球界トピックス

3月27日
オープン戦結果:C7−13H
親善試合:カブス0−6巨人 メッツ8−1西武
選抜高校野球:
智弁和歌山20−8丸亀 高岡第一0−2国士舘 今治西5−6東海大相模  


東京ドーム
カブス  000000000  0
巨 人  01310010×  6
勝:カリメロ
負:ロレイン
本:今夜の松井さんマッスル千代の富士
 今夜の松井さん、師匠ソーサの前で豪快先制弾!
一昨年の全米との試合で、絶妙のセーフティバントを見せるなど、メジャーを手玉にとった名手・川相だったが、こんな目立つ試合で活躍されては幽閉策に支障を来すと恐れた茂雄は、この日も川相をスタメンから外す大暴挙。2回裏、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに今夜の松井さんが茂雄にイチャモンをつけられた新打法で一昨年の秋に打撃指導を受けた師匠ソーサの頭上を越えるライトスタンドへ豪快なアーチを叩き込み、1点を先制。続く3回には、フロントと茂雄の相次ぐ嫌がらせに今年から一発狙いの打撃に修正中の清水がタイムリーを放つと、松井さんが茂雄にイチャモンをつけられた新打法で今度は一、二塁間を真っ二つに破る2点タイムリーと、茂雄に対して、反骨精神を見せる選手の活躍で3点を追加。4回には、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにマッスル千代の富士がレフトスタンドへ一発。投げては、親善試合とは言え、メジャー相手に生ぬるい投球をしては礼に反すると言うのに川相不在とあって持ちうる全ての精神力を費やす投球を強いられたカリメロ,三沢,高橋尚,木村,野村の5投手がカブス相手に完封リレーを達成。しかし、川相不在の余波で渾身の投球をしたが為に開幕を直前に控えながら疲労困憊状態に陥る緊急事態に突入し、早くも巨人の開幕ダッシュへ黄信号が灯った!

 ナンチャン、ヘンダーソンをスナイプ! 激昂メッツ、猛爆15安打!
雀士東尾の現役時代の背番号「21」のユニフォームを着て、始球式に臨んだナンチャンこと南原清隆だったが「冗談でもぶつけないで下さいよ」と関係者に念を押されていたにも拘わらず、「雀士東尾のユニフォームを着てるんだから、内角攻めない訳にいくかよ!」とばかりにヘンダーソンの左足首に直撃させた! ただでさえ、バレンタイン監督との確執から来日中にもタイガースへトレードされる可能性が出てきており、機嫌が悪いにも拘わらず、いきなりぶつけられ、試合前から一人でも潰しておこうと言う雀士東尾の殺人投球指令と睨んだヘンダーソンは激怒し、3安打1打点の猛打でお返し! ヘンダーソンの爆発で火がついたか、3回のピアザの先制打に始まり、西武投手陣は15安打8失点と火ダルマ状態。打っても、9回二死まで4安打と完全に沈黙。完封目前で金村弟が右中間スタンドへ一発を叩き込み、一矢を報いるのが精一杯だった。

 火消しどころか火付け役! 小林幹、6失点の大乱調!
ダイエー先発・佐久本が立ち上がりから乱調で、初回に町田のタイムリーで先制点を許すと、ニエベスの3ランで逆転した直後の2回には5連打5失点で早々とKO。先発候補がまた一人結果を残せなかった事で頭を抱える王さんだったが、中継ぎの水田,松がそれぞれ2回を無失点と結果を残すと、これまた不調だった先発候補の永井が3回を1安打無四球の好投。打っては、7,8回でJ.マッケンジーが3本の二塁打を放つなど、終盤に集中打を浴びせて、終わってみれば15安打13点の猛攻で快勝を収めた。一方、広島は先発の黒田は5回を3安打3失点(自責点2)とまずまずの内容だったが、抑えの小林幹が大乱調。5長短打を集中されて6点を失い、一死しかとれずにKOと、開幕を直前に控えて、大きな不安を残す内容となった。

 田畑、悲願のトレード成立! 交換要員は衣川,代田!
開幕を目前にして、近鉄の衣川,代田とヤクルトの田畑と言う2対1の交換トレードが成立した。実績のある先発投手の不足により、近鉄側が田畑の獲得を要求。田畑と言えば、起用法でモメて、昨オフからトレードを志願していた不満分子であり、しかも、一昨年は首位打者,昨年は打点王とウエスタンでは打ちまくっている衣川昨年のウエスタン盗塁王の代田と言う将来有望な若手を二人もゲット出来るとあって、これ幸いと近鉄の申し出を受け、合意に達した。

 ハイツ田口、サントリーカップMVP!
この日、日本野球機構は、サントリーカップの個人表彰選手を発表した。MVPには打率.591と打ちまくったハイツ田口(オリックス)が選ばれ、賞金200万円と副賞のペプシコーラ1年分をゲット! 優秀選手賞(賞金各100万円)は豊田(西武)金村弟(西武)堀(ロッテ)石井タクロー(横浜)稲葉(ヤクルト)ラミレズ(阪神)の6人が受賞。また、最優秀新人賞(賞金各50万円)は山下(近鉄)田中一(横浜)が選ばれた。