球界トピックス

5月23日


福岡ドーム:巨人7勝0敗
YB 020000100  3
G  01030010×  5
勝:カリメロ5勝2敗
負:斎藤タカシ3勝3敗
S:河本組長0勝1敗2S
本:江藤9
 江藤、攻守に渡る汚名返上の活躍! 破戒僧・清原、肉離れ再発!
この日も、茂雄は川相を一軍に上げる事なく川相の犠打世界記録阻止だけでは飽きたらず、1500試合出場すらも阻もうとしていると言う説にも、いよいよ真実味が増して来た上、ドミンゴの処遇の問題で茂雄と鹿取投手コーチが対立するなど険悪な状態で、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人。一方、波留が左大腿二頭筋部分断裂で福岡遠征に帯同しておらず,進藤がふくらはぎ痛でスタメンから外れ、ローズが寝違えによる首痛鈴木なおのりも21日に死球を受けた左肘に痛みが残るなど、ケガ人続出で自慢のマシンガンも弾切れ寸前の横浜だったが、2回、川相不在で不安感一杯の先発・カリメロに対して、ローズ.メローニのヒットで二死一、二塁とすると、谷繁がライト前へ先制タイムリー。更に、続く投手の斎藤タカシまでがライトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、2点目を追加。その裏、先頭の今夜の松井さんが右中間フェンス直撃の二塁打で出ると、マルちゃんのファーストゴロの間に三進。マッスル千代の富士の打席で斎藤タカシがワイルドピッチを犯して、松井さんは労せずしてホームイン。4回には、一死から江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ9号ソロを叩き込み同点とすると、続く松井さんが今度は左中間を破る二塁打。二死後、マッスル千代の富士,ソーサ元木の連続タイムリーが飛び出して、2点を勝ち越した。しかし、依然として川相不在の不安感が抜けきらないカリメロは3,4回と先頭打者を出すと、5回には、一死から連打を浴びて、一、二塁のピンチを迎えるなど、苦しい投球の連続。6回には一死一塁から、谷繁に三遊間を破るかと言う一打を浴びたものの、これを3回表の守備機会の際、ニッポン放送・深山アナに「今日がっちり捕った江藤」などと屈辱的な実況をかまされた江藤がダイビングキャッチしてゲッツーにとると言うファインプレーに助けられ、この回も無得点で凌ぎきった。しかし、7回、二死から金城にセカンドの右を破られると、続く鈴木なおのりの打球はレフト線へポトリと落ちるヒット。これを川相不在でリズムを崩している清水がお手玉している間に、金城の生還を許して1点差。これでカリメロはついに無念のKOとなった。1点差と迫られた巨人は、その裏、二死一塁から、またも江藤がレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打。2点リードで迎えた9回、茂雄は守護神・槙原を投入するどころかブルペンですら投げさせない嫌がらせをかまし、河本組長を投入。河本組長は石井タクローに右手首に死球を食らわせると言うただでさえケガ人続出の横浜相手に死者に鞭打つごとき非道をかましたものの、後続を断ち切り、逃げ切りに成功。満身創痍でベストには程遠い横浜の拙攻と、ナベツネにいちびられた江藤の汚名返上の活躍に助けられた巨人は、再び単独首位となった。また、この日、破戒僧・清原が試合前の練習でダッシュをしていた際、左太腿の肉離れを再発! 24日にも登録抹消となる事が濃厚となった事により、理不尽に脅かされる存在がなくなったマルちゃんがプレーに専念出来る事は想像に難くなく、暗いムードの巨人にも微かに光明が見えてきた。

甲子園:阪神4勝4敗
D  00000000000000  0
T  00000000000001× 1
勝:葛西1勝1敗1S 負:岩瀬3勝2敗1S 
 
 好投バンチを見殺し! 中日、10連勝でストップ!
阪神先発・星野伸、中日先発・バンチが共に一歩も譲らぬ息詰まる投手戦となり、9回を無失点で投げきり、試合は延長に突入した。阪神は10回から星野伸を下げて、伊藤−吉野−葛西と繋ぐ継投策を展開。一方、バンチは12回まで投げ続けたものの、打線の援護がなくついに降板。14回裏、2番手・岩瀬が一死満塁のピンチを迎えると、中日はついにギャラードを投入。ここでハートキーがセンター前に弾き返して、阪神がサヨナラ勝ち。12回無失点のバンチを見殺しにした中日の連勝はついに10でストップした。

福山:広島5勝5敗
S  000100000  1
C  10010000×  2
勝:ミンチー姉さん4勝3敗 負:石井一2勝4敗 S:山崎2勝2敗4S 
本:キムタク4
 広島、僅か1安打で連敗脱出!
3日後に控える木佐彩子の誕生日に花を添える好投をすべく入れ込んでいたヤクルト先発・石井一だったが、これに対して、広島は初回、キムタクが4号先頭打者アーチを叩き込み、あっと言う間に1点を先制。1点を追うヤクルトは4回、岩村のタイムリーで同点。広島は、その裏、石井一のエラーで出た東出がワイルドピッチで一気に三塁を陥れると、求道者・前田のショートゴロが宮本の野選を誘い、ノーヒットで勝ち越しに成功。広島はキムタクの一発以降、ノーヒットに終わりながらも、投手陣が踏ん張って、連敗脱出に成功。

東京ドーム:日本ハム2勝7敗
BW 000000020  2
F  00017413× 16
勝:清水2勝0敗 負:金田4勝3敗
本:オバンドー14,15、島田1、トム8、田中幸6,7、塩崎1
 猛爆・ビッグステーキ打線、怒濤の一発攻勢!
0−0で迎えた4回裏、日本ハムはオバンドーの特大14号ソロで先制。続く5回には島田にプロ初アーチの後、トム,田中幸と続く3連続ホームラン等で一挙7点を追加。更に、止まらないビッグステーキ打線は続く6回にはオバンドーのこの日2本目となる15号等で4点を追加、7回にも田中幸の2打席連続となる7号ソロが飛び出すなど、計6発のアーチを浴びせる一発攻勢で大量16点をゲット! 投げては大量点をバックに伸び伸びとした投球を見せた清水が2点に抑える好投で、プロ入り初完投勝利をマークした。

大阪ドーム:近鉄2勝5敗
M  012010601 11
Bu 100200000  3
勝:吉田1勝3敗 負:前川3勝3敗
本:クラーク4
 吉田、8年ぶり先発勝利! ロッテ、最下位脱出!
近鉄は初回、中村のタイムリーで1点を先制。直後の2回、ロッテは小坂のタイムリー内野安打で追い付くと、続く3回には初芝が2点タイムリーを放ち、勝ち越し。2点を追う近鉄は4回、クラークが同点4号2ランを放ったものの、直後の5回、一死一、三塁から初芝の併殺崩れの間に1点を返したロッテが再び勝ち越し。ロッテは7回には一挙6点を奪うビックイニングを作り、試合を決定つけた。ロッテ先発・吉田は先発としては実に8年ぶりの白星をマーク。敗れた近鉄はこれでロッテと入れ替わりで最下位に転落した。