球界トピックス

3月28日
親善試合:メッツ5−9巨人 カブス6−5西武
選抜高校野球:秋田経法大付1−4東洋大姫路 佐賀商5−1創価 愛知産大三河3−5作新学院


 

 

 

東京ドーム
メッツ  000200003  5
巨 人  02300040×  9
勝:メイ
負:パルシファー
本:マルちゃんマッスル千代の富士
 職人の巧打にメジャーも脱帽! 名手・川相、3安打2打点の大爆発!
ケガに弱いニックンが前日の試合でまたしても右手親指の付け根を痛めた上、この日、先発登板が決まったメイに「メジャー相手に不安の残るバックでは、とても投げられない。和製オジーのカワイをスタメンで起用しなければ、批判文書をバラまくぞ!」と脅されたのか否か、茂雄は、渋々ながらも名手・川相をショートでスタメン起用。せめてもの抵抗とばかりに2番ではなく7番に置く嫌がらせをかましたが、メイにとっては川相の打順が何番であろうと関係なかった。メイは絶大なる安心感を誇る川相をバックに伸び伸びとした投球でメッツ打線を翻弄。打っては、2回裏に、一死一塁のチャンスを作ると、フル出場さえすれば今季中に犠打世界記録到達が確実とあって、メジャーでも知れ渡っていると思われる粘っこい川相の打撃を警戒し、何とかゲッツーに仕留めて川相の前で切ろうと焦ったメッツ先発・パルシファーの心の隙をつき、逆にマルちゃんがレフトスタンド中段へ先制2ラン! 追い打ちをかけるがごとく、名手・川相は得意の粘りでフルカウントまで持ち込むと、職人技の流し打ちでライト前に会心のヒット! 3回には、フロントと茂雄の相次ぐ嫌がらせに今年から一発狙いの打撃に修正中の清水が右中間へ二塁打を放つと、今夜の松井さんが茂雄にイチャモンをつけられた新打法でセンター前に弾き返すタイムリー! 更に、二死一、二塁のチャンスで打席に入った名手・川相は今度は意表をついて初球を狙い打ち! 打球は右中間を真っ二つに破る2点タイムリーとなり、5点目を追加! 7回にはマッスル千代の富士が前日に続いて2ランを放つと、一死一塁の場面で名手・川相は低めのボール球に体勢を崩しながらも、しぶとくレフト前に運んで絶妙のエンドランを決める職人技を見せつけて猛打賞を記録! この川相の作ったチャンスを無駄には出来まいと代打・田辺が左中間を破る走者一掃のタイムリー二塁打! メッツは、最後に槙原を攻め立てメジャーの意地を見せたものの、序盤の大量点が響いて、ゲームセット。名手・川相は獅子奮迅の活躍で巨人を勝利に導き、奇跡の逆転開幕スタメンへ望みを繋いだかに見えたが、茂雄はマルちゃん,マッスル千代の富士の一発に夢中で川相の活躍はロクに覚えていない模様だ。 


 西武、土壇場で逆転負け! 故障者続出と踏んだり蹴ったり!
カブスが最後の最後で意地を見せた。3−5と2点のビハインドで、前日の巨人戦に続いて敗色濃厚となった9回表、一死からグレースがライトスタンドへ一発を叩き込むと、二死二塁の場面でビュフォードがレフトスタンドへ逆転2ラン! 土壇場でひっくり返したカブスは、その裏、二死一、二塁のピンチも凌いで辛勝。注目のソーサは犠牲フライを1つ打ち上げたものの、4打数ノーヒットと音無しだった。一方、敗れた西武は6回、二盗を決めたエセネオエセ松井が調子に乗って、ディレードスチールをかまし、見事に三塁を陥れたものの、この時のスライディングで右足を捻挫して退場。更に、守護神・西崎もグレースに一発を浴びた所で右足内転筋に違和感を訴えて退場と踏んだり蹴ったり…。二人共、軽症を主張するが、開幕を目前に控え、不安を残してしまった。

 バトル、開幕二軍スタート! 5年連続助っ人途中帰国へまっしぐら!?
5年連続助っ人途中帰国の記録更新へ大本命となっているバトルだが、この日、発表された開幕選手登録の28人のリストに名前がなく、開幕二軍が決定! 早くも途中帰国への不吉な一歩を踏み出す形となってしまった。またオープン戦で防御率0点台の好投を見せていたラミレズも左足ふくらはぎを痛めた為に二軍スタートが決まり、第3の助っ人投手の見込みだったハンセルが逆転の一軍スタート。またドラフト1位ルーキーの的場も不振の為、二軍スタートとなったが、ドラフト2位の吉野は何とか開幕一軍を果たした。

 吉岡、開幕絶望! 復帰は早くても11日以降!
吉岡の開幕一軍が絶望的となった。4日のダイエー戦で右手首に死球を受けた吉岡は「可動域は広がってきたが、まだティー打撃で右手を離してしまう状態」(梨田監督)との事で戦列復帰は、早くとも、11日以降となる見込み。また、前日、衣川,代田との交換トレードが決まった田畑が、この日、大阪市内の球団事務所で入団会見を行った。その足で、早速、大阪ドームでの一軍練習に合流した田畑は投球練習を開始。梨田監督は「十分計算出来る。制球がいいよ」と満足気な表情を見せた。