回、一死からニックンが詰まったのが幸いしたポテンヒットで出塁。完全無策の野放し野球を咎め続けられていたせいか、単なる気紛れか、茂雄はここでエンドランを敢行するも、仁志,名手・川相のコンビならまだしも、ニックン,ソーサ元木と言う茂雄嫌がらせ仕様の急造コンビには荷が重く、三振ゲッツーに終わる最悪の展開でまたも無得点。この体たらくに辟易としてモチベーションが下がった岡島はその裏、2つの四球で一死一、二塁のピンチを作り、降板。しかし、3番手のS.M.チョーも川相不在とあって不安感一杯。これに対して、中日は山崎が三振に倒れたものの、続くピンキー井上がレフト前にタイムリー! 2点差と詰め寄られた巨人は、直後の8回、一死から松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2打席連続となる16号ソロを放り込み、三たび点差を3と広げた。9回、久々にセーブのつく場面での登板となった槙原だったが、川相不在の影響で不安感一杯で先頭のゴメスに対してストレートの四球。続く立浪のセカンドゴロを仁志が握り損ねてどこにも投げられず、オールセーフ(記録はヒット)となり、一発が出れば一気に同点と言う絶対絶命のピンチ。またもや守備に足を引っ張られ窮地に陥った槙原だったが、これで逆ギレしたか、山崎,ピンキー井上を立て続けに内野フライに打ち取ると、最後は代打・神野を三振に斬ってとり、二人の走者を釘付けで、逃げ切りに成功した。川相フル欠場の上、相次ぐ嫌がらせ采配で惨敗してもおかしくない展開だったが、毎回安打の上、8回以外は全て得点圏に走者を進めながら、あと一本が出ず14残塁と言う中日の拙攻と松井さんの豪打に救われた巨人は2位に浮上。尚、前日、宮田コーチの説得により二軍残留を快諾したと思われたドミンゴだったが、どうやらポーズだけだった模様で、この日、一転して、かねてからの噂通り、近日中に代理人を日本に呼び寄せて、球団と交渉を退団に向けての交渉を行う意向を明らかにした。球団側は厳戒態勢を敷いて、報道陣に迂闊に余計な事を口走らない様にマンツーマンでつけられていた通訳が制止を図るも、これが逆効果で更にぶち切れたドミンゴは「今季はもう終わった。カトリも俺をいらないと言ったらしいし、誰も5年間の実績を評価してくれない。おもちゃじゃないんだから、エレベーターに様に上に行ったり下に行ったりは嫌だ。野球は続けるがもう日本(と言うか、和製オジー・ミスターカワイをバックに守らせてくれない茂雄の下)ではやりたくない。年はアメリカに戻ってやりたい。日本からのオファーが来そうかどうかは知らないが、アメリカからは既にたくさん来ている」と次々にまくし立てた。しかも、ドミンゴは解雇を求めながらも、今季年俸の全額支払いと言う無謀な要求を突き付ける構えで、球団がこれに応じる事は考えられず、他球団への移籍を恐れる為、自由契約にする事もありえない状況とあって、全面対決は必至と言った所だろう。

甲子園:阪神4勝4敗1分
C  000002001  3
T  000000101  2
勝:佐々岡7勝1敗 負:織田裕二5勝3敗 S:河野2勝1敗4S 
 
 キュラソ星人、先制タイムリー! 佐々岡、7勝目!
0−0で迎えた6回、広島は二死から、東出,島,求道者・前田,キュラソ星人と4連打を浴びせて、2点を先制。1点を追う阪神は7回、ハートキー,ゼブラ今岡の連打の後、代打・トラさんのタイムリーで1点差。9回、キムタクのタイムリー二塁打で引き離された阪神はその裏、無死二塁から、ハートキーのタイムリーで1点差と迫り、なおも無死一塁と言う場面でゼブラ今岡の犠打を敢行するも、打球を殺しきれず、ゲッツーを食らう最悪の展開で、万事休す。広島はこれで4連勝。佐々岡はハーラートップの7勝目をマークした。

横浜:横浜3勝2敗1分
S  200000000  2
YB 00020201×  5
勝:ゲーリー川村3勝3敗 負:レモン先生1勝3敗1S S:福盛2勝2敗7S 
本:ペタジーニ11、谷繁1
 ゲーリー川村、1ヶ月ぶり白星!
ヤクルトは初回、二死一塁からペタジーニが11号先制2ラン。2点を追う横浜は4回、谷繁がライトスタンドへ同点1号2ランアーチを放つと、更に、6回には一死からハマの大馬人・駒田,メローニの連打で二、三塁とすると、メカゴジラがレフト前に勝ち越し2点タイムリー。8回には谷繁のピッチャー強襲のタイムリー内野安打でダメ押しの1点を追加。投げては先発のゲーリー川村が2回以降は無難な投球で7回を2失点の好投で約1ヶ月ぶりの3勝目をマーク。ヤクルトは連勝が4でストップした。

東京ドーム:日本ハム3勝6敗
L  300005000  8
F  202001000  5
勝:森2勝1敗8S 負:伊藤0勝1敗
本:ガッツ7、ジェファーソン3
 高木大、決勝押し出し死球!
西武は初回、フェルナンデスのタイムリー,金村弟の犠飛,小関のタイムリーで3点先制。その裏、日本ハムはガッツの7号2ランで1点差と迫ると、3回には金子の2点タイムリーで逆転に成功。2回以降、打ちあぐねていた西武だったが、6回、ジェファーソンが2ヶ月ぶりの3号ソロで追い付くと、二死満塁とした所で、代打・高木大が押し出しの死球を食らって勝ち越し。更に、大友,エセネオエセ松井の連続タイムリーで、この回5点を奪い、試合を決定付けた。西武は3連勝で今季最多の貯金9。一方、日本ハムは3連敗。

福岡ドーム:ダイエー7勝1敗
M  060000000  6
H  000150001× 7
勝:吉田4勝1敗 負:小林雅2勝6敗
 
 小久保、サヨナラタイムリー! 吉田、1球で勝利投手!
ロッテは2回、一死満塁から橋本の2点タイムリーで先制すると、またも満塁となった所で酒井が走者一掃のタイムリー三塁打。更に、松本のワイルドピッチで1点を追加し、この回、大量6点。粘るダイエーは4回に1点を返すと、続く5回には、柴原,小久保,松中のタイムリーで、5点を奪い、ついに同点。6−6で迎えた9回裏、ダイエーは一死一、三塁とすると、小久保がレフト前にタイムリーを放ち、今季4度目のサヨナラ勝ち。5番手でマウンドに上がった吉田は1球で白星を呼び込み、4勝目をマークした。

大阪ドーム:近鉄3勝5敗
BW 010010000111  5
Bu 200000000110  4
勝:小倉2勝2敗8S 負:大塚0勝1敗6S
本:ハイツ田口1、アリアス8吉岡5
 鈴木、値千金の超美技! 近鉄、必死の粘りも及ばず!
初回、クラーク,礒部の連続タイムリーで2点を先制されたオリックスは2回、塩崎のタイムリー二塁打、5回にはハイツ田口の1号ソロで追い付き、2−2の儘、試合は延長に突入。10回、オリックスが谷のタイムリーで勝ち越せば、その裏、近鉄はローズの犠飛で追い付き、11回にはアリアスが一発を放てば、その裏、吉岡も同点アーチ。迎えた12回、五十嵐のタイムリーで三たび勝ち越された近鉄は、その裏、先頭の武藤が三塁線を破る二塁打で出塁。二死後、中村の一打はライトへの大飛球。長打となるのは確実かと思われたが、鈴木の絶妙のタイミングによるジャンピングキャッチに阻まれ、あと一歩及ばなかった。

 大家、3Aで完全試合達成!
現在、レッドソックス傘下の3Aポータケットに所属する元横浜の大家が1日、ポータケットで行われたシャーロット戦に先発登板し、見事に完全試合を達成した。立ち上がりから制球が冴える大家は、僅か77球で8三振を奪う申し分内容。完全試合は今年で117年目となるインターナショナルリーグでも48年ぶり史上3度目、チームでは史上初と言う快挙となった。