球界トピックス

3月25日
オープン戦結果:T3−0Bu H10−4C D11−3F S7−0L
選抜高校野球:国学院栃木10−6育英 享栄0−8九州学院 福島商7−3南陽工  


 宮田コーチ、不気味な82勝構想披露!
長年の幽閉生活にぶち切れたのか、ナベツネ,茂雄に触発されたのか、宮田投手コーチまでがシーズン前の勝利数計算などをおっ始めた! 昨年、20勝をマークした上原は警戒されて13勝に留まるとしながらも、桑田12勝,ドミンゴ11勝,カリメロ,メイで各10勝,高橋尚8勝,岡島,野村,三沢で各4勝,槙原,河本組長,木村で各2勝の計82勝の構想を披露。ナベツネ構想よりは謙虚であるものの、昨年優勝の中日が81勝である事を考えれば、十分優勝を確信している数字。しかし、果たして、この数字は自分がベンチ入りしたならば…と言う仮定つきのものなのかどうかが問題だ。もし仮定つきだとするならば、幽閉された場合は優勝どころかAクラスすら危ぶまれる事を予感させるだけに不気味な宮田発言となった。

 相次ぐ助っ人の好投に、ノムさんも嬉しい悲鳴!
阪神は第3の助っ人として考えられているハンセルが先発登板。投げる度に安定した投球を見せていたハンセルだが、この日も、4回を1安打5三振と申し分のない内容で、ついにオープン戦防御率トップに躍り出た。外国人枠を争うラミレズも好結果を残しているだけにノムさんは「2人しか使えないのは勿体ない」と苦笑い。ハンセルに負けじと、リベラに代わる新ストッパーとして一軍内定が決まっているミラーも1回を無失点と好投。6投手をリードして完封リレーに導いたカツノリは2番手捕手として開幕一軍が濃厚となってきた。開幕候補の星野伸,初の開幕一軍を狙う広末涼子の同級生・藤川もそれぞれ1回を無失点と結果を残した。打っては、タラスコ,トラさんに一発が飛び出すなど、投打が噛み合った。一方、近鉄も助っ人2投手が登板。先発のエルビラは球が高めに浮き2発を浴びるなど3回を3失点と課題を残したが、3番手でマウンドに上がったウォルコットは3回を無失点と上々の仕上がり。

 佐々岡、好投一転、突如メッタ打ち!
開幕投手大本命の広島先発・佐々岡は立ち上がりから快調な投球で5回まで2安打無失点の好投。しかし、迎えた6回、先頭の井口に粘られた挙げ句に四球を出してしまうと、突如、崩れて一気に5失点。達川監督は「スタミナが心配。開幕戦もいきなり完投は無理だね」と渋い表情。一方、ダイエー先発は、右肘故障からの復活を賭ける西村。制球に苦しみ5つの四球を出したものの、持ち前の粘りの投球で6回を4安打2失点。この内容に加えて、「西村が開幕投手になればチームは100%優勝」のジンクスがお気に入りの王さんは、若田部に続いて西村も開幕候補として考えている事を明らかにした。また、守護神・ペドラザが2度目の登板。2回を1安打無失点と無難な内容で、今季も健在ぶりをアピール。打っては11安打で10点と上昇気配。

 山本昌、4回無安打の好投! ゴメス、2発4打点!
中日は、開幕投手候補の山本昌が先発。スクリューボールが冴え渡る山本昌は4回を投げて無安打2四球で無失点と言う素晴らしい投球を展開し、開幕投手へ向けて強烈アピール。打っては、主砲・ゴメスが相性のいい東京ドームで2本のホームランを叩き込み、順調な仕上がりぶりを見せた。一方、日本ハム先発は、3年連続開幕戦完封を狙うガンちゃん。不用意な投球でゴメスに一発を浴びたものの、打たれたヒットはこれだけで、3回を1安打2失点とまずまずの出来。不安なのはリリーフ陣で、中継ぎの下柳は1回1/3を投げて3安打3四球で5失点の大乱調。抑えとしての期待がかかる新助っ人・ミラバルもエラー絡みながら1回2/3を2安打2失点と課題を残した。

 許、大乱調ながら、8回まで晒し者!
ヤクルト先発は、ここまで不安定な内容の投球が続いていた伊藤智だったが、3回を1安打4三振で無失点の内容で、ようやく結果を残した。また、二軍から昇格したばかりの石井弘、ルーキー・藤井が2回を無失点。中抑えとして期待される五十嵐,守護神・高津も1回を無失点と好投を見せ、完封リレーをマーク。打っては、佐藤が3安打1打点真中が一発を含む2安打2打点と、相変わらず、外野陣が好調を持続させている。一方、西武は、オツが左太腿を痛めた事で、急遽、先発登板となるアオリを食らった許が11安打7失点と散々な内容にも拘わらず、8回まで167球を投げさせられる晒し者状態の嫌がらせを受け、打っては、両助っ人が欠場した事もあってか散発4安打と昨年を彷彿させる寒い内容となった。