球界トピックス

2月19日


 トラさん、豪快2発! 開幕4番へ強烈アピール!
巨人では茂雄の嫌がらせで飼い殺され、阪神へ移籍したトラさんが、この日、紅白戦で2打席連続アーチを放つ大爆発を見せた。ここまで、紅白戦5試合で13打数8安打5打点3本塁打と結果を見せているトラさんに対して、ノムさんは「驚く事はない。実力通り。ヤクルトで日本一に貢献した4番ですから。巨人で苦労して、人間的に大きく成長させた。何も言う事はない。ひと皮もふた皮もむけた」と絶賛。一方、トラさんと開幕4番を争うタラスコもタイムリーを含む3打数2安打2打点と活躍。更に、好走塁と強肩ぶりも披露して、その実力をアピール。松井ヘッドコーチは「触れ込みの片鱗を見せてくれた」と満足した様子。

 ジョニー黒木、右太腿肉離れでリタイア!
開幕投手候補筆頭のジョニー黒木が、この日、ウォーミングアップのダッシュの際、右太腿に痛みを訴え、予定されたシート打撃登板も回避して、すかさずアイシング治療を受けた。石井トレーナーによると「右大腿二頭筋の肉離れ」で、幸い軽症との事。病院へは行かないものの、しばらくはランニングと投球練習の中止を強いられ、投球再開までには1週間〜10日はかかる見込み。エースがリタイアした中、期待のドラ1ルーキー高橋が、この日、初のシート打撃に登板。打者9人に32球を投げ3安打に抑える、まずまずの内容を見せ、山本監督も満足気。また、名前だけはカッコよかったハートグレイブスに代わる助っ人投手として獲得を図っているロドニー・マイヤーズ投手(カブス)とは交渉が難航しているが、この日、ロッキーズ傘下・2Aカロライナのクリス・ロバーツ投手が、20日に入団テストを行う事が明らかになった。

 人斬り抜刀斎、退院長引く! 開幕一軍へ赤信号!
急性感音性難聴で入院中の人斬り抜刀斎だが、当初、2〜3日で退院と見られていたところ、今月下旬までずれ込む可能性がある事が明らかになった。回復は順調ながら、耳の機能が退院レベルに達しておらず、ドクターから(退院の)GOサインが出ないとの事。この儘だと、開幕一軍は絶望的となるが、首脳陣は治療を最優先させ、焦らずにじっくり調整させる模様。一方、この日の紅白戦で、新助っ人・バンチが、3回を投げて2安打1失点と好投。MAX146kmの速球と、鋭く落ちるカーブを駆使して、5つの三振を奪い、ぷよぷよSUNに代わる抑え候補としての実力をアピールした。