球界トピックス

5月26日


 名手・川相、36日ぶりに一軍復帰!
屈辱の2試合連続完封負けを喫するなど、あまりにも繋がりに欠ける打線にナインからの川相待望論は膨れ上がり、原コーチもこれを支援に回ったとあって、この儘、幽閉し続けていては総スカン必至となった茂雄は、渋々ながら、この日、ついに名手・川相を一軍へ昇格させた! 実に35日に渡る長期幽閉を受けたにも拘わらず、人間のでかい名手・川相はくさる事なく、久々の一軍合流となったこの日も世界随一の技術を誇るそのバントに更に磨きをかけるべく黙々と精力的に練習を行った。掛布雅之氏は「得点圏に走者を進める野球をする事がいかに大切かと思うんですね。そういう意味では川相選手は1点を取る野球には実に大切な選手ですね」と川相復帰により巨人の野球がまっとうなものへと変貌する可能性を示唆した。しかし、一軍に上がったからとは言え、茂雄が起用するかどうかについては疑問符が残る。犠打世界記録及び1500試合出場阻止へ燃える茂雄が、今後も様々な嫌がらせをかましてくるのは必至で、余程、崖っぷちに追いつめられない限りは積極的に川相を起用する可能性は低いとあって、まだまだ予断を許さない状況であるのは確かだろう。また、この日、左太腿肉離れを再発させた破戒僧・清原が都内の病院で精密検査を受けた結果、全治3週間との診断が下されたが、再々発を防ぐ為に前回以上に入念なリハビリ調整を行わせる予定との事で、復帰は6月下旬以降となりそうだ。


 偽ソーサ、緊急トレードへ調査開始!
この日、ヤクルトが日本ハムで飼い殺しに会っている偽ソーサに対して金銭トレードによる獲得を図っている事が明らかになった。現在、ペタジーニは主軸として活躍しているものの、もう一人の助っ人・ロブロはインケツぶりを発揮し、控えに甘んじている状態とあって、昨年30ホーマーを放った偽ソーサが候補として浮上した格好だ。開幕は一軍入りしていた偽ソーサだったが、開幕直後に復帰したオバンドー,トムの優良助っ人の厚い壁に阻まれて、二軍で飼い殺し状態となっていた時点でこの話は成立寸前だったが、右手首を骨折した事でリハビリの為に帰国となった事で一時は破談となっていた。その儘、退団となる可能性も考えられていた偽ソーサだったが、順調な回復ぶりを見せているとの情報があがり、丸山編成部長らが緊急渡米して故障の状態を調査する模様。6月中に復帰出来る見通しがつけば、急転、トレード成立の可能性が出てきた。

大阪ドーム:近鉄4勝5敗
F  401000000  5
Bu 50010013× 10
勝:エルビラ1勝2敗 負:建山3勝4敗
本:中村12、礒部2、鷹野1
 中村、3戦連発150号! 鷹野、プロ初アーチ!
日本ハムは初回、オバンドー,トム,上田の3連続タイムリー,野口の犠飛で、いきなり4点。しかし、その裏、近鉄は、中村が3試合連続通算150号となる12号2ラン! 更に、クラークのタイムリー三塁打に続いて礒部が2号2ランを叩き込み、逆転。楽勝ムードから一転、追う展開となった日本ハムは、3回、野口のタイムリーで追い付いたものの、近鉄は4回、大村の犠飛で再び勝ち越し。勢いに載る近鉄打線は、7回には水口のタイムリー、8回には代打・鷹野がプロ入り初アーチとなる3ランを放ち、ダメ押し。2番手のエルビラは来日初勝利となった。

 交換トレード3選手、入団発表!
近鉄−阪神間で24日に成立した交換トレードによる入団発表がこの日、両球団で行われた。阪神から近鉄へ移籍し、背番号「26」が決定したアンパンマン杉山は大阪ドームで会見を行いノムさんの野球は細かくて戸惑いがあった。パの野球の方が自分に合っているし、投げる事に集中出来る」と1年ぶりのパ・リーグ復帰に意欲を燃やすと同時に暗にノムさんの野球に批判をかました。一方、近鉄から阪神へ移籍した吉田,西川の両選手は西宮市内の球団事務所で会見。吉田は「阪神は憧れの球団。ノムさんの野球の神髄に触れたい。貢献出来る様に頑張りたい」と杉山とは対象的にノムさんを持ち上げ、西川は「人気球団なので、やりがいがある」と当たり障りのない抱負を語った。背番号は吉田が「17」、西川が「69」に決まった。