球界トピックス

5月24日


福岡ドーム:巨人7勝1敗
YB 000000100  1
G  000000000  0
勝:ゴーグル4勝2敗
負:メイ4勝3敗
 名手・川相、ファームでスタメンも依然続く茂雄の嫌がらせ攻勢!
この日、行われたイースタンでの日本ハム戦で、一軍昇格を賭けて、ドミンゴが先発登板。奇しくも、名手・川相が二軍での幽閉生活からようやく解き放たれ、2番スタメンで出場となったが、二軍においてもショートの座をニックンに奪われる嫌がらせを受けて、サードの守備につく事となった。これを見たドミンゴは「何で和製オジーのカワイを差し置いてニオカにショートを守らせるんだ! ファームでまでカワイを貶めたいのか!」とぶち切れてしまい、初回、いきなり根本に痛恨の2ラン! 川相になだめられて、冷静さを取り戻したドミンゴは、川相がバックにいると言う事自体に絶大な安心感をもたらす事を思い出し、以降は6回まで無失点の好投を展開。しかし、根本に浴びた一発が響いて、宮田コーチからは合格点は貰えず、31日に再度登板となる事が決定した。また、川相はヒットこそ出なかったが、得意の粘りで四球を選ぶなど本領を発揮。しかし、あまり活躍されては一軍に上げざるをぇなくなると危惧した茂雄から指令でも出ていたのか、途中で元祖・川相幽閉策の刺客である川中を代走に送られる嫌がらせを受けた。この日、破戒僧・清原が肉離れ再発で登録抹消となり一軍枠は一人空いていたが、茂雄は「ファームでノーヒットでは使えませんね、エヘヘヘ〜」と、川相を一軍には昇格させず、ベテラン,ショート,職人,ヒゲが濃いと川相とキャラが被る田辺を昇格させる嫌がらせを敢行! 川相の犠打世界記録阻止だけでは飽き足らず、1500試合出場すらも阻もうとしていると言う説にも、いよいよ真実味が増して来た事で、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は、初回、先頭のガッツな貴公子・仁志がセカンドの右を破るヒットで出塁。ここで茂雄は清水に対して、バントとエンドランのサインを交互に出す気紛れ采配を展開。しかし、川相と比べて遙かにバント技術の劣る清水が、そんな一貫性のない指示で集中力の必要な送りバントを確実に決められる筈もなく、むざむざ追い込まれたのを見た茂雄は、最後は苦し紛れのエンドランを指示をかましたものの、三振ゲッツーに終わると言う最悪の展開に終わり、みすみす先制のチャンスを逃した。巨人先発・メイは川相不在の不安感から、初回、いきなり一死一、三塁と大ピンチを迎えたものの、その裏の味方の拙攻を見て、1点でも与えたら危険と察知すると、2回からは持ちうる全ての精神力を投入し、川相不在のバックをアテにする事なく、ひたすら三振をとりに行くピッチングを展開。しかし、7回、飛ばし過ぎの影響で疲労困憊のメイに対して、横浜は二死から谷繁が四球を選ぶと、投手のゴーグルが叩き付けてマルちゃんの頭を越すヒットを放ち、一、三塁。ここで石井タクローが詰まりながらもレフト前に落として、谷繁が生還し、0−0の均衡を破る先制点をゲット。川相不在で粘りと繋がりに欠け、チャンスらしいチャンスを掴めないでいた巨人打線は、その裏、先頭の江藤がセンター前ヒットで出ると、二死後、マッスル千代の富士の打球は左中間へ。江藤は一気に三塁を回り本塁を狙ったものの、中継に入った石井タクローの好返球であえなく憤死。続く8回には、ヒットで出たソーサ元木を三塁まで進めたものの、仁志のセンター前へ抜けるかと言う打球をローズが好捕し、またも無得点。直後の9回、この回から代わった岡島だったが、一死から進藤のショート右への打球をソーサ元木のまずい守備で出すと(記録はヒット)、続く谷繁の三塁線の打球を江藤が弾いて(記録はヒット)、一、三塁のピンチ。やはり、川相不在のバックなどアテにはならんと察知した岡島はまずゴーグルを三振にとると、石井タクローを歩かせた後、金城も三振にとって、このピンチを脱出。その裏、茂雄は先頭の清水に対して、今季僅か2安打しか打っていないヒットマン・後藤を代打に送ると言う清水への嫌がらせ以外の何物でもない大暴挙! その後藤はあえなくセカンドゴロに倒れて、一死。この期に及んで嫌がらせにご執心で勝とうと言う気がまるで感じられない茂雄のヘッポコ采配にすっかりやる気が萎えてしまった江藤は空振り三振に倒れると、今夜の松井さんもレフトフライに打ち取られ、悪夢の完封負け。川相不在の上、茂雄のヘッポコ采配が炸裂し、敗れるべくして敗れた巨人は、これで対横浜今季初黒星となり、再び中日に並ばれた。

甲子園:阪神4勝5敗
D  000000020000001  3
T  000000020000000  2
勝:佐野1勝0敗 負:葛西1勝2敗1S S:ギャラード1勝0敗8S
本:新庄11
 連夜の死闘! 代打・荒木、決勝犠飛!
0−0で迎えた8回、中日がゴメスの2点タイムリー二塁打で均衡を破ったが、その裏、阪神は新庄が11号2ランを放ち、2日連続の延長に突入。10回裏、二死一、三塁のチャンスを掴んだ阪神だったが、ノムさんは何を血迷ったか、代打・カツノリを投入し、結果はサードゴロ。引き分け目前となった15回表、中日は一死一、三塁とすると、代打・荒木がレフトへ犠飛を打ち上げ三塁走者・李ボンジョムが決勝のホームイン! 13回から2イニングをパーフェクトに抑えた佐野は移籍後初勝利を飾った。今季最長となる6時間2分の死闘を制した中日は、再び同率首位に浮上

広島:広島6勝5敗
S  120000000  3
C  00030050×  8
勝:佐々岡6勝1敗 負:石井弘1勝1敗 
本:キュラソ星人8
 伊藤智、悪夢のリタイア! 佐々岡、完投で6勝目!
ヤクルトは初回、ペタジーニのタイムリー二塁打で先制すると、2回には宮本,真中のタイムリーで2点を追加。しかし、先発・伊藤智は4回、キュラソ星人に8号ソロを浴びると、続くロペスに3球投げた所で古傷の右太腿内転筋を痛めて降板。緊急登板となった岡林,石井弘に対して広島は3安打を浴びせて同点に追い付くと、7回には一死一、三塁から、代打・嶋がセンター前に勝ち越しタイムリー。更に、ロペスの押し出し四球,野村のタイムリー等で、この回、一挙5点。立ち上がりは不安定だった広島先発・佐々岡は3回以降は立ち直り、完投でハーラートップの6勝目をマークした。

東京ドーム:日本ハム2勝8敗
BW 100110400  7
F  510000000  6
勝:小倉1勝1敗8S 負:生駒1勝1敗
本:トム9、下痢ニール6
 ハイツ田口、決勝二塁打! 小倉、今季初勝利!
初回、谷のタイムリーで先制された日本ハムは、その裏、オバンドーの同点タイムリーの後、トムの9号3ランで勝ち越し。更に、野口にもタイムリーが出て、5点を奪うと、続く2回にも1点を追加。しかし、粘るオリックスは下痢ニールの6号等で3点差に詰め寄ると、7回、鈴木のタイムリー,アリアスの犠飛で1点差。なおも、二死満塁でハイツ田口が2点タイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。投げては7回から3イニングを無安打に抑えた小倉が今季初勝利を飾った。

大阪ドーム:近鉄2勝5敗
M  100001010  3
Bu 00471000× 12
勝:ユウキ2勝3敗 負:武藤1勝4敗
本:吉岡2、川口3中村9、ハタハタ石井7
 猛爆・近鉄、12点! ユウキ、プロ初完投!
立ち上がりから制球の定まらない近鉄先発・ユウキに対して、ロッテは初回、二死満塁からフクーラが押し出し四球を選んで先制。1点を追う近鉄は、3回、中村,ローズのタイムリー等で4点を奪い逆転すると、続く4回には吉岡の2号満塁弾,川口の3号ソロ等で大量7点を追加し、試合を決定付けた。ユウキは11安打6四球と言う苦しい内容ながら、要所を抑える粘りの投球を見せ、175球の熱投でプロ入り初完投勝利をマーク。近鉄はロッテと入れ替わりで再び最下位を脱出した。

西武吹き抜けドーム:西武6勝3敗1分
H  030200000000  5
L  100000004000  5
 
 
 土壇場の同点劇! 西武、粘りのドロー!
初回、西武はジェファーソンが先制タイムリー。直後の2回、ダイエーは吉永,坊西のタイムリーで3点を奪い逆転すると、4回には坊西,村松のタイムリーで2点を追加。先発・ラジオは8回まで4安打と完投ペースの好投だったが、土壇場9回、一死満塁のピンチ。王さんはペドラザを投入するもこれが大誤算。貝塚,小関に連続タイムリーを浴びると、二死後、エセネオエセ松井にも同点タイムリーを浴びて、試合は延長に突入。結局、12回までに決着がつかず、引き分けに終わった。

 2対1の交換トレード成立!
この日、近鉄−阪神間で吉田,西川とアンパンマン杉山の2対1の交換トレードが成立した事が両球団から発表された。近鉄は左の中継ぎ不足に悩むと言いながら、左の中継ぎ要員である西川を交換要員に挙げる訳の分からない戦法でアンパンマン杉山の獲得を打診。西川とアンパンマン杉山を交換した所で何のメリットもない阪神だったが、平尾,田中シュータら内野陣が故障で手薄になってきている事で吉田をセットで要求し、近鉄がこれを了承する形となり、トレードが合意に達した模様だ。