球界トピックス

5月30日


広島:広島6勝4敗
G  100000001  2
C  13300010×  8
勝:河内1勝1敗
負:カリメロ5勝3敗
本:江藤11、ロペス2
 川相幽閉策再び! 拙攻拙守で悪夢の首位陥落!
名手・川相の復帰により、繋がりと粘りを取り戻した巨人打線だったが、この儘では川相幽閉策に支障が出ると恐れた茂雄は、すかさず筆頭刺客のニックンを一軍へ再昇格させ、スタメン起用し、川相を幽閉する大暴挙に打って出た! ニックンのスタメン起用に伴い、レフトには弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木を回し、清水に対しても嫌がらせをかますと見られていたが、川相幽閉直後に余計な火種が出るのを恐れたのか、清水をスタメン起用。しかし、結果的に、所詮ファームを相手に絶好調だったに過ぎないニックンによって、チームの要・川相と現在、最も当たっているソーサ元木がベンチへ追いやられたと言う事になり、この理不尽なオーダーにナインが納得する筈もなかった。また、茂雄が川相の犠打世界記録阻止だけでは飽きたらず、1500試合出場すらも阻もうとしていると言う説にも、いよいよ真実味が増して来た事で、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人。一方、広島はエース・佐々岡の先発と見られていたが、この巨人の内部崩壊を察知した達川監督は「こんなバラバラな状態のチーム相手に、エース・佐々岡では勿体ないけんのぅ」とルーキー河内を先発マウンドに送り込んだ! ナメられた巨人は初回、二死から江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンド上段へ11号ソロを叩き込み、1点を先制! しかし、その裏、ここ2試合スタメンだった川相が自分の登板になった途端に外された事によりベンチに不信感を抱き、モチベーションが上がらない先発・カリメロに対して、広島は二死からセンター前ヒットで出たキムタクがすかさず二盗を決めると、求道者・前田が詰まりながらもショートの頭を越えるタイムリーを放ち、あっと言う間に試合は振り出しに戻った。直後の2回、巨人はマルちゃんがヒット,マッスル千代の富士が歩いて、無死一、二塁と絶好の勝ち越しのチャンス。しかし、ここで川相やソーサ元木を差し置いてスタメン起用となったニックンに対して、茂雄は完全無策の野放し野球を展開。ニックンはゲッツーに倒れる最悪の展開に終わると、続く村田善も倒れて、結局、無得点と早くも川相不在の弊害を露呈! すると、その裏、起こるべくして起こったこの拙攻に辟易し、更にモチベーションが下がっていたカリメロに対して、先頭のロペスがレフトスタンドへ2試合連続の2号ソロを叩き込み、勝ち越し! 更に、二死一塁から、緒方のサードゴロを川相不在でリズムを崩していた江藤がお手玉した上、一塁に悪送球をかますと、続く東出がセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち、二者生還と、またもや川相不在の弊害を露呈! 続く3回には、一死一塁からロペスのライト前ヒットを守備には定評のあるマッスル千代の富士までが川相不在による緊張感のない展開の余波でエラーを犯すと、続く野村がタイムリー。更に、二死満塁となった所で茂雄はたまらずカリメロから前略・三沢興一にスイッチするも、代えるべきなのはショートであってピッチャーを代えた所で何も状況が変わらない事は茂雄以外の誰もが分かっていた。案の定、準備もロクにしていないうちに、いきなり大ピンチで緊急登板させられた上、川相まで不在とあって、不安感一杯の三沢に対して、この日から一軍復帰となった緒方が左中間を深々と破る2点タイムリー二塁打を放ち、この回、3点を追加。直後の4回、巨人は無死一、二塁とまたもチャンスを作りながら、完全無策の野放し野球により、マルちゃんがゲッツーに倒れると、マッスル千代の富士も凡退すると言う拙攻ぶりを展開。広島は7回、二死一、二塁とチャンスを作ると、代打・ディアスの当たりはショートゴロ。これをニックンが軽率なプレーで弾くタイムリーエラーを犯し、ダメ押しの8点目! 巨人は9回、マルちゃんのタイムリーで1点を返したものの、焼け石に水。川相フル欠場による相次ぐ拙攻拙守で敗れるべくして敗れ河内にプロ初勝利を献上した巨人は、弊社の予想通り、首位陥落となった! しかし、茂雄は「ウチは初ものに弱いですねぇ、エヘヘヘ〜」と、自らのヘッポコ采配で敗れたにも拘わらず、マーフィーの法則のごとき根拠のないネタでごまかしており、全く反省はしていない模様で、この儘、2度と首位に上がる事なく球団史上初の4年連続V逸を喫する可能性も高まってきた。

甲子園:阪神2勝7敗
YB 000000000  0
T  00020000×  2
勝:星野伸3勝3敗 負:斎藤タカシ3勝4敗 S:葛西1勝2敗2S 
 
 ノムさん、必勝リレー炸裂! 星野伸、3勝目!
斎藤隆,星野伸の両先発の好投で0−0で迎えた4回裏、阪神は先頭の坪井がチーム初安打で出ると、ゼブラ今岡の犠打で二進。ハートキーが歩いた後、新庄が内野安打で繋いで満塁となった所で、大豊がライト前へ先制タイムリー。更に続く矢野もセンター前にタイムリーを放ち、この回、2点。先制点を貰った星野伸は危なげのない投球で7回まで無失点で切り抜けると、8回からは遠山がピシャリ。最後は遠山,葛西を投手と一塁で交互に回すノムさん恒例の戦法が炸裂し、完封リレーを達成した。

富山:中日3勝3敗
S  020001000  3
D  000000001  1
勝:石井一3勝4敗 負:バンチ5勝2敗 S:高津14S 
本:ゴメス8
 石井一、一人舞台! ヤクルト、3年ぶり単独首位!
ヤクルトは2回、2本のヒットで二死二、三塁とすると、ここで投手の石井一が自ら左中間へ2点タイムリー二塁打を放ち、先制。2点を追う中日は5回、一死二、三塁と一打同点のチャンスを作るも鈴木郁,バンチと連続三振に倒れ無得点。直後の6回、ヤクルトは一死満塁から、またも石井一のがセンターへ犠飛を打ち上げてダメ押しの1点を追加。石井一は8回まで散発4安打無失点と危なげのない投球を見せるなど、投打に渡る活躍が光った。4連勝となったヤクルトはこれで960日ぶりに単独首位に浮上

東京ドーム:日本ハム6勝4敗
H  000200010  3
F  10031010×  6
勝:清水3勝0敗 負:ラジオ4勝3敗 S:ミラバル1勝2敗9S
本:片岡5,6、小久保10、小笠原6、田中幸9
 ビッグステーキ打線、怒濤の一発攻勢!
初回、日本ハムは片岡がライトスタンドへ5号先制アーチ。4回、小久保の10号2ランで逆転されたものの、その裏、片岡が2打席連続となる6号2ランを叩き込み、再びリード。更に、上田の犠飛で1点を追加すると、続く5回には小笠原が6号ソロ,7回には田中幸が9号ソロと得意の一発攻勢で着々と加点。投げては先発・清水が走者を出しながらも要所を抑える粘りの投球で8回途中まで3失点と踏ん張ると、生駒を挟んで、最後はミラバルが締めて9セーブ目清水はこれでプロ初勝利から無傷の3連勝となった。

千葉マリン:ロッテ6勝4敗
Bu 000000000  0
M  10000000×  1
勝:吉田2勝3敗 負:前川3勝4敗 S:ウォーレン1勝1敗7S
 
 前川、痛恨の押し出し四球!
近鉄先発・前川は初回から制球が定まらず、二死二塁からハタハタ石井,初芝と連続四球を与えて満塁とすると、更に立川にも四球を与えて、痛恨の押し出しで先制点を献上。2回以降は立ち直り、ロッテ打線を翻弄した前川は味方打線の援護を待ったが、ロッテ先発・吉田の前に6回まで7安打を浴びせながら、あと一本が出ない拙攻続き。ロッテは7回からは小林雅−藤田と繋いで、最後は守護神・ウォーレンが締める必勝パターンを展開し、完封リレーで初回の1点を守りきり、5月の勝ち越しを決めた

GS神戸:オリックス4勝3敗
L  000200020  4
BW 100001100  3
勝:西崎1勝0敗 負:高橋功1勝1敗 S:森1勝1敗8S
本:フェルナンデス4、藤立1
 フェルナンデス、全打点! 西武、首位タイ浮上!
オリックスは初回、藤立のセンター前タイムリーで先制。1点を追う西武は4回、フェルナンデスが4号2ランを叩き込み、逆転。オリックスは6回、藤立の1号ソロで追い付くと、続く7回には大島のタイムリーで勝ち越し。粘る西武は、直後の8回、二死一、二塁から、またもフェルナンデスが左中間へ2点タイムリー二塁打を放ち、再逆転。オリックスはその裏、二死一、二塁とチャンスを掴んだものの、ここでマウンドに上がった森の前に反撃を断ち切られた。オリックスは今季2度目の3連敗となり、西武に並ばれた

 木田画伯、再獲得へ交渉開始!
オリックスが、2年前まで在籍していたタイガース傘下3Aトリードの木田画伯の再獲得を図っている事が明らかになった。先発陣が不安定とあって、リリーフ陣に負担がかかっていチーム状況から、緊急補強を画策していた所、木田画伯が日本球界復帰を望んでいると言う情報を掴んだ模様。身分照会はまだだが、既に、デトロイト側とは交渉に入っている段階との事。デトロイト側も木田画伯の放出は前向きに検討しているらしく、実現する可能性はそれなりに高い模様。