球界トピックス

5月25日


福岡ドーム:巨人7勝2敗
YB 0000000001  1
G  0000000000  0
勝:森中1勝1敗
負:S.M.チョー0勝1敗
S:福盛2勝2敗6S
 あまりにも大きな川相の穴! 屈辱の2試合連続完封負け!
この日も、イースタンに2番スタメンで出場した川相は、またもショートの座をニックンに奪われる嫌がらせを受けて、サードの守備についたものの人間のでかい川相はこの仕打ちにも腐る事なく、得意の粘りを見せた後、職人技のヒットを放ち、一軍昇格をアピール。しかし、例によって、あまり活躍されては一軍に上げざるをぇなくなると危惧した茂雄から指令でも出ていたのか、またもや代走を送られる嫌がらせを受けた。おかげで、この日も、茂雄は「1本ヒットを打った程度では上げられませんねぇ、エヘヘヘ〜」と川相を一軍に上げる事なく川相の犠打世界記録阻止だけでは飽きたらず、1500試合出場すらも阻もうとしていると言う説にも、いよいよ真実味が増して来た上、ドミンゴの処遇の問題で茂雄と鹿取投手コーチが対立するなど険悪な状態で、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人。先発・桑田は川相不在の不安感で一杯だったが、だからと言って初回から飛ばし過ぎて終盤に打たれた前日のメイを見た事でペース配分を考えながらの投球を展開するも、初回、いきなり石井タクロー,金城に連打を浴びると、続く2回にも先頭のハマの大馬人・駒田にヒットを浴びるなど、ピンチの連続。いずれもゲッツーで切り抜けた桑田だったが、やはり川相不在ではペース配分など考えずに持ちうる全ての精神力を注ぎ込むしかないと悟り、3回以降は気迫の全力投球を展開。だが、川相不在で粘りと繋がりに欠ける打線の方は横浜先発・ゲーリー川村の前に5回まで1安打と完全に沈黙。6回には、川相不在の打線では自分が打つしかないと業を煮やした桑田が自らヒットを放ち、三塁まで進んだものの、あと一本が出ず、またも無得点。川相不在でやむなく飛ばしてきた桑田だったが、それがたたって疲労困憊となってきた8回、横浜は先頭のハマの大馬人・駒田がレフト線へ二塁打。この後、二死一、二塁となった所で、ゲーリー川村の打順を迎えると、権藤さんは井上を代打で投入するもファーストゴロに倒れて無得点。その裏、完璧に抑えていたゲーリー川村に代わって、マウンドに上がった横山に対して、巨人は一死からチュウがヒット。ここで桑田は川相不在では自分がきっちり送るしかないとばかりに犠打を決めたものの、ガッツな貴公子・仁志は空振り三振に倒れて、チュウは二塁に釘付け。直後の9回、横浜は先頭の石井タクローがライト前ヒットで出ると、金城が送って、一死二塁。ここで茂雄は気迫の投球を続けていた桑田の気持ちをないがしろにして、河本組長にスイッチ。河本組長が鈴木なおのりを打ち取ると、ローズに対してはS.M.チョーを投入して、このピンチを脱出。その裏、巨人は清水のヒット,松井さんの四球で一死一、二塁と絶好のサヨナラのチャンスを掴んだものの、マルちゃん,マッスル千代の富士が倒れて二者残塁となり、試合は0−0の儘、延長に突入した。10回、横浜は、またも先頭の駒田がセンターオーバーの二塁打を放つと、代打・リトル万永くんが送って一死三塁。「週刊ベースボール」によって、その無意味さをデータとして立証されたばかりにも拘わらず、相変わらず、左対左に固執する茂雄はここで岡島を投入する余計な手出し。これに対して権藤さんは、メカゴジラに右の代打を送る事なく、その儘、打席に立たせると、メカゴジラは期待に応えてレフト前にタイムリー。代走・田中一が三塁から生還し、横浜がついに待望の1点を先制点をあげた。その裏、巨人は先頭のソーサ元木がヒットで出たものの、後続が倒れ、ゲームセット。川相不在による大拙攻に加え、茂雄のヘッポコ継投が炸裂し、敗れるべくして敗れた巨人は、屈辱の2試合連続完封負け。あまりにも繋がりに欠ける打線にナインからの川相待望論は膨れ上がる一方となり、原コーチもこれを支援する模様で、この儘では総スカンの茂雄は渋々、川相の昇格を決めざるをえない展開に追い込まれた!

甲子園:阪神5勝5敗
D  000010000  1
T  10000001×  2
勝:川尻3勝2敗 負:武田2勝4敗 S:中込尊師1S
本:ゼブラ今岡1
 ハートキー、決勝二塁打! 中込尊師、プロ初セーブ!
初回、阪神はゼブラ今岡が左中間スタンドへ今季1号となるソロアーチを放ち先制。阪神先発・川尻の前に4回まで1安打と抑え込まれてきた中日だったが、5回、先頭の山崎が二塁打で出ると、福留のセカンドゴロで三進。ここでピンキー井上がタイムリー内野安打を放ち同点。1−1の儘、終盤に突入し、3夜連続の延長の気配も見えてきたが、8回裏、阪神は一死一塁から、ハートキーがレフト線へ勝ち越しタイムリー二塁打を放ち、これが決勝点となった。9回一死から登板した中込尊師はプロ入り初セーブをマーク。

広島:広島6勝6敗
S  010000010  2
C  001000000  1
勝:レモン先生1勝2敗1S 負:高橋2勝2敗2S S:五十嵐5勝1敗1S 
本:ペタジーニ10
 高橋、力投報われず! レモン先生、来日初勝利!
ヤクルトは2回、ペタジーニが広島箱庭市民球場の利を生かしたレフトスタンドギリギリに飛び込む10号ソロを放ち、1点を先制。1点を追う広島は3回、東出が左中間へ同点タイムリー二塁打。味方の攻守に助けられながら、7回まで4安打と踏ん張ってきた広島先発・高橋だったが、8回、先頭のペタジーニに四球を許すと、暴投と犠打で一死三塁のピンチ。ここでデカにライトへ犠飛を許し、勝ち越し点を献上。ヤクルトはその裏から五十嵐を投入して逃げ切りに成功。先発のレモン先生は来日初勝利となった。

西武吹き抜けドーム:西武7勝3敗1分
H  000000000  0
L  010000000  1
勝:オツ4勝4敗 負:永井5勝2敗
本:金村弟2
 金村弟、値千金の一発! オツ、今季2度目の完封!
ダイエー先発はパンジャキラーの永井だったが、これに対して、西武は2回、一死から金村弟が49日ぶりとなる2号先制ソロアーチ。先制弾を許したものの、永井はパンジャキラーの名に恥じない投球で8回を3安打に抑える好投を展開。しかし、一方の西武先発・オツがつけいる隙を許さない投球で、ダイエー打線を翻弄。結局、オツは散発3安打、10三振を奪う力投で今季2度目の完封勝利ダイエーは今季7度目の完封負けとなり、好投の永井を援護出来なかった。

大阪ドーム:近鉄4勝5敗
M  040001100  6
Bu 13000111×  7
勝:石毛1勝0敗1S 負:小林雅2勝5敗 S:大塚5S
本:中村10,11、初芝5
 驚弾炸裂、中村2発3打点! 石毛、3年ぶり白星!
初回、中村の10号ソロで先制されたロッテは直後の2回、初芝の5号3ラン,サブローのタイムリーで逆転。しかし、その裏、近鉄は4連打の後、武藤の犠飛で3点を返し同点。その後、1点ずつ取り合って迎えた7回、ロッテはハタハタ石井のタイムリー二塁打で三たび勝ち越すも、粘る近鉄はその裏、中村がこの日2本目となる11号同点アーチ。更に、続く8回には二死二塁から、またも中村がライト線に勝ち越しタイムリー二塁打。最後は守護神・大塚が締めて、5セーブ目。石毛は3年ぶりの白星となった。