球界トピックス

5月12日


甲子園:阪神5勝2敗
G  002010000  3
T  04100007× 12
勝:織田裕二5勝0敗
負:ドミンゴ0勝6敗
本:江藤7、新庄6、大豊6
 川相不在の弊害大露呈! 拙攻拙守で対阪神、屈辱の5連敗!
この日の先発・ドミンゴは、結果を残せなければ、M.C.チョンと入れ替えでファーム落ちの可能性を茂雄に示唆されていたが、この大事なゲームにあっても、茂雄のあくなき川相幽閉策は依然として続いており、試合前から絶対絶命の状況に追い込まれていた。重苦しいムードが流れる巨人は2回、一死満塁と絶好のチャンスを掴んだものの、チュウが倒れ、二死。相変わらずの拙攻を予感したドミンゴは破戒僧・清原よりは頼りになると思われる自らの打撃で活路を見出そうとしたものの、結果はサードゴロ。必死の形相で全力疾走を図るも、一歩及ばず、結局、三者残塁。その裏、一死一塁から、星野修の当たりはショートへのゴロ。楽々ゲッツーと思われたが、これをソーサ元木が後逸する痛恨のエラーで、一死一、三塁の大ピンチ。やはり、ショートは和製オジーの名手・川相でなくてはダメだ!と言う事を再認識してしまい、気落ちしたドミンゴに対して、田中シュータはセンター前へ抜けるかと言う痛烈なゴロ。これを抜かれたらドミンゴに殴り殺されると生命の危機を感じたソーサ元木はダイビングキャッチで止めるも一塁走者を刺すのが精一杯。この間に三塁走者・大豊が先制のホームイン味方に足を引っ張られ、ノーヒットで先制点を許したドミンゴのイライラは最高潮に達しつつあり、投手の織田裕二にヒットを浴びると、更に、坪井,ハートキー,新庄と3連続タイムリーを浴びて、自責点0ながら、無念のKOとなった。直後の3回、江藤は川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ7号2ラン! その裏、あわやランニラングホーマーと言う田中シュータのタイムリー三塁打で3点差と開いたものの、5回にはヒットで出たガッツな貴公子・仁志を三塁に置いて、またも江藤がセンターへ大きな犠牲フライを放ち、再び2点差と詰め寄った。6,7回と三人ずつで抑えられた巨人は8回も簡単に二死を取られたものの、ここで今夜の松井さんがヒット。続くマルちゃんのショートゴロを田中がエラーして、一、二塁となった所でノムさんは織田裕二を諦め、遠山を投入。この遠山の前に、マッスル千代の富士は空振り三振に倒れ、二者残塁と、またもあと一本が出ず。川相不在によるタイムリー欠乏症が露呈した事で気落ちしたのか4番手・野村は自らの悪送球等で一死満塁とピンチを迎えると、坪井,ハートキーに連続タイムリーを浴びた後、ワイルドピッチで4点を失い、更に、新庄に6号2ラン、二死後、大豊にも6号ソロを浴びて、この回、絶望的な大量7失点! 9回は3番手・葛西があっさり三人で打ち取り、ゲームセット。拙攻、拙守と川相不在の弊害が露呈しまくる最悪の形で敗れるべくして敗れた巨人は、対阪神戦、屈辱の5連敗こんな勝てる要素が何も用意されていない状況で結論を出されてファームに落とされる様な事があれば、ドミンゴにはたまったものではなく、昨年のメイのごとく茂雄の批判文書をバラまきかねない展開とあって、関係者は戦々恐々だ。更に悪い事に、この日、マルちゃんは4タコに終わっており、またもやとち狂った茂雄が「やはり、マルちゃんより清原ですね、エヘヘヘ〜」と入れ替えを図ってしまう危険性があり、巨人の未来には暗雲が立ちこめるばかりである。

広島:広島4勝2敗
D  305010410 14
C  210031000  7
勝:正津1勝0敗 負:佐々岡5勝1敗 
本:立浪1、西山2、李ボンジョム1、ゴメス4、ピンキー井上2、キムタク3
 火ダルマ・佐々岡、4被弾8失点KO!
初回、中日は出場停止処分が解けたばかりの立浪の1号2ラン等で3点を先制。広島は、その裏、すかさず2点を返すと、2回には西山が2号同点アーチ。直後の3回、中日は李ボンジョムの1号ソロ,ゴメスの4号2ラン,ピンキー井上の2号2ランと3本のアーチで5点を勝ち越し、佐々岡をKO。広島はキムタクの3号等で2点差まで詰め寄るも、反撃もそこまで。終盤にも着実に加点した中日が16安打14点の猛攻で快勝。佐々岡は今季初黒星で、広島は首位陥落となった

福岡ドーム:ダイエー2勝5敗
L  001000000  1
H  000000000  0
勝:石井4勝1敗 負:松本0勝2敗 S:森1勝1敗6S
 
 ダイエー、打線沈黙! 好投・松本を見殺し!
0−0で迎えた3回表、西武は先頭の垣内が左中間を破る二塁打で出塁。松本の暴投で三塁へ進んだ所で、中島がセンターへ犠牲フライを打ち上げて1点を先制。1点を追うダイエーは4回、無死一、三塁のチャンスを掴むなど、4度に渡り得点圏に走者を進めながら、石井の気迫の投球にあと一本が出ず。9回は橋本−森の継投にかわされて、今季4度目の完封負けとなった。ダイエー先発・松本は8回途中まで1失点と好投したものの、打線に見放されて、プロ初勝利はならなかった。

東京ドーム:日本ハム4勝2敗
Bu 030734002 19
F  001020001  4
勝:アゴくら2勝2敗 負:関根2勝4敗
本:中村7、ローズ9、クラーク3、吉岡1
 猛牛大爆発! 怒濤の19安打19点で圧勝!
近鉄なめとんのか打線(命名:長嶋一茂)が大爆発。2回に武藤,粋口のタイムリーで3点を先制したのを皮切りに、4回には中村の7号満塁弾,ローズの9号ソロ等で大量7点を奪い、試合を決定付けた。なおも止まらない近鉄打線は5回には4安打を集中し3点を追加すると、続く6回にはクラーク,吉岡の一発等で4点を追加。9回にもとどめの2点を加え、19安打で今季両リーグ最多の19点をマークして圧勝。大量援護に守られた先発・アゴくらは6回を3失点で2勝目をマーク。

GS神戸:オリックス5勝4敗
M  002002200  6
BW 001000030  4
勝:ジョニー黒木1勝4敗 負:杉本友3勝2敗 S:ウォーレン1勝0敗4S
本:大塚3、ボーリック7
 ジョニー黒木、待望の今季初勝利!
ロッテは3回、大塚が3号2ランで先制。その裏、1点を返されるも、6回には初芝の犠飛とハイツ田口のタイムリーエラー、続く7回にはボーリックが7号2ランを叩き込み、5点差。先発・ジョニー黒木の今季初勝利は安泰と思われたが、8回、下痢ニール,アリアスにタイムリー二塁打を浴びて、2点差となった所でKO。代わった小林雅から藤立がセンター前に弾き返したものの、本塁を狙ったアリアスが憤死。最後はウォーレンが締めて、黒木は待望の今季初勝利をマークした。