球界トピックス

3月13日
オープン戦(サントリーカップ)結果:M4−3S
L2−
3YB Bu10−13D H0−6T


 破戒僧・清原、実は軽傷! 今夜の松井さん、開幕4番へ赤信号!
左太腿裏の肉離れでリタイアし、全治3週間以上の診断を受けた破戒僧・清原だが、この日の検査で、当初の診断より軽い事が発覚。斎藤チームドクターも「開幕には間に合う」と語っており、ヤクルト・若松監督を初めとする5球団首脳が熱望する「4番清原」が開幕から実現してしまう危険性が出てきた。これにより、ここまで好調を持続して開幕4番を猛アピールしてきた今夜の松井さんの気力が萎えてしまう危険性もあり、関係者は戦々恐々。また、この日、東京・港区の全日空ホテルで読売新聞社主催の激励会が行われたが、席上でナベツネは「90勝,95勝が確実だなどと予言すると、後で恥をかくのはかなわんから、85勝以上確実と言い直す」と、巨大戦力も使いこなせなければ全くの無駄であり、ましてや監督があの茂雄では楽観視出来ないと察知したのか、ナベツネらしからぬ弱気な発言。一方、茂雄は「2割7分打線。防御率は3点台前半」と相変わらず、達成した試しのない「具体的な数字の公約」に御執心。「最低、年80勝さえすれば、恐らく今年のリーグ制覇は高い確率になってくる」などと、どこの球団でも80勝すれば優勝が見えてくるのは当たり前と言う、何か勘違いしている言い回しで締め括った。

 武藤、5回無失点の好投! ハタハタ石井、2安打1打点!
ロッテは、先発・武藤が好投。スライダーのキレが良く、5回を投げて4安打無失点の内容に山本監督も満足気。また、抑えのウォーレンも1回を3人でピシャリと抑え、順調な仕上がりぶりをアピール。打っては、ハタハタ石井がタイムリーを含む2安打と勝負強さを発揮した。一方、ヤクルト先発・高木も4回を2安打無失点と好投したものの、三本柱の一角・川崎は3回を4安打3失点、守護神・高津も1回を投げて死球を挟んで3連打を浴びるなど、不安の残る内容となった。また、野手では、稲葉がオープン戦3号となるホームランを放ち、絶好調ぶりを見せつけた。
 ポストササキ様・ベタンコート、初セーブ!
横浜投手陣が順調な仕上がりぶりを見せた。開幕候補の先発・斎藤タカシが4回で6三振を奪い1失点に抑えると、河原,偽サムライ・阿波野,島田の中継ぎ陣も、それぞれ1回を3人ずつで切り抜ける好投。ササキ様に代わる抑え候補として期待の新助っ人・ベタンコートも、MAX147kmの速球で三者凡退に斬って取り、オープン戦初セーブをマーク。打っては、3試合連続2安打と絶好調の石井タクローがまたも2安打を放ち、代打で登場した新助っ人・メローニも決勝タイムリーと結果を残した。一方、西武は腰痛で調整が遅れ、オープン戦初登板となる石井が先発。石井タクローのノックアウト打法をまともに食らって倒れ込み、西武ベンチは、一瞬、凍り付いたが、幸い当たったのはどてっ腹でケガはなく、結局、3回を3安打無失点と好投。西崎も2回を1安打無失点に上々の仕上がりを見せた。

 両軍29安打の乱打戦! 福留、逆転サヨナラ満塁弾!
前日は1点を争う投手戦だったが、この日は、両軍の投手が大乱調で、一転して29安打が飛び交う乱打戦と化した。中日先発は、武田,人斬り抜刀斎がリタイアとあって開幕ローテに食い込みたい鶴田だったが、4回を4安打3四球で4失点。ルーキー・山北も2回を7安打5失点と散々な内容。一方、近鉄先発は期待のサブマリン・宇高だったが、初回、いきなり4連打を浴びて、あっと言う間に4失点。以降はランナーを出しながらも5回まで無失点に抑えたが、立ち上がりに課題を残した。2番手・藤崎もキレが悪く3回を6安打5失点。極めつけは、1点リードで9回に登板したルーキーの吉川勝。一死満塁のピンチを迎えると、福留に逆転サヨナラ満塁ホーマーを浴びて轟沈。8,9回でエラーも絡んでの6失点に、梨田監督も表情を曇らせた。

 散発3安打の完封リレー! トラさん、9試合ぶりのタイムリー!
ダイエー先発は、地元・明石での凱旋登板となった永井だったが、初回、いきなり4連打を浴びて2点を失うと、4,5回にも打ち込まれ、5回を投げて8安打6失点と乱調。しかし、その後を継いだ新助っ人・ラジオは2回を1安打3三振、左の中継ぎエース・吉田も1回を3人で斬って取る好投を見せた。一方、阪神先発の新助っ人・ハンセルは低めに球を集める丁寧な投球で5回2安打無失点と好投をすると、ルーキー・吉野,与田,山崎もそれぞれ無失点と結果を残し、散発3安打の完封リレーを達成。打っては飼い殺しの危機から何とか逃れたい和田が先制タイムリー二塁打を含む2安打。不調だったトラさんもタイムリーを含む2安打と結果を出した。