球界トピックス

4月27日


横浜:横浜0勝4敗
G  302001301 10
YB 000020000  2
勝:メイ3勝1敗
負:ゴーグル2勝2敗
本:今夜の松井さん4、鈴木なおのり2、マッスル千代の富士4、村田善2、江藤3
 今夜の松井さん、16試合ぶり特大先制3ラン!
後藤のハリケーンミキサーを食らって左肩を痛めた名手・川相が予想以上の重傷である事が発覚し、重苦しいムードが流れる巨人ベンチだったが、初回、一死から、清水,江藤の連続ヒットの後、今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに初球を激振! これがライトスタンド上段へ突き刺さる実に16試合ぶりの4号3ランとなって、3点を先制! しかし、その裏、川相不在で不安感一杯の先発・メイは、先頭の波留を歩かせると、石井タクローの送りバントを川相不在の影響で守備のリズムを崩している江藤が緩慢な動きで内野安打にしてしまい、続く鈴木なおのりにもヒットを浴びて、無死満塁と一発が出れば一気に逆転の大ピンチ。しかし、ここで横浜はローズ,中根,メカゴジラと簡単に打ち急いで、いずれも浅い外野フライに倒れる淡泊な攻撃で、結局、無得点。これで流れを引き戻した巨人は、3回、ガッツな貴公子・仁志,清水,江藤,今夜の松井さんの4連打で2点を追加。しかし、3回にも無死一、二塁のピンチを迎えるなど、依然として川相不在による不安感からピリッとしないメイは、5回には鈴木なおのりにバックスクリーンへ2号2ランを叩き込まれ、3点差。何とか突き放したい巨人は、直後の6回、先頭のマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2試合連続の4号ソロを放つと、続く7回には先頭の村田善が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2号ソロ! 更に、江藤のタイムリー二塁打等で、この回、3点。江藤は9回にも川相不在では何点取っても取りすぎる事はないとばかりに3号ソロを放ち、ダメ押し。その裏、茂雄は登板間隔が空き過ぎる事を憂慮したのか、はたまた、昨年もかました槙原への最大の嫌がらせ行為を4月にして早くも発動させたのか、何と桑田を投入。何はともあれ、桑田は無難に締め括り、巨人は3連勝で3位に浮上した。一方、ハマの大馬人・駒田をスタメンから落とすテコ入れを図った横浜だったが、主砲・ローズが来日初の5試合ノーヒットと言うブレーキぶりで敗れ、4位へ転落した。

神宮:ヤクルト2勝3敗
D  100120000  4
S  000011201× 5
勝:五十嵐3勝1敗 負:岩瀬1勝1敗1S 
本:福留3、山崎3
 宮本、サヨナラタイムリーで最下位脱出!
福留の3号ソロで先制した中日は、4回には山崎の3号ソロ,5回にも立浪のタイムリー等で2点を追加し、4点のリード。しかし、その裏、池山のタイムリーで1点を返したヤクルトは6回には久々に出た中日名物・福留のタイムリーエラーで2点目を追加。7回には代打・ロブロのタイムリーでついに同点に追い付いた。完全に流れを掴んだヤクルトは土壇場9回、2つの四球とヒットで一死満塁とすると、宮本がライト前にサヨナラタイムリーを放ち、再び中日と入れ替わり最下位から脱出に成功した。

甲子園:阪神2勝2敗1分
C  0000000000  0
T  0000000001× 1
勝:織田裕二4勝0敗 負:小山田1勝2敗2S 
 
 矢野の殺人スライディングで首位浮上! 
織田裕二,高橋の両先発が一歩も譲らぬ好投で両軍ゼロ行進。広島は7回、求道者・前田が右太腿に違和感を覚えて途中退場すると、9回二死三塁のチャンスに、その前田に代わって守備に入っていた朝山の打順となる巡りの悪さ。両軍無得点の儘、迎えた10回裏、一死一、三塁とした阪神は、代打・佐々木のセカンドゴロで矢野が本塁に突入。タイミングはアウトだったが、矢野のスパイクを食らって西山が落球し、サヨナラ勝ち阪神は14年ぶりの9連勝でついに単独首位に浮上。尚、オリックス・鈴木ばりにスパイクを立てての矢野の殺人スライディングに達川監督は「完全にアウトのタイミングなのに。捕手が捕手にするプレーか。矢野は許せんよ!」と激昂した。

福岡ドーム:ダイエー1勝3敗
BW 000000100  1
H  000000000  0
勝:金田3勝1敗 負:田之上2勝2敗
 

 金田、4安打完封! オリックス、首位返り咲き! 
オリックス・金田,ダイエー・田之上の両先発が、いずれも走者を出しながらも点を与えない粘りの投球を展開していたが、7回、ようやくオリックスが均衡を破った。一死からアリアスがヒットで出ると、続く日高が左中間わ破るタイムリー二塁打を放ち、ついに1点を先制。ダイエーは8回から篠原を投入し、昨年の様な逆転劇に賭けたが、結局、完封負けで連勝は5でストップ。連敗を阻止したオリックスは首位タイに返り咲いた。尚、この日、柴原が3タコで打率を落とした事により、大本命・鈴木がついに首位打者に浮上した。

東京ドーム:日本ハム5勝0敗
M  010000100  2
F  00004200×  6
勝:関根2勝2敗 負:川井0勝1敗
本:大塚2
 日本ハム、逆転勝ちで4連勝!
サブローのタイムリーで先制したロッテは、今季初先発となった川井が4回まで無安打の好投。しかし、日本ハムは5回、一死から田中幸が初安打を放つと、二死一、二塁とした後、金子がレフト前へ同点タイムリー。更に、ジャイアンが死球で出た後、ガッツ,小笠原に連続タイムリーが飛び出して、この回、一挙4点を奪い、川井をKO。続く6回にも金子のタイムリーで2点を追加してダメを押した日本ハムは終盤は小刻みな継投で逃げ切り、4連勝で3位に浮上