球界トピックス
3月12日
オープン戦(サントリーカップ)結果:F6−1G L4−8YB Bu1−0D H1−2T BW14−5C M−S:雨天中止
東京ドーム:巨人0勝1敗
F 001100400 6
G 000000100 1
勝:伊集院光の弟子・金村1勝0敗
負:桑田0勝1敗
本:野口1、偽ソーサ1、江藤1
豪華リレーも、川相幽閉で次々被弾! 江藤、待望の初アーチ!
巨人の主力投手陣が続々とオープン戦初登板し、合わせて通算500勝の豪華リレーを展開! 茂雄は、前日に続いて、またも名手・川相を幽閉し、これに愕然とした桑田,カリメロは、不安感から、それぞれ一発を浴びながら、何とかその1点のみで切り抜けたものの、川相不在では粘りに欠ける打線は、日本ハム先発・伊集院光の弟子・金村の前に5回まで僅か2安打と沈黙…。この劣勢に茂雄は、6回から渋々名手・川相をショートに投入。左ふくらはぎ肉離れにより調整が遅れていた斎藤雅が6回からマウンドに上がると、同期入団で絶大な信頼感を抱く川相がバックにいる事で、かつての躍動感を取り戻し、いきなり連続三振を奪うなど三者凡退の快投を見せたが、川相効果もここまで。いかんせん調整不足は否めず、7回に打ち込まれて4失点と開幕ローテ入りへ赤信号。しかし、4番手でマウンドに上がった上原は川相をバックに悠々と投げ込み、2回を無失点と結果を残した。また、4安打に抑え込まれた打線だったが、不振の江藤にようやく待望の一発が飛び出したのが、唯一の収穫。
許、またも大乱調! マシンガン打線の餌食!
横浜は、開幕投手候補のゲーリー川村が先発。5回を3安打2失点とまずまずの内容で、上々の仕上がりぶり。打っては、ハマの大馬人・駒田の先制アーチを皮切りに6連打で5点を奪うなど、マシンガン打線が爆発。途中出場のルーキー・田中一も2点タイムリー二塁打を放つ活躍を見せた。一方、西武先発の新助っ人・許は、5回を9安打3四球5失点と大乱調。オープン戦3度の登板で10回2/3を21安打10失点と散々で、台湾でナベQに3連敗したと言う不吉な経歴の片鱗を覗かせた。
アゴくら、古巣相手に5回無失点の好投!
中日から移籍のアゴくらが、古巣相手に先発登板。初回、いきなり無死一、二塁とピンチを背負ったが、ここを粘りの投球で切り抜けると、あとはスイスイとかわして、5回を2安打4三振で無失点と、開幕ローテ入りへ十分な手応え。またフロントから最後通告を受け、今オフからプロゴルファー転向を目論む石毛が9回から登板。奇跡の無四球投球で三者凡退に斬って取り、セーブをマークした。一方、中日は、野口,山本昌の開幕投手候補の両左腕が登板。先発・野口は5安打されながらも、得意の粘りの投球で4回を無失点。山本昌も中村に一発を浴びたものの、3回を1安打1失点と、上々の内容を見せた。
星野伸、貫録の6回無失点!
阪神から移籍の星野伸が先発。伝家の宝刀・スローカーブを駆使して、6回5安打無四球で無失点と貫録の投球を見せた。打っては、フロントが第3の助っ人野手の捜索に早くも動き出した事で焦りを感じたか、インケツ続きの新助っ人・バトルが二塁打と犠牲フライを放つなど、調子が上がってきた事を必死でアピール。一方、ダイエー先発・若田部は、いきなり坪井に先頭打者アーチを浴びたものの、スライダーのキレが良く、5回を5安打1失点で、制球に課題は残したが、まずまずの仕上がり。また、昨年、未登板の謎の2年目助っ人・ランデルも、2回を無安打3三振の好投を見せた。尚、阪神の連敗は5でストップ。
苫米地&佐竹、両ルーキーで12失点の大乱調!
広島は、ここまで順調な仕上がりを見せていた注目のドラフト6位ルーキー・苫米地が先発登板。しかし、初回いきなり3四球で満塁とすると、藤井をファーストゴロ(記録はヒット)に打ち取りながら、ベースカバーが遅れた上に落球し、2点を許す一人相撲。続く2回には、谷に3ランを浴びるなど、2回を投げて6安打3四球7失点と散々の内容。また、ドラフト5位ルーキーの佐竹も1回を投げて4安打2四球の5失点と、両ルーキー投手が大炎上となった。打撃の方は、町田が2打席連続のホームランを放ち、開幕スタメンをアピール。一方、オリックス先発は、星野が抜けて左の柱として期待される金田。3回までは1安打と抑えていたが、4〜6回までに3発を浴びて、4点を失い、KO。また、4番に「降格」の危機に陥っている鈴木は、この日も、3安打と爆発して、ついにオープン戦の打率が7割を突破。ますます仰木さんを喜ばせてしまい、開幕4番へ近付いてしまうと言う墓穴を掘った。また、ジョージ,マルセドの加入で、仰木さんから執拗なプレッシャーをかけられている下痢ニールも3安打を放ち、2つの外国人枠の一角へ食い込むべくアピールした。