球界トピックス

4月8日


東京ドーム:巨人1勝0敗
S  000000010  1
G  000000011× 2
勝:上原1勝1敗
負:石井一1勝1敗
本:マルちゃん2
 マルちゃん、起死回生の一発! 上原、完投で今季初勝利!
絶好調などと言いながら、実は打率.200しか打っていない事にようやく気付いて、ソーサ元木をスタメンから外した茂雄だったが、代わりにスタメンに入れたのは名手・川相ではなく、昨年たまたま石井一と相性が良かったと言うだけで、今季はここまで打率.100と絶不調のケガ人・ニックンと言う嫌がらせ采配を展開! 相性の良さを買われた筈のニックンを初め、川相不在で粘りに欠ける巨人打線は、石井一の前に完全に沈黙。開幕戦に続いて川相不在の投球を強いられた先発・上原は川相不在の影響でゼロ行進を続ける味方打線に業を煮やしながらも、何とか7回まで無失点に抑えてきたものの、川相不在とあって初回から持ちうる全ての力を出し尽くさざるをえない状況に、最早、心身共に疲労困憊。疲れの見える上原に対して、ヤクルトは、8回、先頭の土橋が右中間を破る二塁打で出塁。続く宮本は2球バントを失敗した末に強行策をかますと、これまた右中間へのタイムリー二塁打となり、ついに待望の1点を先制。1点を追う巨人は、その裏、先頭のマルちゃんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2号同点アーチ! 土壇場9回には、先頭の清水がヒットで出ると捕逸で二進。FAで無理矢理獲っておきながら、江藤の事を信頼しきれない茂雄は犠打のサインを出すも、名手・川相とは比較にならない程の技術しか持たない江藤が球威のある石井一を相手にバントなど決められる筈もなく、ツーストライクと追い込まれてしまった。ここで茂雄はやむなく強攻策に切り替えたが、これがライト前に落ちるヒットと言う幸運な展開。続く今夜の松井さんに対して、ヤクルトベンチは敬遠指令。これに不服の石井一は大きくは外さず、松井さんは昨年の新庄のごとく一歩踏み出してスイングの構え。これにビビった中井美穂の旦那・古田の必死の説得により、石井一は、渋々大きく外して歩かせ、無死満塁。この大ピンチにも石井一は敬遠の鬱憤を晴らすかの様に、マッスル千代の富士,マルちゃんを打ち取り、二死。どう考えても名手・川相を出す場面と思われたが、頑なに川相幽閉策を続けようとする茂雄はインケツ続きのニックンをその儘、投入。因みに、試合後、茂雄はこの場面で「職人,ベテラン,ヒゲが濃い」と川相とキャラが被る田辺やソーサ元木の投入も頭に浮かんだと語ったが名手・川相の名前は出さず、やはり川相の投入については全く考えていなかった模様だ。クルクルと空振りし、まるで打てる気配のないニックンに対して、完全にナメきった石井一はひたすらストレートを投げ続けたが、流石に8球も続けたとあって、とうとう前に飛ばされてしまった。このニックンの打球は完全に打ち負けていたものの、セカンドとセンター間にポトリと落ちる幸運なヒットとなり、三塁から清水が生還してサヨナラ勝ち。バント失敗が功を奏した江藤のヒットと言い、完全に打ち取られていたニックンのヒットと言い、ラッキーが続いたに過ぎないにも拘わらず、茂雄が自らの采配の勝利などと思い込んでしまったのは、まず間違いなく、今後もますます川相幽閉策に磨きがかかるのは必至とあって、巨人の行く末には暗雲が漂うばかりだ。

横浜:横浜1勝1敗
D  020010000  3
YB 00202224× 12
勝:斉藤タカシ2勝0敗 負:山本昌1勝1敗
 

 横浜、前日の屈辱晴らす猛打爆発!
前日、ノーヒットノーランの屈辱を味わわされた横浜マシンガン打線が鬱憤を晴らすかの様に12安打で12打点と爆発して快勝。序盤は中日に主導権を握られたが、5回にメカゴジラのタイムリーで逆転すると、6,7回と2点ずつ追加。8回には5番手・山北の制球難につけこみ、1安打で4点を追加。石井タクローは犠牲フライを含む2安打5打点と打ちまくった。

広島:広島1勝1敗
T  010400000  5
C  001100200  4
勝:ハンセル1勝1敗 負:紀藤1勝1敗 S:ミラー2S 
本:大豊3、東出1、求道者・前田5 
 大豊、ダブルメモリアル! ハンセル初勝利!
阪神は2回、大豊が通算250号となる先制アーチを放つと、広島は3回、東出のプロ入り初アーチで応戦。直後の4回、またも大豊が今度は通算1000本安打となるヒットでチャンスを広げ、一死満塁となった所で平尾が勝ち越し2点タイムリー。更にハンセルのラッキーなタイムリー内野安打で2点を追加。広島は1点差まで詰め寄ったが一歩及ばず。先発・ハンセルは来日初勝利。

大阪ドーム:近鉄1勝1敗
M  00000100100  2
Bu 00000110002× 4
勝:廣田1勝1敗 負:清水直0勝1敗
本:ボーリック1、礒部1
 延長11回、礒部、サヨナラ2ラン!
0−0で迎えた6回、ボーリックの一発で先制された近鉄は、その裏、水口のタイムリーですかさず同点に追い付くと、続く7回にはローズ,礒部の連打の後、ダブルエラーで勝ち越しに成功。7回から登板した柴田はプロ入り10年目にして悲願の初勝利目前となったが、9回、守護神・大塚がフクーラに同点タイムリー三塁打を浴びて、柴田の白星を無惨にも帳消し! 試合は延長11回に入った所で礒部がプロ入り初のサヨナラ2ランを放ち、近鉄が連敗を逃れた。

西武吹き抜けドーム:西武1勝1敗
BW 004010002  7
L  000100200  3
勝:小林2勝0敗 負:オツ0勝1敗 S:小倉1S
本:藤井3高木大2、フェルナンデス2、下痢ニール4
 藤井、5打点の活躍! 小林、2勝目! 
今季初先発のオツに対して、3回、二死満塁のチャンスを掴んだオリックスは、藤井が3試合連続となる3号先制グランドスラム高木大の2号ソロで1点を返された直後の5回には、またも藤井がタイムリー二塁打。7回に、フェルナンデスの2試合連続2号2ランで追い上げられたが、9回、下痢ニールが4号2ランを放ちダメ押し。投げては、先発・小林は7回途中まで3失点と無難な内容で2勝目。8,9回とピシャリと抑えた小倉は今季初セーブをマークした。

福岡ドーム:ダイエー2勝0敗
F  000000000  0
H  00000004×  4
勝:若田部2勝0敗 負:ガンちゃん0勝1敗
 

 小久保、またもV打! 若田部、6安打完封!
若田部,ガンちゃんの両先発が一歩も譲らない投手戦を展開。ダイエー打線を7回まで2安打に抑える好投を見せていたガンちゃんだったが、0−0で迎えた8回に突如制球を乱し、ヒットと2四球で二死満塁。ここで好調の小久保がレフト線へ2点タイムリー二塁打を放ち、ついに先制。更に、松中の2点タイムリーでダメ押し。若田部は毎回の様に走者を出しながらも、要所を締める粘りの投球で、今季初完封で2勝目を飾った。