球界トピックス

3月26日
オープン戦結果(サントリーカップ):L7−2G M22−6YB Bu2−0T H8−5C BW6−6D F6−7S
選抜高校野球:北照8−4橿原 3広陵3−2竜ヶ崎一 柳川5−2東海大仰星  


東京ドーム:巨人1勝1敗
L  430000000  7
G  000000020  2
勝:霊感投手・松坂2勝2敗
負:ドミンゴ2勝1敗
本:エセネオエセ松井1ジェファーソン2、江藤3
 ドミンゴ、川相幽閉で逆上! 悪夢の7失点KO!
ナイターでの全国中継があると言う事で、目立った活躍をされてはシーズンでの先発起用を余儀なくされるとばかりに、茂雄は名手・川相をベンチへ幽閉した上、ソーサ元木を一塁につかせると言う謎のオーダーを展開! 巨人先発はドミンゴだったが、昨年27試合の先発で、川相を幽閉される事、実に21度。その21試合で僅かに6勝しか出来なかった苦い過去を持っており、今年のペナントでも徹底して川相を幽閉する茂雄嫌がらせ采配が続く事を予感したか、ぶち切れて初回から大乱調。エセネオエセ松井に先制2ランを浴びると、更に、満塁のピンチを迎えた後、タイムリーと内野ゴロの間に2点を失い、いきなり4点のビハインド。続く2回にもジェファーソンに左中間スタンドへ運ばれるなど3失点とガタガタ。打っても川相不在では全く粘りに欠ける状態で、立ち上がりから球が高めに浮き気味で調子の良くない西武先発の霊感投手・松坂に対して、4回まで僅かに1安打と完全に沈黙。8回、川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに江藤が2ランを放って、一矢を報いたが、結局4安打に終わり、惨敗を喫した。

 川崎球場ラストゲーム! マリンガン打線、猛爆10発22点!
老朽化による耐震性低下により取り壊しとなる川崎球場のラストゲームとなったこの試合。かつて閑古鳥が泣きまくっていたのが嘘の様に2万1000人が詰めかけた中、それに華を添えるかの様に、凄まじい打撃戦となった。ロッテは、メモリアルゲームと言う事でジョニー黒木が先発マウンドに立ったが、立ち上がりから制球が悪く、横浜マシンガン打線の餌食となって、5回を9安打5失点と不安を残す内容。しかし、序盤の劣勢も何のその。ロッテは、堀が逆転グランドスラムを含む2打席連発をかませば、絶不調のバリーや初芝も2発。果ては、昨年僅か3本塁打の小坂が1イニングに2発放つと言う神がかり的な展開シーズン中なら日本新記録となる10本のアーチを掲げ、26安打22点の猛攻で最終的には圧勝。伝説の10・19の際に近鉄のコーチとして敗れ、「俺にだって恨みはあるんだ」と川崎球場での最後のリベンジを賭け、この試合に臨んだ権藤さんだったが、逆に最悪の形でピリオドを打つ事となり、権藤さんの恨みを残した儘、川崎球場は約半世紀の歴史に幕を閉じる事となった。
 両最多敗戦投手、開幕へ向け順調な仕上がり!
それぞれのリーグで昨年の逆ハーラーダービーを制した両投手の先発となったが、それを感じさせない投手戦が展開された。近鉄先発・岡本は左膝痛で出遅れていたのを取り戻す力投で5回途中までを3安打無失点と確かな手応え。2番手石毛がまたもや奇跡の無四球投球を演じると、守護神・大塚も1回を2三振でピシャリと抑える順調な仕上がりぶりを披露。一方、阪神先発の織田裕二も負けじと5回を1安打無失点の快投で開幕投手へ強烈アピールしたが、2番手・吉野が暴投で1点、3番手・川尻が押し出しで1点を失うなど終盤はやや締まらなかった。打線の方も散発6安打と沈黙し、オープン戦4度目の完封負けとなった。

 紀藤、メッタ打ち! 東出の拙守に達川監督、激昂!
上昇気配のダイエー打線がこの日も爆発。初回、いきなり4安打を浴びせて4点を先制するなど、12安打で8点の猛攻。吉永が2本の二塁打を含む3安打1打点,主砲・小久保も2安打2打点と調子を上げてきた。しかし、先発の新助っ人・ラジオが立ち上がりからキレが悪く、1,2回で4失点。3回以降は尻上がりの内容で6回まで無失点で切り抜けたが、4盗塁を許すなど、クイックモーションにも課題を残した。広島はローテの一角として期待される紀藤が4回を8安打5失点と不安な内容。また、2失策を犯した東出に対して、達川監督は「東出は考えが甘いね。前歯の2、3本でも折ってからが初めて一人前や。こっちも本気で使うんだから、今みたいな守備では許せん」と厳しい言葉を浴びせた。

 開幕投手候補、明暗くっきり! 鈴木、史上最高打率で首位打者!
中日はの開幕候補の野口が先発。前回メッタ打ちを食らっていた野口だったが、この日は、3回を2安打無失点と無難な内容で、山田投手コーチも開幕投手として合格点を出した。しかし、これまたローテの一角として期待されている2番手のバンチが3回で5安打6失点と大乱調で不安を残した。一方、オリックスはこちらも開幕投手を目指す川越が先発。2回まで5三振を奪う快調な投球を見せていたが、3回、関川に一発を浴びてから突然崩れて、5点を失いKOと言う最悪の展開。尚、仰木さんの陰謀で4番に「降格」が濃厚となっている鈴木はこの日、3打数1安打で規定打席に到達。オープン戦史上最高打率の.548で首位打者が確定した。

 稲葉、連発7号! 若松監督、開幕スタメン確約!
熾烈な競争が繰り広げられているヤクルト外野陣の一角を狙う稲葉が、この日も、2打席連発を含む3安打と絶好調。若松監督も「もう稲葉は外せない」と開幕スタメンを確約した。またイマイチ調子の出ていなかった主砲・ペタジーニも猛打賞と上昇気配。投げては、先発の川崎が4回まで無失点の好投を見せていたが、5回を突如崩れて4失点とスタミナに不安を残した。一方、日本ハムは、伊集院光の弟子・金村が先発。4回を5安打2失点とまずまずの仕上がり。新ストッパーとして期待されるミラバルも1回を2つの三振を奪うなど3人で切り抜ける好投を展開したが、2番手で登板したもう一人の新助っ人・オーミーは3失点と課題を残す内容となった。