球界トピックス
5月27日 C−YB(鹿児島):雨天中止
東京ドーム:巨人5勝2敗
D 010000002 3
G 10021241× 11
勝:上原5勝2敗
負:人斬り抜刀斎1勝2敗
本:江藤10、マルちゃん9、今夜の松井さん14
名手・川相、復活効果覿面! 打線爆発で単独首位!
深刻なタイムリー欠乏症に加え、要所で度々エラーが飛び出すなど、最悪のチーム状態に陥った事で、茂雄ですら抑えきれない程に膨れ上がった川相待望論により、36日ぶりに一軍昇格となった名手・川相は一軍合流初日となった前日の練習では一番遅くまで残ってこれ以上うまくなってどうする?と言う世界随一のバント技術を更に磨く妥協なき向上心を見せつけ、茂雄に続くアンチ川相派と謳われていたあの悪太郎・堀内氏にして「持ち味を知っていると言うか、自分をよく知っていながら野球をやっているでしょうね。こういうベテランがファームで調整をちゃんとして上がってくる。それが若手の見本になるんですね。こういう選手は非常に大事だと思いますよ」とまで言わしめた。この川相に対して、茂雄は渋々、一軍にこそ上げたものの、ベンチに幽閉し続ける構えだったが、現状でそれをやってしまうと総スカンを食らう事を察知し、渋々ながら2番ショートでスタメン起用! フロントから嫌がらせ査定を受けた影響で打撃を崩している清水はソーサ元木にレフトの座を奪われる嫌がらせを受けたものの、2番が川相だった事で辛うじてプライドは保たれる事となった。絶大なる信頼感を誇る川相をバックにした先発・上原は、初回から伸び伸びとした投球を展開し、あっさり三者凡退に斬ってとる最高のスタート! その裏、一死から打席に入った川相はショートゴロに倒れたものの、この川相に多大な精神力を費やして消耗してしまった中日先発・人斬り抜刀斎は続く江藤に粘られた挙げ句に歩かせて、二死一塁。ここで今夜の松井さんがセンターフェンス直撃の先制タイムリー三塁打を放ち、21イニングぶりとなる得点をあげ、川相効果を早くも発揮! 直後の2回、一死一塁から、山崎の当たりはファーストゴロ。ゲッツーでチェンジと思われたが、これをマルちゃんが二塁へ悪送球。いかに名手・川相と言えども、これを抑える事は出来ず、一、三塁となると、ピンキー井上がセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち、同点。更に、続く中村の三塁線を抜けるかと言う打球を好捕した江藤は、その儘、山崎にタッチにいったものの、僅かにかわされて、満塁。ここで名手・川相はマウンド上に駆け寄り、上原に檄を飛ばすと、これで落ち着きを取り戻した上原は人斬り抜刀斎をサードへの併殺打に打ち取り、このピンチを脱出! 追い付かれた巨人は、4回、一死から松井さん,マルちゃんが連続四球を選んで一、二塁とすると、続くマッスル千代の富士が初球を叩いて、ライト線へ勝ち越しタイムリー二塁打。ソーサ元木が敬遠されて満塁となった後、チュウはショートゴロとなったが、ソーサ元木が好スライディングでゲッツーを阻止し、この間にマルちゃんが生還し、もう1点を追加。続く5回には、またも川相を抑える事に多大な精神力を費やして消耗してしまった人斬り抜刀斎の集中力が途切れた隙をつき、江藤がレフトスタンドへ10号ソロを叩き込むと、6回にはマルちゃんもレフトスタンドへ9号アーチ! 更に、二死二、三塁とした所で、ガッツな貴公子・仁志がレフト前にタイムリーを放ち、6点目。7回には、一死一、二塁から、またもマッスル千代の富士が左中間を破るタイムリー二塁打を放つと、更に、ヒットマン後藤の押し出し四球,清水の犠飛,仁志のタイムリーで、ダメ押しの4点を追加。8回には松井さんもバックスクリーンへ飛び込むとどめの14号ソロ! 上原は川相の檄を受けてからは全く危なげのない投球で中日打線を翻弄。大量リードとなった所で、マウンドを譲ったものの、5勝目をマーク。名手・川相は長期に渡る幽閉生活により実戦の勘が失われていた為に、粘るのが精一杯でヒットは打てなかったものの、その存在感は、相手に多大なプレッシャーを与え、味方には絶大な安心感を与える事を改めて感じさせるには十二分だった。川相効果により、粘りと繋がりを取り戻した打線が今までが嘘の様な効率の良い攻撃を展開し快勝を収め、単独首位に躍り出た巨人だが、茂雄は「川相はノーヒットですか。やはり、使えませんねぇ、エヘヘヘ〜」などと思っている可能性が高く、再び幽閉を目論んでいると思われ、まだまだ予断は許さない状況だ。
千葉マリン:ヤクルト4勝4敗 |
大阪ドーム:近鉄5勝5敗 |
福岡ドーム:ダイエー2勝3敗 |
秋田:ロッテ3勝6敗 |