球界トピックス

4月9日


東京ドーム:巨人1勝1敗
S  000032000  5
G  000000020  2
勝:伊藤智1勝1敗
負:桑田1勝1敗
S:高津2S
 遅すぎた川相投入! 桑田メッタ打ちで連勝ストップ!
前日は石井一と相性がいいなどとほざいてニックンを起用した茂雄は、この日のヤクルトの先発・伊藤智とは.182と全く相性が良くないにも拘わらず、川相幽閉策敢行の為にあえて相性を無視して、前日のラッキーなサヨナラ打を強引に理由付けて、無理矢理スタメン起用。かくして、またしても川相がベンチに幽閉され、試合前から大ピンチに陥った巨人は、初回、江藤がレフトフェンスを直撃する一打。当たりが良すぎてシングル止まりと思いきや、難敵・伊藤智を相手に川相不在では無理してでも先の塁を狙うしかないと判断した江藤は、強引に二塁を狙ったものの、憤死する不吉な立ち上がり。先発・桑田は川相不在の影響で凡打の山を築き続ける味方打線に業を煮やしながらも、何とか4回まで無失点に抑えてきたものの、川相不在とあって初回から持ちうる全ての力を出し尽くさざるをえない状況に、最早、心身共に疲労困憊。疲れの見える桑田に対して、ヤクルトは、5回、中井美穂の旦那・古田,稲葉の連打で一、二塁とすると、土橋が三塁線を破るタイムリー二塁打で2点を先制。更に、宮本がバントで送った後、投手の伊藤智までがタイムリーを放ち、この回3点。川相不在とあって一向に立ち直る気配のない桑田に対して、ヤクルトは6回にも、土橋宮本の連続タイムリーで2点を追加し、桑田をKO。最早、勝負は見えたと悟った茂雄は2番手・岡島をニックンの打順に入れ、今更の様に、名手・川相を投入。これは、どう考えても敗色濃厚と言う状態になってから川相を投入する事で、「川相を出しても勝てなかった」などと筋違いの既成事実を作り、川相幽閉策を確固たるものにしようと言う茂雄の恐るべき陰謀だった。こんな事に使う知謀があるならば、もっとまともな所に使って欲しいものだ。さて、桑田に代わってマウンドに上がった岡島は川相がバックにいると言う安心感から、開幕当初のノーコンぶりが嘘の様な素晴らしい投球で満塁のピンチを脱出すると、続く7回もピシャリ。8回からマウンドに上がった3番手・三沢も川相がバックにいる安心感から全く危なげのない投球を展開。6回裏、一死から打席に入った名手・川相に粘り負けして四球を選ばれた事でリズムを狂わされた伊藤智は仁志も歩かせて、一、二塁のピンチ。更に、続く7回にも一、二塁のピンチを迎えた伊藤智、ついにこの回で降板。伊藤智を引きずり下ろして迎えた8回、巨人は、ヤクルト2番手・五十嵐に対して、一死から名手・川相が得意の粘りを発揮して、またもや執念の四球で出塁。この川相の粘りを無駄には出来ないとばかりに続く仁志は五十嵐を直撃する内野安打を放ち、五十嵐をKO。3番手・藤井に対して、清水はレフト線へ2点タイムリー二塁打! 9回には、マッスル千代の富士,後藤が花形満直伝のノックアウト打法で高津に対して打球をぶつけまくるなど、最後の最後まで抵抗。あまりにも遅すぎた川相投入が響いて、あと3点は届かず、連勝は5でストップしたものの、川相効果による最後まで粘る姿勢が垣間見えた試合だったと言えよう。しかし、茂雄は当初の目論見である「川相を出しても勝てなかった」などと言う筋違いの既成事実が成立した事にほくそ笑んでいると思われ、今後もますます川相幽閉策に磨きがかかるのは濃厚とあって、この日から連敗地獄が始まる予感さえ感じさせた。

横浜:横浜2勝1敗
D  000000001  1
YB 001000001× 2
勝:木塚2勝0敗1S 負:鈴木平0勝1敗
本:福留1 
 谷繁、サヨナラタイムリー! 木塚、幸運な2勝目!
中日先発は移籍後初登板となる小池。これに対して、横浜は、3回、一死一、二塁のチャンスを掴むと、石井タクローが粘った末に一、二塁間を破るタイムリーを放ち、1点を先制。横浜先発のハマのチンピラ・三浦に対して、8回まで抑え込まれてきた中日は9回、先頭の福留が右中間スタンドへ1号同点ソロ。その裏、横浜は一死から2本のヒットと敬遠で満塁とすると、谷繁が三遊間を破り、今季2度目のサヨナラ勝ちを飾った。

広島:広島2勝1敗
T  000031100  5
C  20010004×  7
勝:苫米地1勝0敗 負:山岡0勝1敗 S:山崎慎1S 
本:タラスコ2、大豊4、求道者・前田6 
 求道者・前田、150号逆転満塁弾!
序盤に3点のリードを許した阪神は5回、タラスコが3号3ランを叩き込み同点とすると、続く6回には大豊が勝ち越しの4号ソロ。7回にも1点を許し、2点を追う広島は、8回、一死から3連打を浴びせて満塁とすると、二死後、求道者・前田がライトスタンドへ通算150号となる6号グランドスラムを放ち、逆転に成功。ルーキー・苫米地は幸運なプロ入り初勝利山崎慎は8年ぶりとなるセーブをマークした。

大阪ドーム:近鉄2勝1敗
M  000000000  0
Bu 01003000×  4
勝:山村1勝0敗 負:小林雅0勝2敗
本:ローズ3
 テスト生・山村、恩返しのプロ初完封!
近鉄は、2回に野選で1点を先制。5回には武藤のタイムリー三塁打水口の犠飛の後、ローズに3号ソロが飛び出して、3点を追加。投げては、中込尊師からいじめ行為を受けた影響で阪神を解雇され、2月のキャンプでテスト入団した山村が初先発。再三訪れたピンチも丁寧な粘りの投球で凌ぎきり、プロ入り初完投を初完封で、拾ってくれた梨田監督に恩返し。またもや放出した選手が活躍してしまった事で阪神フロントは気が気でないとか…。

西武吹き抜けドーム:西武2勝1敗
BW 500000000  5
L  40700040× 15
勝:潮崎1勝0敗 負:金田1勝1敗
本:アリアス1、垣内3、ジェファーソン2
 5点差跳ね返す大逆転! 西崎、またもリタイア! 
先発・谷中が初回から5失点とメッタ打ちを食らった西武は、その裏、垣内の3号3ラン等で1点差とすると、3回には一死満塁から中島のタイムリーで同点。更に、玉野,フェルナンデスのタイムリーの後、ジェファーソンが2号3ランを放ち、この回、一挙7点で試合を決定付けた。大量リードとあってテスト登板した西崎は通算1500奪三振をマークしたが、ベースカバーの際、またも右足内転筋を痛めてリタイアすると言うお粗末ぶりを展開。

福岡ドーム:ダイエー2勝1敗
F  016000000  7
H  000100000  1
勝:伊集院光の弟子・金村2勝0敗 負:渡辺秀0勝1敗
本:トム4 
 トム、4号V弾! 金村、好投で連敗ストップ!
2回、17イニングぶりの得点となるトムの4号ソロで先制した日本ハムは、続く3回、一死満塁から、オバンドーが押し出し四球を選ぶと、続くトムはライト前へタイムリー。更に、田中幸が押し出し四球の後、野口,金子が連続タイムリーを浴びせて、一挙6点。日本ハム先発の伊集院光の弟子・金村は緩急を巧みに使った投球で、7回を投げて1失点と好調ダイエー打線を封じ込め、2勝目をマーク。日本ハムの連敗は3でストップした。