球界トピックス

2月15日


 人斬り抜刀斎、急性感音性難聴で緊急入院!
2年連続の開幕投手を狙っていた人斬り抜刀斎だったが、この日、宜野湾市内の病院で診察を受けた所「急性感音性難聴」と診断されて、「難聴になる危険性がある」と、その儘、入院する事となった。8日から耳鳴りを訴え、通院の結果、当初は「左内耳炎」と診断されていたが、症状が治まらず、この日の診断を受けた格好。入院は2〜3日で済むとの事だが、これは検査に要する日数の事で、検査結果次第では、もっと長引く可能性は高く、山田投手コーチも「痛い。がっかりだな」と肩を落とした。

 小野、カリメロ直伝のカーブで4回無失点!
この日、初めて行われた紅白戦で、小野がカリメロ直伝のカーブを駆使し、安定した制球で4回を2安打無失点の好投。負けじと、西山も4回を1安打無失点の力投を展開。更に、謎の家族構成に昨年から弊社が注目している2年目の進藤や、元メジャーリーガー・ノリダー柏田がいずれも2回を無安打に抑える等、注目される豪華先発陣だけではない所を見せつけた。紅白戦であるが故に、逆に言えば、打撃陣が全く打てなかったと同義で、この時期、投手陣の方が仕上がりが早いとは言え、今夜の松井さん、マッスル千代の富士、仁志、清水、川相幽閉策の筆頭刺客・ニックンら主力打者が揃いも揃ってノーヒットと言うお寒い展開であった。

 エセネオエセ松井、古傷・ギックリ腰再発!
エセネオエセ松井が、シート打撃中、全力疾走した際、「腰から力が抜ける様な感覚になった」と言う事で、高知市内の病院でレントゲン検査を受けた所、軽いギックリ腰と診断された。一昨年のキャンプでも痛めた古傷の再発とあって、雀士東尾も「大事を取った方がいい」と渋い表情。この日、赤田が左肩に炎症、デニーが右足首に違和感を訴えるなど、故障者続出と暗いニュースが続いたが、一方、期待の超大物助っ人・フェルナンデスがようやく来日。日本の1シーズンの試合数を知らなかったり、鈴木(オリックス)の事を「グレートプレーヤー」などとほざきながら、どこのチームか知らなかったりと、日本野球への関心の薄さを露呈プライドの高い現役バリバリのメジャー選手にありがちな慢心から、研究等も一切せず、メジャーでの十二分な実績を生かしきれない危険性も匂わせた。

 野村に、サード専念指令!
この日、達川監督は、野村に対して、サードに専念指令を出した。ポスト江藤として、サードを争っていた新井やボールが、打撃はともかく、守備での安定感がイマイチである事に加え、股関節に不安のある野村にショートと比べれば、横への動きの負担が軽くなる事も配慮した模様。「135試合サードで出て貰う事を前提」と言う達川監督に対して、野村は「これまではセカンドとの兼任を…と言われていたが、これでスッキリした。自分なりのサードを見せた」と意欲を見せた。

 前川、熱投335球!
昨年は11月31日を作らず、球団に没収された免許証奪還に成功した前川が、フリー打撃に登板。打者5人に118球を投げ込んだものの、43球がボールと制球難を露呈。「寒かった事もあるが、球がバラついたのはコーナーを狙ったから。真ん中へ投げようと思えばいつでも出来る」と、全く気にしていない様子の前川は、フリー打撃後も、黙々とブルペンで投げ込み。「与えられた仕事はきっちりやりたいので、やはり今まで以上に練習をしないとそういう仕事は出来ない」と、335球の熱投を見せた。