球界トピックス

5月31日  C−G(広島) D−S(金沢),T−YB(甲子園),BW−L(GS神戸),M−Bu(千葉マリン):雨天中止


 ドミンゴ、イースタンで7回無失点も飼い殺し濃厚!
この日、ドミンゴがイースタンで3度目の登板。7回を3安打7三振で無失点と格の違いを見せつける申し分のない結果を残し、宮田コーチも「一軍相手でも失点を1,2点に抑えられる内容」と高い評価を残した。しかし、一時は建前的にドミンゴを擁護するふりをしていた茂雄だったが、鹿取コーチが猛反発してくれたのをいい事に、汚れ役を全て鹿取コーチに押しつける模様で、ドミンゴの一軍再昇格についてはノーコメントを貫いた。茂雄の陰謀でまんまとドミンゴの怒りの矛先としてのスケープゴートに挙げられた鹿取コーチは、この日のドミンゴの好投にも「他の投手との兼ね合いもあるし、河原だって、もっといい結果を出し続けている。カリメロや高橋尚に疲れが見えているが、もし入れ替えるとしても、日本人の代わりは日本人」と語っており、即一軍昇格をさせる気はない様子。ただでさえ6月は6連戦が少ない為、先発ローテには余裕があり、この日の雨天中止により2日に予定されていたM.C.チョンの登板が飛んだ事から、必然的にドミンゴの登板も次のM.C.チョンの先発登板以降にまで伸びる可能性が高い。鹿取コーチは、リリーフとしての起用についても「必要性から言って、S.M.チョーを使う。ドミンゴをリリーフで使う事はない」と断言しており、ドミンゴは八方塞がりの状態だ。「二軍で投げるのはこれで最後だろうって? 俺には分からないが、多分、そうだ」と語ったドミンゴだが、この無期二軍飼い殺しとも言える仕打ちに耐えられるかどうかは微妙な所。代理人のオスカー氏が今後の去就について話し合うべく、近々来日すると言う情報も入っており、いよいよ球団に対して反旗を翻す日が迫って来ている雰囲気だ。また、茂雄がドミンゴを昇格させない理由には、宮田コーチを二軍に幽閉する為と言う説も挙がってきている。現在、宮田コーチはドミンゴのファーム落ちに伴って、ドミンゴのフォーム調整等の為にかかりっきりの状態一軍帯同のコーチ陣の中では最年長で茂雄に対しての発言力が辛うじてある宮田コーチは、他人の意見など取り入れる気が全くない茂雄にとっては目の上のタンコブであり、ドミンゴの調整を口実に二軍に追いやるのは好都合とも言えるが、マイペース調整を貫く上原ですら認める指導能力を誇る宮田コーチの不在は、ただでさえ茂雄ヘッポコ継投で掻き回される投手陣にとっては甚大な損失だ。川相幽閉策が再び発動し、球団史上初の4年連続V逸が現実的なものとなってきている巨人だが、茂雄の果てなき嫌がらせ政策は、一体どこまで続くのか!?

東京ドーム:日本ハム6勝5敗
H  1000202001  6
F  0111110000  5
勝:篠原6勝0敗 負:建山3勝5敗 S:ペドラザ0勝1敗11S
本:柴原2、井出2、片岡7、井口5
 恐るべき強運! 篠原、ついにハーラートップの6勝目!
柴原の先頭打者アーチで先制された日本ハム2回、井出がバックスクリーン左へ同点の2号ソロ! 続く3回にはガッツのタイムリーで勝ち越すと、4回にも永井のワイルドピッチで井出が本塁を陥れる好走塁を見せ、1点を追加。直後の5回、ニエベスの2点タイムリーで同点とされるも、その裏、この日、1000試合出場を果たした片岡が2試合連続となる7号勝ち越しアーチ。続く6回にはオバンドーの押し出し四球で2点差とされたダイエーは7回、先頭の井口がレフトスタンドへ5号ソロを叩き込むと、柴原のヒットと関根のエラーで無死一、二塁のチャンス。ここで見逃し三振に倒れたニエベスが判定を不服として主審に猛抗議をかまして今季パ・リーグ初の退場処分となったものの、続く小久保の強烈な打球はサード片岡を強襲! 片岡の右肩に当たった打球がファールグラウンドを転々とする間に、二塁走者・柴原が生還し、試合は三たび振り出しに戻った。5−5で迎えた9回裏、王さんは延長での勝利を呼び込むべく、満を持して、勝利を呼ぶ男・篠原を投入。篠原は一死一、二塁とサヨナラのピンチを迎えたものの、後続を断ち切り、試合は延長に突入した。10回表、篠原投入で意気上がるダイエーは、二死一、二塁すると、代打・秋山が初球を叩いてライトフェンス直撃の勝ち越しタイムリー二塁打! 最後は守護神・ペドラザが3人で締め括り、11セーブ目。またもや白星を呼び込む驚異の強運ぶりを発揮した篠原はハーラーダービー単独トップとなる6勝目をマークした。

 ディンゴ、腰痛で帰国! 早期退団の可能性も!
シドニー五輪出場の為、腰掛け入団をかましておきながら、不振の為、ファームに落とされていたディンゴだが、専属の整体師による腰痛治療を理由に、29日にオーストラリアに帰国していた事が明らかになった。名古屋市内の病院で3度に渡り治療を行ったものの、芳しくないとの事で本人の申し出を球団が了承した模様で、6日に再来日する予定。ディンゴはファームでは数字を残し、格の違いを見せているものの、入れ替わりで一軍昇格した李ボンジョムがそれなりに働いて、首位戦線に躍り出た事から特にディンゴの復帰を待望していない状態。腰痛が完治しても、間もなく五輪期間による長期離脱が待っており、あからさまな腰掛け入団で来年にはいない選手である事がほぼ確実な為、見切りをつけて早期退団させる可能性も浮上しているとの事だ。