球界トピックス

3月24日
オープン戦結果:S1−4YB D5−4M F2−6L H−T:雨天中止  


 破戒僧・清原、開幕二軍決定! 待望の開幕ダッシュへ光明!
左太腿裏の肉離れによるリタイアから復帰を目指す破戒僧・清原だったが、斎藤雅が中途半端な治り具合で肉離れを再発させてしまった(この日、都内の病院で精密検査を受けたところ、全治3週間の診断が下された)のを目の当たりにしてしまい、ビビった茂雄が「結論から言うと無理。120%治してからと言う事になった」と決断を下した事により、プロ15年目にして初の開幕二軍スタートとなる事が決定した。これにより、今夜の松井さんの開幕4番はほぼ内定となり、待望の開幕ダッシュへ光明が指してきた。また、22日の中日戦で左足ふくらはぎを痛めた後藤は軽度の筋膜炎と判明し、開幕一軍が微妙な状態だ。

 野村、6回1失点! 中野渡も開幕一軍内定!
横浜は左肘遊離軟骨除去手術からの復活を賭ける野村が先発。低めへの制球が素晴らしく、6回を投げて3安打無四球の1失点と上々の仕上がりに権藤さんは「溌剌として投げていた。開幕に間に合ったな」と胸をなで下ろした。また2番手でマウンドに上がったルーキー・中野渡は、この日も1回を3人で切り抜ける好投。オープン戦9回無失点と安定した内容で開幕一軍は、ほぼ当確となった。一方、ヤクルトは先発のハッカミーが5回を2安打1失点と無難な内容だったが、2番手の山部が大乱調。2安打3四球3失点で一死も取れずにKO。投げれば火だるま状態の山部は、いよいよ開幕一軍が微妙となってきた。打線の方も4安打と沈黙したが、絶好調の稲葉は5号ソロを含む2安打と一人気を吐いた。

 武田、4回1失点! 開幕へ向け十分な手応え!
中日先発・武田は4回を投げて3安打4三振の1失点の内容。右膝の故障で出遅れていたが、きっちり仕上げてきており、開幕には十分間に合う手応えを感じさせた。中継ぎの正津は、この日も、1回2/3と好投を見せたが、ルーキー・山北は制球が定まらず2失点と不安を残した。打っては、不振の為、開幕スタメン落ちの危機に陥っている山崎が久々に一発を放ち、アピール。一方、ロッテ先発の小林雅は中日の足攻に掻き回されて、6回を8安打4失点とクイックモーションに課題を残した。絶不調のバリーは、この日も2打席続けて凡退し、一時はついに打率1割を割ったが、3打席目にようやく二塁打を放ち、何とか復調へのきっかけを作った。

 金村弟、2年連続オープン戦首位打者へ固め打ち!
金村弟が先制2号2ランを含む3安打と爆発し、オープン戦の首位打者に躍り出た(オリックス・鈴木は規定打席不足)。兄の引退で禁断のツープラトン幻惑殺法が封じられたショックを拭い去るべく、今季は特別な意気込みを見せる金村弟だが、2年連続のオープン戦首位打者がいよいよ視界に入ってきた。前日2ホーマーとベールを脱いだフェルナンデスも3安打の固め打ちで上昇気配。投げては、急遽、先発登板となった竹下が4回を投げて5三振を奪う力投で自責点1とまずまずの内容。土肥,芝崎,西崎のリリーフ陣も、それぞれ無失点と結果を出した。一方、日本ハムはローテ入りが期待される先発・桜井が8安打で5失点の散々な内容で4回途中でKO。打っては12残塁と拙攻で大島監督は終始、憮然とした表情を見せていた。尚、西武は開幕候補のオツが左太腿痛を訴え、25日に予定されていた先発登板を回避する事が決定。これにより、霊感投手・松坂が球団初の10代の開幕投手を務める可能性が高くなってきた