球界トピックス

5月17日


東京ドーム:巨人4勝4敗
C  000000000  0
G  10200100×  4
勝:メイ4勝2敗
負:山崎慎2勝2敗3S
本:清水3
 清水、怒りの一撃! メイ、14三振で2年ぶりの完封!
依然としてタイムリー欠乏症が続いているにも拘わらず、それでも勝ってしまっているからと茂雄は名手・川相を一軍に昇格させる事なく、ファームに幽閉。また、ここ数試合、ソーサ元木を「彼の様なマルチプレイヤーは貴重ですねぇ、エヘヘヘ〜」などと、散々ないがしろにしてきたマルチプレイヤー・川相に対するあてつけとしか思えないコメントを残した上2番で起用すると言う清水に対しての嫌がらせをも敢行した事により、ナインから総スカンを食らったのか、茂雄は、清水を渋々2番へと戻した。その清水は初回、茂雄にかまされた嫌がらせへの鬱憤を晴らすかの様に激振し、左中間を凄まじい速さで破る二塁打で出塁! 二死後、今夜の松井さんがライト前へ痛烈なタイムリーを放ち、1点を先制! 直後の2回、川相不在でバックが不安とあって極力、自分でケリをつけようと打者4人に対して3三振を奪う力投を見せていた先発のメイだったが、ディアスの打球が右足に直撃。大きく一塁方向へ跳ねた打球をキャッチしたマルちゃんはタッチにいくも、これをかわされて内野安打。この際、スライディングしたディアスは一塁ベースを過ぎた後、スリーフィートライン内に転がっていたのだが、マルちゃんは審判に抗議をかましていて、これに気付かない様子。セーフと完全に油断していたディアスは転がった儘、しばらくベースに戻ろうとはしておらず、ここですかさずタッチしておけばアウトとなったものの名手・川相の様な野球を熟知している選手が不在の為か、誰一人、マルちゃんにタッチの指示をする事なく、結局、ディアスは何事もなかったかの様に一塁に生き残った。すると、続く野村にもライト前に弾き返され、一、二塁のピンチ。後続を何とか断ち切り、このピンチは脱したものの、あわや大チョンボとなる所であった。その裏、巨人は一死から、ソーサ元木,チュウの連打で一、三塁としたものの、完全無策の野放し野球を愛好する茂雄はここでも全くの無策で、メイはゲッツーに倒れる最悪の展開で追加点ならず。しかし、続く3回、茂雄の嫌がらせ采配に対して「使い続けてこそ光る選手。出来る限り固定して使うべき」と批判をかました山本浩二氏のバックアップを受けた清水が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ3号ソロを叩き込み、2点目を追加! 更に、二死後、松井さんの四球,マルちゃんのヒットで一、三塁となった所で広島は山崎慎を諦め、菊地原にスイッチするも、その菊地原がワイルドピッチを犯し、三塁走者の松井さんが生還して、3点目。7回には、一死二、三塁から、ガッツな貴公子・仁志がセンターへ犠飛を打ち上げ、ダメ押しの4点目。メイは中盤以降も川相不在のバックをアテにする事なく、ひたすら三振をとりに行くピッチングを展開。結局、散発3安打14三振で三塁も踏ませぬ手のつけられない内容で2年ぶりの完封で4勝目を飾った。 

甲子園:阪神4勝2敗
S  000000003  3
T  000000000  0
勝:五十嵐4勝1敗 負:吉野0勝1敗
 

 副島、トリプルエラー呼び込む攪乱走法!
両軍投手陣の好投で試合は0−0の儘、終盤に突入。迎えた9回表、一死一、二塁で岩村の当たりはセカンドゴロゲッツーと思いきや、一塁走者・副島と交錯した事でセカンド星野修が後逸し、ボールがライトへ転々とする間に二塁走者・ペタジーニが先制のホームイン。更に、三塁を狙った副島を刺そうとしたライト桧山の送球が、またも交錯した事で後ろへと逸れると、本塁へのハートキーの送球がこれまた副島と交錯する悪送球。ボールがバックネットへ転々とする間に打者走者の岩村まで一気に生還3失策を呼び込む副島の恐るべき攪乱走法によって、緊迫した投手戦を台無してしまい、星を落とした阪神は4連敗

横浜:横浜5勝5敗
D  2000000200003  7
YB 0000000400000  4
勝:ギャラード1勝0敗4S 負:木塚2勝2敗1S S:鶴田1S  
本:ゴメス5,6
 ゴメス、場外弾2発! 延長13回制して6連勝!
初回、中日はゴメスのレフト場外に消える5号2ランで先制。8回には一死一塁からまたもゴメスがレフト場外へ6号2ランを放ち4点目。先発・バンチは7回まで3安打と完封ペースで来ていたが、粘る横浜は二死から四球を挟んで4連打を浴びせて、一挙同点に追い付き、バンチをKO。その儘、試合は延長戦に突入した。迎えた13回表、中日は渡辺,ゴメス,立浪の3連打で勝ち越すと、更に中村の2点タイムリーが飛び出して、ダメ押し。最後は鶴田が締めてプロ初セーブ。これで中日は6連勝で借金を完済し、2位タイに浮上。一方、再三のサヨナラのチャンスを逃して、敗れた横浜は4連敗で貯金が消滅

千葉マリン:ロッテ0勝6敗
H  000110002  4
M  00102000×  3
勝:ラジオ4勝2敗 負:ウォーレン1勝1敗5S S:ペドラザ0勝1敗10S
本:吉永4、大塚4
 ウォーレン攻略! 村松、決勝タイムリー!
1点を先制されたダイエーは4回、吉永の4号で追い付くと、続く5回には村松のタイムリーで勝ち越し。しかし、その裏、ロッテは酒井の犠飛で同点とすると、大塚の4号ソロで勝ち越し。3−2の儘、9回を迎え、ロッテは守護神・ウォーレンを投入し逃げ切りを図ったが、これが大誤算。ダイエーは坊西,ニエベス,本間といきなり3連打を浴びせて同点とすると、更に続く村松もタイムリーを放ち、勝ち越し。最後はペドラザが締めて10セーブ目。これでダイエーは昨年からの対ロッテ戦の連勝を10と伸ばした。

GS神戸:オリックス7勝1敗
F  000203000  5
BW 13003110×  9
勝:川越5勝2敗 負:新谷3勝2敗
本:日高2、藤井9、三輪1、アリアス6
 オリックス、一発攻勢で首位キープ!
初回、鈴木の幸運なタイムリー二塁打で先制したオリックスは続く2回、日高の2号3ランで4点目。4回に2点を返されるも、5回には藤井が9号3ラン。直後の6回、日本ハムは5安打を集中して再び2点差と迫るも、その裏、オリックスは三輪が今季1号となるソロアーチ。続く7回にもアリアスが6号ソロを叩き込み、突き放した。先発・川越は6回途中まで5失点と不調だったが、効果的な一発攻勢に助けられ、ハーラートップタイの5勝目。敗れた日本ハムは対オリックス6連敗となり、貯金が消滅した。

大阪ドーム:近鉄3勝3敗
L  210000100  4
Bu 010000000  1
勝:オツ3勝4敗 負:エルビラ0勝2敗
本:ローズ11
 粘投・オツ、2年ぶりの無四球完投で3勝目!
西武は初回、二死一塁から、金村弟のタイムリー二塁打で先制すると、更に、ジェファーソンのタイムリーで1点を追加。続く2回にはフェルナンデスの犠飛で3点目。その裏、ローズの11号ソロで1点を返した近鉄は3〜6回まで連続して得点圏に走者を進めたものの、あと一本が出ず。一方、西武は7回一死満塁からジェファーソンが押し出し四球を選び貴重な1点を追加。再三のピンチを粘りの投球で切り抜けた先発・オツは2年ぶりとなる無四球完投で3勝目をマークした。