球界トピックス

4月12日


甲子園:阪神0勝2敗
G  010200400  7
T  010000000  1
勝:メイ2勝0敗
負:ラミレズ0勝1敗
本:新庄2
 メイ vs ノムさん、遺恨対決はメイに軍配!
またしてもケガ人のニックンをスタメン起用し、名手・川相を幽閉する暴挙に出た茂雄は、打順は下げないとほたえていたくせに不振のマッスル千代の富士を6番へ降格させると言う、相変わらずの一貫性のなさを露呈した。巨人先発は、昨年、ノムさんの批判文書をバラまき、阪神を解雇されたメイ「彼女と一緒に歯医者に行ったくらいで半永久的にファームに幽閉しようとする様なくされ外道・ノムラのチームなど、ひと捻りだぜ!」とばかりにノムさんの敵愾心に燃えるメイは、案の定、阪神ファンからの罵声を浴びながらも、初回から、川相不在による不安感を感じさせない投球を展開。そのメイは2回、自ら押し出し四球を選んで先制点をゲット! しかし、「メイは裏切り者や。あんな選手を獲るなんて巨人も裏切り者や」とほたえていたノムさんもまた、メイに対して敵愾心剥き出し! ノムさんの恨みの念の煽りを受けた新庄は、その裏、レフトスタンドへ2号ソロを叩き込み、試合は振り出しに戻った。1−1で迎えた4回表、巨人は、一死二、三塁のチャンスを掴むと、またもやメイがレフトへ怒りの犠牲フライを打ち上げて、勝ち越しに成功。更に、仁志がレフト線へタイムリー二塁打を放った所で、茂雄は何と清水に対して、代打にソーサ元木を投入すると言う大暴挙を展開! この信じがたい暴挙に動揺冷めやらぬ二塁ランナー・仁志は呆然としているうちに飛び出してしまい、あえなく憤死。ソーサ元木の打席が終わらぬ儘にチェンジとなった。この後も、川相不在で繋がりに欠ける巨人は、5回には一死一、三塁でマルちゃんがゲッツー、6回には二死満塁で清水を差し置いて出てきたソーサ元木がピッチャーゴロに倒れるなど、相変わらずの拙攻を展開! いかにノムさんへの敵愾心に燃えているとは言え、ただでさえ川相不在とあって初回から持ちうる全ての力を出し尽くさざるをえない状況な上にレフトには弘田コーチ曰く「守備は素人」のソーサ元木がついてしまった事で投球の幅を大きく狭められてしまったメイは中盤に入ってからはピンチの連続で、6回二死二、三塁となった所でついに降板。メイの降板で敵愾心が治まったのか、ノムさんからの異様なプレッシャーから解き放たれて緊張感を失ってしまった阪神に対して、巨人は7回、一死満塁とすると、6番降格と言う茂雄の裏切り行為へ怒りに燃えるマッスル千代の富士がこの日3本目のヒットとなる2点タイムリー二塁打を放つと、代打・斉藤宜にも2点タイムリーが飛び出して、この回4点。7回にニックンが死球を食らった事で、その裏から、茂雄は渋々名手・川相をショートの守備につかせると、その絶大なる安心感から、2番手・木村,3番手・河本組長,4番手・前略・三沢興一と伸び伸びとした投球で阪神の反撃する余地を与えず、連勝を飾った。

神宮:ヤクルト1勝1敗
YB 000000002  2
S  100000000  1
勝:福盛2勝0敗 負:川崎0勝2敗
  

 完封目前、メカゴジラ、逆転タイムリー!
初回、ローズのエラーで1点を先制された横浜は、ヤクルト先発・川崎の前に8回まで散発4安打と沈黙。しかし、完封目前となった土壇場9回、死球と2本のヒットで無死満塁とすると、一死後、メカゴジラがセンター前へ2点タイムリーを放ち逆転。ヤクルトは、その裏、一死二塁のチャンスで稲葉がセンター前へ弾き返したものの、一気に本塁を狙った二塁走者・ペタジーニがセンター波留の好返球の前に楽々と刺され、万事休した。

ナゴヤドーム:中日0勝2敗
C  000010030  4
D  200000000  2
勝:山崎慎1勝0敗1S 負:野口0勝3敗
  

 山崎、移籍初勝利! 野口、早くも3敗目!
2点を先制された広島は。中日先発・野口に対して、毎回の様に得点圏に走者を進めながら攻めあぐねていたが、5回、求道者・前田のタイムリー二塁打でようやく1点を返すと、8回には鈴木平のエラーで同点。更に、代打・浅井,キムタクの連続タイムリーで勝ち越し。その裏から2イニングを抑えた山崎慎が移籍後初勝利を飾った。敗れた中日は4連敗。野口は早くも3敗目となり、まさかの逆ハーラーダービー独走体勢

西武吹き抜けドーム:西武2勝0敗
H  000000000  0
L  00100011×  3
勝:石井2勝0敗 負:田之上1勝1敗
 
 石井、6安打完封で2勝目!
3回、西武は二死一、二塁でフェルナンデスが左中間へタイムリー二塁打を放ち先制。7回には好調の玉野のタイムリーで1点を追加すると、8回には無死一塁で雀士東尾は何と4番・ジェファーソンに犠打を命じる執念の采配…と思いきや、これが単なるサインミス。しかし、このチョンボも代打・貝塚がプロ入り初安打となるタイムリーで返してダメ押しの3点目。投げては先発・石井がダイエー打線を6安打に抑え完封で2勝目をマークした。

GS神戸:オリックス1勝1敗
M  0020032100  8
BW 4000301001× 9
勝:高橋功1勝0敗 負:吉田0勝1敗
本:バリー1、堀2、アリアス2
 延長10回、ハイツ田口、サヨナラタイムリー! 
先発・薮田がまたも初回から4点を失い、1回もたずにKOと苦しい展開となったロッテは2−7で迎えた6回、サブローのタイムリー三塁打等で2点差とし、続く7回にはバリー,堀のアーチ攻勢でついに同点。その後、1点ずつ取り合い、試合は延長に突入。ロッテは10回、二死満塁の絶好のチャンスを逃すと、その裏、オリックスはエラーで出たアリアスを三塁まで進めた所で、ハイツ田口が右中間へタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。

東京ドーム:日本ハム2勝0敗
Bu 000021000  3
F  00320030×  8
勝:建山1勝1敗 負:岡本0勝2敗
本:トム5、エイバッド1、ローズ4
 岡本、またもKO! ハム、先発全員安打で3連勝!
前回の登板で10失点完投と言う晒し者にさせられ精神的ダメージの癒えない近鉄先発・岡本は、3回、トムに5号3ランを叩き込まれ、早くもKO。4回にも2点を失った近鉄は5回、エイバッドの来日初アーチとなる2ラン、6回にはローズが4号ソロを放ち、2点差まで詰め寄ったが、7回裏、二死満塁から片岡に走者一掃のタイムリー二塁打を浴びて、ダメを押された。日本ハムは先発全員の16安打を放ち、今季初の3連勝

 門奈、日本人初のオランダ球界入り!
茂雄にひたすら幽閉され続け、トレード志願も断られた挙げ句に解雇され、今年2月にパイレーツのキャンプに参加したがメジャー入りを果たせなかった門奈が、パイレーツ関係者から勧められた事により、オランダ球界入りを図っている事が明らかになった。この日、コミッショナー事務局に、オランダ・ハーグ市のクラブチーム「ADO(アド)」から身分照会が届いたとの事だが、入団には全く支障がなく、日本のプロ選手では史上初のオランダ球界入りはほぼ確実だ。これを聞いた鹿取コーチは「あいつには驚かさせれる。いい投手になってまた巨人に戻ってきて欲しいね」などと、それが実現する可能性は限りなくゼロに近いと分かっていながら、心にもない気休めのエールを送った。尚、オランダ球界にはプロリーグはなく、クラブチームしかないが、年々野球人口は増加している模様。