球界トピックス

4月11日


甲子園:阪神0勝1敗
G  100053010 10
T  000002001  3
勝:カリメロ2勝0敗
負:福原1勝1敗
本:タラスコ3
 矢野、大量失点呼ぶ痛恨の後逸連発!
9日の試合で、得意の粘りを発揮して2四球を選ぶなど、チームに最後まで粘る姿勢を植え付けた名手・川相だったが、茂雄は相変わらず、ケガ人で絶不調のニックンをスタメン起用し、川相をベンチに幽閉する大暴挙! 試合前から早くも大ピンチに陥ったかに見えた巨人だったが、前日の川相効果は、この日もまだ生きていた! 初回、2つの四球とトラさんのエラーで、一死一、三塁のチャンスを掴むと、ファームで破戒僧・清原が初打点をあげたと言う情報を聞き、茂雄の事だから一軍昇格即4番に入れかねないと恐れている今夜の松井さんが、そうはさせじとバットを折りながらもセンター前に落とす執念のタイムリーを放ち、1点を先制。5回には、二死から仁志がヒットで出ると、すかさず二盗を敢行。これを完全に読んでいた矢野はウエストボールを要求。これで仁志が憤死してチェンジと思われたが、何と矢野がこれを後ろに逸らしてしまう痛恨のミス。これで気落ちした阪神先発・福原に対して、清水,江藤,松井さん,マッスル千代の富士が連続ヒットで、2点を追加。なおも満塁と言う場面で、マルちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振! バットが折れた事で打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間フェンスを直撃する走者一掃のタイムリー二塁打となり、この回、二死からの6連打で大量5点。続く6回、先頭の村田善が三塁線を破る二塁打で出ると、5回のパスボールでカツノリと代えられるのではと動揺冷めやらぬ矢野がまたもや後逸(記録はワイルドピッチ)して、村田善は三塁へ。ここで、川相不在では投手の自分も必死で打つしかないとばかりにカリメロが三遊間を破るタイムリー。更に、清原の4番阻止に燃える松井さんの犠牲フライの後、相次ぐミスにより一層動揺している矢野がまたも後逸(記録はワイルドピッチ)して、この回、3点を追加。5回までは何とか無失点に抑えてきたものの、川相不在とあって初回から持ちうる全ての力を出し尽くさざるをえない状況に、最早、心身共に疲労困憊のカリメロに対して、阪神はその裏、タラスコがバックスクリーン右への特大3号2ラン矢野の恐れていた通り、捕手をカツノリにスイッチしてきた阪神に対して、巨人は8回、またしても清原の4番阻止に燃える松井さんが、ライトの頭上を弾丸ライナーで越えるタイムリー二塁打を放ち、10点目。結局、先発全員の15安打を放った巨人は、大勝を収めて連敗を免れた。ニックンは、この日も精彩を欠いたものの、試合が半ば決まった後で得点に全く絡まないものであるとは言え、ヒットを1本打ってしまった事により「やはり川相よりニックンですね、エヘヘヘ〜」と茂雄が川相幽閉策をますます強固なものとするのは必至で、大勝したとは言え、巨人の先行きには依然として暗雲が漂っている状態だ。尚、この日、ノムさんは、巨人で長々と飼い殺される憂き目に合っていたトラさんの巨人への敵愾心を期待して今季初めて4番に入れたものの、ノムさんと違い、根が善人のトラさんは巨人を憎みきる事が出来ず、結局、ノーヒットに終わった。

神宮:ヤクルト1勝0敗
YB 000000010  1
S  31102000×  7
勝:ハッカミー1勝1敗 負:ゴーグル1勝1敗
本:ペタジーニ2,3、中井美穂の旦那1、波留1 
 助っ人コンビ、大活躍! ヤクルト、初の連勝!
初回いきなり、真中,岩村の連続三塁打で1点を先制したヤクルトは、更に佐藤の犠飛、ペタジーニの2号ソロで、この回、3点。なおも畳みかけるヤクルトは2回には真中のタイムリー、3回には中井美穂の旦那・古田の1号ソロで加点すると、5回には、ペタジーニがこの日、2本目となる3号2ランをぶちかまし、ダメ押し。投げては先発・ハッカミーが完封目前の8回、波留に一発を浴びたものの、終始、危なげのない投球で今季初勝利をマークした。

ナゴヤドーム:中日0勝1敗
C  040002520 13
D  100000001  2
勝:黒田1勝1敗 負:武田0勝2敗
本:福留2 
 広島、猛爆13点! 中日、3連敗で最下位転落!
初回、福留の2号ソロで先制された広島だったが、直後の2回、島のタイムリーですかさず追い付くと、続く西山も2点タイムリーを放ち逆転。更にキムタクもタイムリーを放ち、この回、4点。しばらく膠着状態に入ったが、終盤に入った6回、エラー絡みで2点を追加した広島は7回には5安打を集中して5点を追加し、試合を決定付けた。投げては、先発・黒田が要所を締める粘りの投球で2失点完投勝利。敗れた中日は3連敗でとうとう最下位に転落した。

西武吹き抜けドーム:西武1勝0敗
H  001000100  2
L  10000210×  4
勝:豊田2勝0敗 負:永井1勝1敗 S:森1勝0敗1S
本:J.マッケンジー2
 パンジャキラー、永井KO! ダイエー、首位陥落!
昨年5勝とパンジャキラーぶりを発揮したダイエー先発・永井に対して、西武は、初回、金村弟のタイムリーで先制点を奪うと、1−1で迎えた6回には、垣内,伊東が連続タイムリー二塁打を浴びせて、永井をKO。粘るダイエーは直後の7回、J.マッケンジーの2号ソロで1点差と追いすがったものの、その裏、すかさず高木大のタイムリーで引き離され、最後は森の前に沈黙。勝った西武は、開幕以来首位を守ってきたダイエーを抜き、ついに首位に浮上した。

GS神戸:オリックス0勝1敗
M  000003110  5
BW 101010000  3
勝:武藤1勝1敗 負:川越1勝1敗 S:ウォーレン1勝0敗1S
本:初芝2
 小坂、決勝タイムリー! ウォーレン、初セーブ! 
オリックス先発・川越の前に5回までに9三振と完全に抑えこまれていたロッテは、3点のビハインドとなった6回にようやく反撃。無死一、二塁とチャンスで、ボーリックのタイムリーでまず1点を返すと、更に、二死後、バリーが同点2点タイムリー三塁打。続く7回には、小坂のタイムリーでついに勝ち越すと、8回には初芝の2号ソロでダメ押し。最後は守護神・ウォーレンが3人で切り抜け、今季初セーブをあげた。

東京ドーム:日本ハム1勝0敗
Bu 000210000  3
F  10402000×  7
勝:黒木1勝0敗 負:ユウキ0勝2敗 S:ミラバル0勝1敗2S
本:オバンドー1、田中幸2
 オバンドー、1号グランドスラム!
初回、トムのタイムリーで先制した日本ハムは、3回、無死満塁と絶好のチャンスを作ると4番・オバンドーが右中間スタンドへ今季1号となるグランドスラムを叩き込み、近鉄先発・ユウキをKO! 近鉄は4回、鈴木,山下のタイムリー、5回にはローズのタイムリーで2点差まで詰め寄ったものの、その裏、田中幸の2号2ランが飛び出して、とどめをさされた。日本ハムは、中盤からの小刻みな継投を展開し、最後はミラバルが締めて2セーブ目をマーク。