球界トピックス

2月20日


 名手・川相、随所で本領を発揮! V奪回のキーマンぶりをアピール!
この日、紅白戦に名手・川相が初出場。白組の「2番ショート」と言う真価を発揮出来る場を与えられた川相は、相変わらずの粘りと職人技でV奪回へのキーマンぶりをアピール! 3−4で迎えた5回裏には、高橋尚を相手に得意の粘りを見せ、凡退したものの、この対決で高橋尚の精神力を使い果たさせ、今夜の松井さんの豪快な同点アーチを呼び込んだ! 4−6で迎えた7回裏には、二塁に走者を置いて、内薗からライト前に職人技の流し打ちでタイムリーを放つと、二進後、内薗のワイルドピッチで、一気に二塁から同点のホームを陥れる好走塁を展開! 更に、同点で迎えた土壇場9回裏には、一死一塁で仁志の打席と言う場面で、ネクストバッターズサークルに立った川相は、紅組4番手・ノリダー柏田に対し「川相に回してはサヨナラ確実とあって、何としても仁志をゲッツーに取らなければならない」とプレッシャーをかけ、仁志の右中間を破るサヨナラタイムリー二塁打を呼び込んだ! 随所に川相効果を発揮し、見事にサヨナラ勝ちを収めた白組だが、茂雄は、初回に飛び出した破戒僧・清原のバックスクリーン直撃弾の事にすっかり夢中で、川相の活躍など、まるで記憶にない模様

 鈴木、半年ぶりの実戦復帰! 貫録の2打数2安打!
昨年、下柳(日本ハム)の死神ボールを受け、シーズン終盤を棒に振った鈴木が、半年ぶりの実戦復帰! 「ドカベン パロ野球編」で岩鬼の6割打法などと言う全員内野守備で簡単に封じられる100%スカシネタで、7年連続首位打者に赤信号などと描かれてしまった為、怒りを燃やした鈴木は、この日、紅白戦にスタメン出場し、一発を含む2打数2安打と気を吐き、安打製造機ぶりは健在な所をアピール。これには仰木さんも「たくましくなってきておる。4番打者的な力強さだ」と絶賛した。

 吉岡、豪快2発! 梨田監督も絶賛!
吉岡が、極端に左足を外側に開くオープンスタンスと言う新打法で、いきなり2発のアーチをかけた! あまりの爆発ぶりに、3番手として登場した守護神・大塚が、吉岡の胸元を厳しくついてのけぞらせる場面も…。紅白戦自体は両軍合わせて16四死球8失策と言うお粗末な内容で、おかんむりの梨田監督だったが、この吉岡の活躍には顔をほころばせ「中村と両外国人と共に、4人がクリーンアップと言う打線になればウチも助かるね」と期待を寄せた。

 伊良部、痛くもない右肘手術の可能性!
今季からエクスポズに移籍した伊良部クラゲが、18日に行われたメディカルチェックで右肘に異常がある事を指摘されていた事が発覚。この日、病院でMRI検査を受けた結果、関節部分に血の塊があり、手術する可能性が出てきた。痛みや自覚症状を全く感じていない伊良部は、検査写真に原因と見られる遊離軟骨が写っていない事も重なって「(ネズミが)あるかないかも分からないのにメスを入れるのは…」困惑した表情。手術すれば復帰は4月中旬になる見込みだが、血の塊だけなら3週間の薬物投与による治療も可能と言う事で、伊良部は「納得出来ないし、もう少し考えて再検査を受けたい」とコメントを残した。