球界トピックス

3月15日
オープン戦結果:G10−6S D6−1T L4−5M Bu5−2F BW13−4H


神宮:ヤクルト0勝1敗
G  000200701 10
S  000000204  6
勝:メイ1勝0敗
負:石井一0勝1敗
本:清水2
 名手・川相、2安打1打点の活躍! メイ、5回無失点の力投!
ニックンが足の張りを訴えた事により、茂雄は渋々、名手・川相を2番ショートでスタメン起用。川相は第1打席に得意の粘りで四球を選ぶと、第2打席では職人技の流し打ちで右中間へチーム初安打。第4打席では、またも渋い流し打ちでライト線にタイムリーと大活躍で、V奪回へのキーマンぶりを十二分に発揮! また、フロントと茂雄から嫌がらせを受け、今季から一発狙いの打撃に修正中の清水は4回、左腕の石井一から豪快な2ランを放ち、武上打撃コーチの「今季も左腕相手の時は幽閉の予定」発言を一蹴! 阪神時代から、川相をバックに背負い絶大な安心感を持って投げられる巨人投手陣を敵ながら羨ましく思っていた先発のメイは伸び伸びとした投球で3併殺をとるなどヤクルト打線を翻弄し、5回を3安打無失点と好投。また、昨年、名球会の夢を泣く泣く諦めて抑えに転向したにも拘わらず、タイトルを争うチャンスを剥奪される嫌がらせを受けた事で先発を熱望しているにも拘わらず、前回に続いて、またしても河本組長,野村の前に投げさせられると言う抑えどころか中継ぎ扱いの嫌がらせを受けた槙原も1回を無失点に抑え、先発転向をしぶとくアピールした。


 復活・武田、3回無失点で開幕にメド!
中日は、右膝痛により、当初は、開幕絶望と思われていた武田が先発。3回を2安打無失点の好投を見せ、開幕ローテ入りにメドが立った。新助っ人・曹は3回を1失点、好調を持続している正津はまたも3回を2安打無失点と無難な内容。打っては、絶好調の福留が、またもタイムリーを含む2安打と気を吐いた。一方、右太腿に張りを訴えて欠場していたタラスコが復帰。早速、ヒットを1本放ち、全快ぶりをアピールすると、もう一人の新助っ人・バトルもタイムリーを含む2二塁打と調子をあげてきた。投げては、先発・湯舟が6回1失点と好投し、開幕ローテ入りに当確ランプを灯したが、2番手の中込尊師は9回に5安打を集中されるなど、3回を投げて8安打5失点の乱調で課題を残した。

 「あれくらいの投手」・後藤、初回からメッタ打ち!
ロッテは、鈴木(オリックス)に「あれくらいの投手」呼ばわりされた後藤が先発したが、初回、いきなり5安打を浴びて4失点。2,3回と抑えたものの、立ち上がりに課題を残した。しかし、2番手以降の投手が好投。ドラ3ルーキー戸部,弊社期待の新星・礒,ゲンちゃん,吉田,ドラ2ルーキー清水直と、それぞれ無失点で結果を残した。打っては、ボーリック,初芝が2安打と好調を維持。開幕スタメンを狙う立川も8回に決勝2号アーチを放ち、勝負強さを見せた。一方、西武は先発・潮崎が4回を3安打1失点と順調な仕上がりを見せたが、中継ぎ陣は課題を残す内容となった。

 ユウキ、7回1失点の好投! 開幕候補に急浮上!
近鉄の若手戦力が活躍。オープン戦初登板となった先発のユウキは7回を5安打1失点に抑え、開幕投手候補に急浮上。打っては、好調の川口,ルーキーの山下がそれぞれ一発を含む2安打と気を吐いた。一方、日本ハムは、新1番の小笠原が3安打と爆発。攻守でいい動きを見せている中村が代打ホームランを放ち、開幕一軍をアピールしたが、トム,偽ソーサの両助っ人はまたも4タコ。オバンドーの開幕出場が微妙なだけに、この二人の不振は気になる所か。投げては、2番手で登板した新助っ人・オーミーが2回をパーフェクトの好投。ここまでイマイチだっただけに開幕一軍へ必死のアピールをかました。

 鈴木、ついに8割到達! 開幕4番へますます墓穴!?
4番に「降格」の危機に陥っている鈴木は、この日は1打席でベンチに下がったが、8打数連続となるヒットを放ち、ついに打率が8割に到達。これだけ打ちまくりながらも、巧みに長打を打たず、打点もあげない事により、4番回避をアピールしていると言う見方が強まってきたが、そんな目論見も仰木さんには見抜かれており、その為にそんな芸当が出来てしまう事が、ますます仰木さんを喜ばせてしまい、開幕4番へ近付いてしまうと言う墓穴をより一層深く掘り上げた。また、ルーキーの迎が、オープン戦初打席でいきなり2ランを放つなど2安打4打点の活躍で、開幕一軍をアピール。投げては、来日が遅れた事で仰木さんの逆鱗に触れ、コメディアン転向指令を受けたウィリーが、オープン戦初登板で、6回を投げて3失点。毎回の様に先頭打者を出す不安定な内容に仰木さんは「先発6番手も微妙」と渋い顔。一方、ダイエーは、小久保が3安打,松中が2安打と、イマイチ調子の出ないでいた左右の主砲が復調の兆し。しかし、ローテ入りが期待されている先発の斉藤和は初回こそ3人で抑えたが、続く2回に突如、大崩れ。2ホーマーを含む4安打3四球で7失点と散々の内容でKO。永井,星野と、ローテ候補が相次いで打たれているだけに、王さんも頭を抱えていた。

 アマ側、五輪派遣希望選手リスト提出! ついに鈴木にも魔手伸びる!
この日、都内で開かれた五輪等特別対策委員会で、アマ側からプロ側へ派遣希望選手リストが提出された。パ・リーグには1球団1人ずつのリストが提出され、霊感投手・松坂(西武),ジョニー黒木(ロッテ),ガンちゃん(日本ハム),ヘッポコジャンピングスロー中村(近鉄),松中(ダイエー)、そして、本人はこの上なく嫌がっているが、鈴木(オリックス)にも、ついに要請が下りてしまった。セ・リーグについては具体的な選手名が挙げられず、ポジションで要請(内訳は投手2,捕手1,野手3)。最大12人が要請される可能性が浮上した事で、巨人・ナヘツネオーナーは、消極的ながらも派遣に協力する可能性を示唆したものの、「7月に優勝を絶望した球団はいい選手を出すだろうが、ウチは最後まで(優勝争いに)いくから」と、いい選手は出さない事をアピール。以前「5月には、どこが優勝するか決まっている」とほざいていたにも拘わらず、7月になっても出せないと言うのは、全く矛盾していると関係者は辟易しているとか…。