球界トピックス

4月5日 S−T(神宮),M−L(千葉マリン):雨天中止


ナゴヤドーム:中日0勝2敗
G  010300400  8
D  000000000  0
勝:メイ1勝0敗
負:曹0勝1敗
本:今夜の松井さん2,3
 松井さん、豪快2発5打点! メイ、14三振の快投!
実際には、カリメロの快投と、たまたまの一発攻勢がハマったに過ぎないのだが、名手・川相を使わずとも勝てた事をこれ幸いと、茂雄は、またも名手・川相をベンチに幽閉し、試合前から大ピンチに陥った巨人は、初回、中日先発の新助っ人・曹の前に三者凡退に終わる不安な立ち上がり。しかし、2回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今夜の松井さんが右中間スタンド中段へ4試合ぶりの2号ソロを叩き込み、1点を先制。この一発に度肝を抜かれた曹は、4回、一死走者なしで迎えた松井さんの2度目の打席で、ビビって逃げるかの様に外角に大きく外れるボールを連発して、歩かせてしまうと、マッスル千代の富士も歩かせて、一、二塁。二死後、ソーサ元木にタイムリーを浴びると、チュウには死球を食らわせ満塁。ここで川相不在では投手の自分も必死で打つしかないとばかりにメイが2点タイムリーを放ち、この回、3点。これで最早、試合の勝敗は二の次とぶち切れた星野監督から殺人投球指令が出たのか、5回、2番手・小山はマッスル千代の富士の背中をスナイプ! この試合、チュウに続いての2個目の死球の上、マッスル千代の富士は前日も背中に死球を食らっているとあって、両軍ベンチはあわや乱闘寸前。続く6回には、先頭のマルちゃんがレフトフェンスを高い弾道で直撃しながら一塁止まりと言う野球盤ヒットで出塁すると、このチャンスに茂雄はまたも完全無策の野放し野球を展開。すると、ソーサ元木は止めたバットに当てる中途半端な打撃で凡退。続くチュウもゲッツーに倒れる最悪の展開で、相変わらずの拙攻ぶりを炸裂させる有様。この無様な展開に業を煮やした今夜の松井さんは7回、一死満塁のチャンスで川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンド中段へ、この日、2本目の3号グランドスラム! ワンサイドとなったのをいい事に茂雄は、ソーサ元木をファーストへ回したかと思えば、ショートにはまたしても川相ではなくニックンを送り込むなど、執拗な川相への嫌がらせを敢行! 川相幽閉,一発頼みの野放し野球と茂雄の思惑が完全に炸裂する何とも皮肉な勝利に終わったものの、巨人はようやく貯金生活に突入した。メイは7回降板ながら外国人投手史上1位タイの14三振。2日間で悪夢の31三振を喫した中日は、二塁も踏めない体たらくで借金1となった。

広島:広島1勝1敗
YB 000000000  0
C  30001002×  6
勝:ミンチー姉さん1勝0敗 負:野村0勝1敗
本:緒方3、求道者・前田3
 4投手完封リレーで、横浜に初黒星!
広島は初回、緒方,求道者・前田の連続アーチで3点を先制。昨年の不振から復活を賭ける先発のミンチー姉さんは、ピンチの連続ながらも持ち前の粘りの投球で5回を零封。2番手の山崎慎も3回を無失点の好投を見せると、8回には西山、浅井のタイムリーでダメ押し。最後はウルソー,小山田と繋いで、好調マシンガン打線相手に完封リレーを達成した。横浜は今季初黒星

東京ドーム:日本ハム1勝1敗
BW 000002020  4
F  00040100×  5
勝:オーミー1勝0敗 負:栗山0勝1敗 S:ミラバル0勝1敗1S
本:田中幸1、トム3
 大島ハム、地元初勝利! 田中幸、1500安打!
4回、日本ハムは塩崎のエラーで1点を先制すると、田中幸,トムの連続アーチで一気に4点。粘るオリックスは6回に3連打で2点を返すと、8回には小川,アリアスのタイムリーで1点差と詰め寄り、オーミーをKO。しかし、結局、生駒−ミラバルのリレーの前に反撃を断ち切られ、開幕からの連勝は3でストップした。尚、この日、田中幸は6回の二塁打で通算1500安打を達成した。 

大阪ドーム:近鉄0勝2敗
H  001024012 10
Bu 010000013  5
勝:田之上1勝0敗 負:岡本0勝1敗
本:松中2、小久保4、的山1 
 無惨岡本、晒し首! 悪夢の10失点完投!
ダイエー・スーパーダブルチャンス打線が止まらない。1点を先制されるも、松中の2号ソロであっさり同点とすると、5回には柴原のタイムリーで勝ち越しに成功。続く6回には4安打を集中して4点を追加。最後は絶好調の小久保の4号2ランでとどめ。投げては先発・田之上は8回を2失点とまずまずの内容で3年ぶりの開幕4連勝。依然として、両助っ人が不振の上、4併殺を喫する拙攻続きにぶち切れたのか梨田監督は、先発・岡本を10失点ながら、最後まで一人で投げさせると言う晒し首状態にする非道ぶりを展開し、近鉄は27年ぶりの開幕4連敗となった。